はじめに
本日はJ1リーグの第21節、清水エスパルスとのホームゲームです。
名古屋は前節勝利しましたが、選手3名に新型コロナウィルス感染症の陽性判定者が発生し、選手起用の面でも苦しい状況です。
長谷川監督も「今日もう一度検査をしてみんな陰性だったので、ホッと胸をなでおろしています。なんとか試合にこぎつけられそうなので、総力戦で闘っていきたいと思っています。」とコメントしており、どのようにこの状況を乗り越えるか注目です。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
①名古屋グランパス
3-1-4-2の基本布陣で予想します。誰が起用できる状態か不明ですが、若手選手、2種登録選手も数名ベンチ入りすると予想します。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:中谷、チアゴ、丸山のCBトリオと予想。
- MF:アンカーにレオシルバ、IHに稲垣と仙頭、左WBに相馬、右WBには森下と予想。
- FW:柿谷とマテウス カストロの2トップを予想します。昨日の長谷川監督の前日会見の内容を踏まえると、2種登録の貴田もベンチ入りはあるかも知れません。
②清水エスパルス
基本布陣は4-4-2と予想します。監督交代がありましたがアグレッシブな守備はそのままに、チアゴサンタナを中心とした攻撃での得点力が増しており要警戒です。
- GK:権田と予想します。
- DF:CBは鈴木義宜と原、右SBに片山、左SBに山原と予想。
- MF:CMは白崎と宮本、左SHにCジュニオ、右SHに西澤と予想。
- FW:チアゴサンタナと神谷と予想。U-21日本代表の鈴木唯人はチーム帯同があっても途中出場と予想します。
名古屋グランパスの勝ち筋
①チアゴサンタナを抑えられるか
前回対戦でも同点ゴールを決められましたが、好調な清水の攻撃陣の中でもチアゴサンタナの調子は特に上がってきており、本日の試合でも要警戒です。
チアゴサンタナ 2022 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
今節はただでさえ累積警告による藤井の出場停止が決まっており、新型コロナウィルス感染症の陽性判定者が数名出ているため、3バックの組み合わせが初めてのパターンも当然あり得ます。
【ピックアップクリップ】「サイドチェンジから山原怜音、カルリーニョスジュニオと繋ぎゴール前へパス。フィニッシュはチアゴサンタナが左足を振り抜きゴールへ突き刺した!!」7.6 ヴィッセル神戸 @ノエスタ
今節こそ清水のエースストライカーを無失点に抑えられるか、要注目です。
②清水のハイプレスに屈しない
先日、Football Labに興味深いコラムが掲載されました。
今年のJ1リーグ前半戦においてハイプレスを行った際に守備は成功したのか、失敗して敵チームの攻撃を受けてしまったのかというデータに関してのコラムです。
2022J1前半戦のハイプレッシング(ハイプレス)データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
清水は監督交代前のデータではありますが、このコラムにおいてはハイプレスを試みるものの、失敗して敵チームの攻撃を受ける傾向が多いようです。監督交代後の清水の試合を確認しましたが、ハイプレスを仕掛ける傾向は変わりが無さそうです。今節でも名古屋相手に同じようにハイプレスを仕掛けてくるでしょう。
別のコラムでは名古屋はハイプレスを受けるとボールを失いやすいというデータも掲載されていましたが、自陣ゴール前からのビルドアップも改善されつつあると信じてます。 コラムColumns – 2022J1前半戦の被ハイプレッシング下におけるポゼッションデータ。
清水のプレッシングを無効化できるパスを出せそうな仙頭やカストロに祈りつつ、名古屋の得点を期待しましょう。
おわりに
連戦の最中に色々なことが起こりますが、この苦難を乗り越えてくれることを信じましょう。
『INSIDEGRAMPUS THE DEEP 2022 ーVol.2 信じ続けた先にー』
良い試合になりますように。