2015年12月4日12:02付けメーテレWebニュースにて、名古屋市のコメントが報じられています。
http://www.nagoyatv.com/news/?id=122403&p=1
名古屋グランパスが新しいスタジアムの有力候補地として、名古屋市中区の白川公園を検討していることがわかりました。
名古屋グランパスによりますと、新スタジアムの建設にはJリーグが定めた収容人数などの設備基準をクリアすることが必要で、名古屋市内で条件を満たす土地は少なく、名古屋市科学館などがある中区栄2丁目の白川公園を有力候補地として検討しているということです。一方、白川公園の所有者である名古屋市は、「グランパスの意向については承知しているが、まだ正式に協議する段階に至っていない。正式な申し入れがあれば、具体的に検討することになる」と話しています。
いかにもお役所的というか、決まっていないことについて何も責任はとれませんよ、というスタンスがありありですが、広島の自治体の対応に比べれば交渉の余地があることを示しています。
広島にサッカースタジアムが建設されないのは、なぜなのか? 苦闘の歴史を詳細に振り返る【前編】
http://sportsmarketing-knowledge.jp/archives/250
目を疑うほど、お粗末な会議体。広島にサッカースタジアムが建設されないのはなぜなのか?【後編】
http://sportsmarketing-knowledge.jp/archives/262
こちらは広島のスタジアム建設に向けての苦難を示す記事です。
※前編より
新しい市長の時代が来ました。松井一實・現市長の時代です。松井市長は新人としての市長選では、広島市民球場跡地へのサッカースタジアム建設についても一つの案として是認し、「若者が輝ける計画」を進めることを公約に市長に当選します。市長は公約をもとにそれまでの広島市民球場跡地の開発方針を白紙撤回し、市民代表、学生なども含めた旧広島市民球場跡地委員会を立ち上げ、その中で活用の方針を模索することとなりました。
※後編より
まず、この会議体は事務局を県サッカー協会が担当することになったのですが、この事務局に県・市の自治体は参加しませんでした。この手の協議会では異例のことです。「私たちはいざとなったら知らないよ」と宣言しているようなものです。
そしてマンパワーのきわめて少ない県サッカー協会が事務局を担当することで、この会議体については、信じられないことに、公的な議事録がほとんど残っていません。誰が何を協議したかの記録が残っていないのです。このやり方に大変な危惧を抱いた有志の方が、その後ほぼ全ての回の会議を都合をつけて傍聴し、テープ起こしをして非公式ながらかなりの精度の議事録を作成してくださいました。しかし公的な協議組織といってもこのような状態でしたので、その委員の中にはかなり見識を疑われるような発言があり、議事も紛糾していきます。
想像を絶する展開です。是非全文をお読み下さい。