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2018年名古屋グランパス全選手レビュー (2) DF編

2018年名古屋グランパス全選手レビュー (2) DF編

畑尾大翔

競り合い・跳ね返しに優れロングフィードに自信アリな好青年だったのだが、獲得ニュース時点から風間適性について心配の声が上がっており、残念ながら事前の心配が的中し大宮へレンタル放出となった。多分片道だろう。今となっては、どうして取っちゃったんだろうと思わなくも無いのだが、どうして取っちゃったんだろうという選手は他に断られたからそこしか取れなかった場合が多い。つまり丸山大先生その他にシーズンオフ時点で断られたからの畑尾獲得だったと推測される。大宮でレギュラーを掴んだようなので向こうで頑張って欲しい。

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櫛引一紀

カオデカイ。前半戦のアレな時期に奮闘していた。4バックのセンターにいると何か怖いんだけど、左サイドバックや3バックの左ストッパーに置いておくと、わけのわからない持ち上がりで攻撃に厚みを持たせてくれた。カオデカイせいか妙にベテラン感があるものの25歳で、まだまだこれからの選手。風間さんがそういう起用をするせいでファンも慣れてしまっているのだが、4バックのセンター、サイドバック、3バックのストッパーを普通にこなせる選手はその時点でかなり貴重。攻撃力(主にクロス精度)と守備力(主にクロス対応)のどっちに磨きをかけるべきなのか悩ましい。個人的には守備もできる超攻撃的サイドバックとして覚醒して欲しいが………。名古屋の暑さにもだいぶ慣れたはずなので来年は更なる活躍に期待。

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新井一耀

完全移籍で取ったものの、去年の大怪我リハビリ継続中で、復帰は5月だった。しかもかなりの強行復帰だったらしく、数試合出場したらコンディション悪化。状態が良くなったはずの時期には丸山大先生と中谷しんちゃんがバリバリやっていたため、ベンチスタートで試合終盤の守備固めorパワープレー要員として貢献。大怪我からの復帰というのは、コンディションが100%とイコールではないので、実際難しい。怪我が完全に治り、キャンプからプレーできる来年が勝負の年になるだろう。やってくれないと困る選手。名古屋の男になったんだから名古屋で活躍してください。

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宮原和也

レンタル延長で今年もグランパスでプレーしたイケメン。J1でも無類の対人の強さを誇り、宮原がぶち抜かれたシーンはほぼ見た覚えがない。対人守備力と風間式トメルケール両方でチームに貢献しまくっていた。不動の右サイドバックすぎて、宮原の怪我離脱とともに風間さんが4バックやめて3バックにしたというエピソードを広島方面に伝えたい。タラレバだけど、宮原の怪我離脱が無ければ東京戦と清水戦で少なくとも勝点1は取れていたはずで、つまりもうちょっと楽に残留していたはずだ。アウェー広島戦で宮原のご家族がグランパスゴール裏に挨拶にいらっしゃったそうで、家族仲がごく普通に良いんでしょうね。数億と噂される移籍金を用意できれば、そして宮原本人の意思があれば、来年もグランパスで見られるだろうから、宮原ファンは祈りましょう、信じましょう、和也とトヨタマネーを。

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丸山祐市

鉄壁のガッツポーズマン。ガッツポ丸山大先生。FC東京さんに札束を投げつけて夏に獲得し、中断明けから不動のレギュラーとして大活躍。最後まで身体を投げ出してのシュートブロックとか、高精度のロングキックとか、グランパスの闘将の系譜を感じる。あの鋭いシュートブロックは『行く決断』を一瞬で迷い無くやれるかどうかがポイントらしい。丸山大先生も多分一人で10点は防いでいたし、残留への貢献度は最上級。東京方面からは「うちにいたころはあんなにガッツポーズしてなかった」とのコメントが寄せられており、どうもあのガッツポキャラはグランパスでのキャラ付けとして本人が意識的にやっている疑惑がある。もしくは、東京さんと比べてグランパスの『DFが輝ける職場環境(隠語)』に毎回ついつい感極まってしまうのかもしれない。どちらにせよカッコ良いから良いのだ。コバユーの大学の後輩で、インタビュー動画で色々と暴露するというファンサ方面でも大活躍。笑顔が進撃の巨人の超大型巨人に似ていると思うのだが、あんま言うとファンに怒られそうなのでやめておきます。

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中谷進之介

柏レイソルさんに2億5千万投げつけて獲得した(金額は推定です)。世代別代表常連だった実力は確かで、特に被カウンター時のボールへの寄せは見事。個人的な偏見で大変申し訳ないんですが、柏の選手=なんとなくチャラいイメージで、そうなのかと思っていた事前のイメージとは異なり、中谷しんちゃんは良い意味で地味で堅実なプレースタイルだった。ディフェンダーにはファンタジーアは不要なので地味・堅実なのはグッド。どちらかと言えば派手なプレーをするガッツポ丸山大先生の右隣で、地味にセーフティに相手のプレーを切って守備を引き締めた。ただ『身体の方向でどこにパス出すかがバレバレ』という柏方面からの評判がマジだったので、そこらへんはトメルケールでまだまだ改善して欲しい。前方にスペースがある時にはもうちょいドリブルで前進しても良いんですよ! 日本人的な醤油顔に野性味を足したような感じのイケメンなので来年にはもっと人気が出ると思う。

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和泉竜司

今年も色んなポジションをやらされまくった。レギュラーだったとは言い難いが、いなくなると本当に困るチームの屋台骨の一つだった。リーグ最終盤になると和泉が左のやや守備的なポジションに収まるのって去年からのお約束で、個人的にそれは風間さんが現実的な選択をし始めた合図だと疑っています。バシっとボールを止めることに成功した上で前方にスペースがあればやたら華麗なボール運びをする(開幕ガンバ戦のアレとか)のだが、止めるの成功率が日によってやたらイマイチ。それは周りが見えてないせいなのか周りが見えすぎているせいなのか、どっちなんだろうか。このまま行くと超攻撃的左サイドバックあたりに落ち着きそうだけど、最適ポジションを探す和泉と風間さんの旅は未だ終わらず、使い勝手が良すぎるのも考え物ですね。本人はきっともっと前目の位置で出場したいだろうから、他チームから『攻撃的なポジションでのレギュラー確約』あたりの条件で引っこ抜かれないように、風間さんが「来年はもうちょっと前目で使いたい」と声かけするとか、生涯グランパスという条件でトヨタホームが家を建ててあげるとか、なんか対策をよろしくお願いします。

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金井貢史

横浜Fマリノスさんに札束を投げつけて獲得し、夏場の7連勝に大貢献した。主にマリノスさん方面から「謎の得点力がある」「攻撃時になぜそこにいるってポジションにいる時がある」との評判だったのだが、本当にNSK、何故そこに金井なゴールを連発。GKとの駆け引きを制した技巧的なゴールの数々はシュート時に冷静でいられるからこそなのだろう。ただ本人が得点でイケイケになりすぎたのか、長崎戦でそこにいてくれないと困る場所を空けて大量失点の原因にもなり、それ以来サブに回った。本人も語るとおり、早いとか強いとか超上手いとかわかり易い長所を持つ選手ではないので、根本的に『相手を押し込んだ状況』じゃないと良さを発揮できない。それ故に、ややリアクション気味な戦い方になってしまった終盤でベンチだったのは仕方ないですね。金井が躍動できるサッカーをやれれば来年は優勝争いできると思う。

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ウィリアン・ホーシャ

開幕直前に急遽レンタル獲得したブラジル人CB。出場した試合では高い能力を見せてくれたのだが、怪我離脱3回で、3回目の後に実は帰国&手術していた=それだけの大怪我だったと発覚。怪我がちな選手だからこそ、あの時期に駆け込みで取れたという事情もあったのかもしれない。去就についての報道がまったく無いが、この稼働率&レンタルという事情からして、多分レンタルバックだろう。怪我さえなければ少なくともJ2では無双できるレベルのCBだと思うので、国内他チームでまた元気な姿を見られれば嬉しい。敬礼ポーズに込められた亡きお兄さんとのエピソードは印象深いものでした。

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内田健太

去年からチームに貢献してくれたウッチーは金井に押し出される形で山形さんへレンタル移籍。特に戻ってくる意味があるとも思えないので片道だろう。押谷なんかもそうなんですが、2016年オフのあの状況でグランパスに来てくれた選手達には本当に感謝しか無い。山形さんでレギュラーに定着しつつあるようなので、活躍を本当に心から祈っております。

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菅原由勢

なんと開幕スタメンを飾ったユース所属の高校生。シーズン中にA契約基準に到達しA契約してしまった。ただ流石にCBとしては修行不足感は否めず。そもそも菅原がCBとして出場している状況になってしまったことがいけなかった。世代別代表の不動の右サイドバックなので、宮原の去就次第で来年の右サイドバックの有力候補でもある。ユース卒期待の星。がんばれ。

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藤井陽也

主にルヴァンで頑張っていたユースっ子。新井の復帰前とかちょうどホーシャが怪我ったとかCBの選手層が大変なことになっていた時期に本当に頑張っていた。残念ながらあまり結果は出せなかったのだが、菅原と藤井の高校生CB2枚でなんとかしろは流石に酷過ぎましたね………。トップ昇格のニュースが無いので、大学に進学するんだろうから、大学経由で再会できることを楽しみにしています。

About The Author

ラグ
愛知産まれ名古屋在住の、趣味グランパス応援その他、本業はサラリーマンです。人からは感情的な呟きと文章のロマンチストと言われます。クロスバイク(TREK 7.4FX)でうろうろする自転車乗り。お酒大好き。痩せたい。
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  1. 藤井も昇格決まりましたね。

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