ナウドと2022年の名古屋グランパスの求めるFW像 #grampus | グラぽ
編集者:既に重廣卓也・永井謙佑がレギュラーに定着し、永木亮太も存在感を見せている2022年夏補強のメンバーのなかで、いよいよナウドが実戦投入されました。しかしそのプレーには賛否両論でているようです。
デスク:75分から約20分のプレーになった。プレー機会がどんなだったかまとめてくれるか?
編集者:はい、以下のようになります。
- 75分イン
- 76分左サイドに流れてボールキープ、仙頭啓矢にパスを出すもオフサイドになる
- 77分右サイドに流れてボールをキープしようとするが、2枚に囲まれて奪われる
- 80分レオ・シルバの縦パス、リターンしようとするがパスカットされる
- 81分強い縦パスを収めるがプレスバックしてきたFWに奪われる
- 82分PA角でボールを受けるが激しいスライディングで潰される
- 84分左サイドでボールを受けてグラウンダーパスで決定機を演出
- 87分アバウトなロングボール、バウンドが合わず収められない
- 88分レオナルドが右サイドで反転スルーパス、仙頭啓矢にパスを出す
- 89分左サイドでロングボールを頭で落とし、仙頭啓矢に繋ぐ
- 91分ロングボール、胸トラップで収めるが囲まれ奪われる
- 91分相手ボールをつついてボール奪取を誘う
- 92分永木のクリア、収めきれない
- 94分左コーナー脇でボールを受けるが3人に囲まれ奪われる
- 96分試合終了
デスク:パッと見てもわかるようにアバウトなロングボールやクリアを収め切れていない、というところが不評なところだろうか?
編集者:82分のチャンスでシュートにいけなかったことを揶揄する声が多いようです。
デスク:ナウドは謎のベンチ外期間が続いていたのだよな。
編集者:だいたい10日間で設定されている隔離期間と同じくらいの離脱をしていたようです。
デスク:ということはコンディションはまだまだという可能性も高いよな。そう考えるとかなり手厳しい評価と考えられる。
編集者:良いところはどんなところでしょうか?
デスク:仙頭啓矢が抜けだすパスや、マテウス>森下龍矢の決定機を演出したパスのように、視野が広く、良いパスが出せるところだな。
編集者:逆に悪いところはどんなところでしょうか?
デスク:まずフィジカルコンタクトに意外なほど弱いことだ。そこで思い出すのがジョシュア・ケネディだ。
編集者:ケネディはめちゃめちゃフィジカルコンタクトに強かったですね。
デスク:一方でめちゃめちゃファールも取られていた。ナウドもあのガタイだ。キャリアの長い中国で、めちゃめちゃファールを取られてきたのではないだろうか。
編集者:フィジカルコンタクトでファールを取られることを怖がっている?
デスク:おっかなびっくりの接触をしているように見える。あの身体をもっと活かしたプレーができるようになると、そもそもボールを収める能力は高い。化ける可能性はあるぞ。
編集者:たしかに奪われたのも囲まれて奪われるようなケースがほとんどですものね。それはそんなに耐えられる選手は多くない。
デスク:クバと比較しているものもいるだろうが、そもそもクバはポーランドという国を代表するFW、格が違う。クバを求めたら厳しいだろう。
ナウドの良いところまとめ
- 思ったより反転のスピードなども含めてトップスピードはある(伊藤槙人とスピードで競り勝っている)
- パス精度が高い
- 視野が広い
- (おそらく)シュート精度も高い
ナウドのがんばらないといけないところまとめ
- 接触プレーを怖がっている?
- 敏捷性はあまり期待できない
- 守備の約束事の面で永井謙佑らに後れを取っている
編集者:昨日は鈴鹿ポイントゲッターズ戦でゴールを決めたようです。
【動画】8/20(土)練習試合「vs鈴鹿ポイントゲッターズ」 (インサイドグランパス:有料記事)
デスク:シュートを打てるところまで持って行ければ、これだけいいシュートを決められる。リードして、守ろうという局面でロングボールばかりではまだ真価は問えないと思う。
編集者:そんなに急いで結論を出すことはないよってことですね。次の出場機会を楽しみにしましょう。