はじめに
コンウェンですこんにちは。えー、勝ちました(パチパチ)。久しぶりに精神的に余裕を持った後半アディショナルタイムを迎えられた気がする第29節ミニレビュー&第31節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第29節レビュー
第29節の名古屋とアルビレックス新潟のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
ボールを保持して穴を探しながら比較的ゆっくり攻めてくる新潟に対し、そんなことはさせないと前線の永井和泉らからガンガンプレスをしかけた名古屋、結果奪取CBPの高さが物語る様に高い位置でボールを奪い、大チャンスを作ることができ、それらを確実に決めることで見事に3得点奪う事が出来ました。
さすがに後半はメンバーの変更、疲れ、もう攻めるしかない新潟等の条件から攻め込まれるシーンもありましたが、そこはミッチ率いる名古屋守備陣の真骨頂。ミッチの左手・足・体の3連セーブやクロス・バー選手の好守もあり、見事3-0で勝利をおさめることが出来ました。
スタッツを見ても新潟のゴール期待値3オーバーのシュート19本(何とラスト15分で11本)という終盤の激闘の跡が見て取れます。名古屋を見るとシュート成功率は20%、クロス成功率も高く、また、チャンス構築率や30mライン侵入も今季平均よりかなり高く、ハイプレスを起点とした攻撃がうまく行ったことが現れています。
個人CBP
個人データを見てみます。パスCBPでは新潟の中盤宮本秋山にチャンスを作られていた一方で、名古屋は和泉、徳元が上位。相変わらずボールの扱いが上手い和泉はやっぱり前目のポジションが似合います。徳元も技術の高さを見せ、クロスCBPもチーム一位と、チャンスを創出してくれました。素晴らしい選手が名古屋に来てくれましたね。
徳元はドリブルCBPでもチーム一位。左サイドで永井とも良い連携を見せながら、攻撃の軸となっていました。全体1位の新潟長倉も前評判どおりのいい選手でしたが決定的な仕事まではさせませんでしたね。
そして奪取CBPは我らが稲垣。名古屋の鉄人は素晴らしい働きでした。そして前出の和泉徳元が上位。前に後ろに素晴らしいプレスからの奪取を何度も見せてくれました。そこからパスCBPも稼げていると言うことで、前で奪って素早くチャンスを創出してくれた和泉徳元に拍手です。…ファストブレイク?お前ファストブレイクじゃないか!?どこ行ってたんだよ。
守備CBP1位はなんと俺達の神ことランゲラック。シュートに対するセーブだけでなくクロス対応などでも貢献してくれたということでしょうか。相変わらずの神具合で言う事なしです。あの3連セーブ全部決められてたら3-3の引き分けですからね(違)。チーム2位は内田。ナイスディフェンスでした。
数字上は出てきませんでしたが、触れなければならないのが終身名誉生え抜きの永井。ファーストディフェンスとしての前からの守備、一瞬のチャンスを見逃さず自慢のスピードで飛び出した2点目のゴール。全てにおいて素晴らしかったですね。
あ、あと菊地選手J初ゴールおめでとうございます。これから名古屋で200ゴールくらいまで頑張ってください。ちなみに名古屋からはどんなオファーがあったんでしょうか?年俸は?契約年数は?彼女はいるの?
第31節プレビュー
第31節川崎フロンターレ戦のプレビューです。名古屋と川崎のデータ(シーズン平均)をプロットします。
8.名古屋グランパス・川崎フロンターレのチャンスビルディングポイント比較
試合展望
川崎は攻撃・パスCBPがJ1位、ドリブルが3位と攻撃系CBPが非常に高いチームとなっております。また、TeamStyleを見るとポゼッション、カウンタープレス、ハイブロックの値が高く、ボールを握って押し込んでくるサッカーを得意としています。得点パターンも短いパスからとこぼれ球が多く、ゴール前での中途半端なプレーは厳禁です。また、最近の試合では橘田と鳥栖から移籍してきた河原が中盤で強度の高い守備を行っており、注意が必要です。一方失点はクロスからが多く、名古屋の武器であるクロスから先制しておきたいところですね。なお、第17節は見ての通りCBP上は圧倒しましたが2-1での惜敗でした。お の れ 鄭 成 龍。今節はお手柔らかに。
個人CBP
個人CBPを見るとキーマンは家長。ご存知とにかく気の利いたプレーのできるニクいヤツです。そして脇坂。出してよし受けてよしの要注意選手です。もっとも注意が必要だと思われるのが奪取CBP1位の橘田、本ランキングは累計ポイントのため名前が出ていませんが、同じく中盤での奪取力の高い河原とともに、中盤を制圧しに来ると思われます。攻撃時、セカンドボール、など下手な奪われ方はピンチを招きます。あたり負けず逆にこちらの攻撃の起点にしてやりたいところです。そしてストライカーは山田。強さも速さもある選手で今季12ゴール。自由にさせてはいけません。やったれ三國。
最後に
悔しい悔しい東京戦を糧に監督選手とも気持ちを入れなおし、素晴らしい戦いを魅せてくれました。この熱をもったままいい戦いを続けてくれると思います。シーズンもいよいよ残り少なくなってまいりました。引き続き、応援していきたいと思います。それでは。