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2018年名古屋グランパス全選手レビュー (3) MF編

2018年名古屋グランパス全選手レビュー (3) MF編

小林裕紀

J1でトラッキングデータが見られるようになったと思ったら、案の定、毎試合のようにだいたい12km以上走っていたタフガイ。チームのためにスペースを埋め、ボールを必要とする選手にボールを届ける『水を運ぶ選手』っぷりはお見事。欲を言えばもうちょっと相手に当たれる個人守備力があると良いのだけど、CHとして出場した相棒がもっと守備の軽いアーリアだったりエドゥアルド ”イイカワルイカトウジツニナルマデワカラナイ” ネットだったりしたので、色々難しかったと思う。周囲のプレーレベルに良くも悪くも本人が引っ張られまくっている感じもあり、押し込んでいたら所構わずボール繋ぎに顔を出し、ボールを奪われたら相手DFラインまでプレスに行ったりするのに(場合によります)、逆に押し込まれるとDFラインに吸収されてヤバいスペースを空けてしまったりした。ただし、コバユがそこまで引いてるんだから誰か(主に相棒のネットが)当たりに行けよということでもあり、やっぱり色々難しかったと思う。正直、イマイチな時にはもっとコバユに皆を引っ張って欲しいが、中断明け以降のネットの操縦とか、そもそもチームが残留争いで大変だっただろうし、実質的に筆頭ゲームキャプテンとしてのストレスは半端なかったと思うので、まずは温泉にでも行ってスッキリしてもらいたい。シーズン終了間際にとうとう公式インタビュー動画に出現し、新潟さん方面からの「喋れば意外と熱いし良いこと言うんですよ」という情報を実証した。なお、その動画を見たとある方が「こんな声だったんだ………」と感想を呟かれていたのには笑いました。
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ワシントン

もう皆忘れてるかもしれませんがワシは開幕当初グランパスにいて試合にも出ていたんですよ………! ネットを取るために外国人枠を空けなければならず、残念ながら契約解除→瞬間的に浪人→レノファ山口さん加入となった。山口さんでも『相手にエンジェルワシントンパス味方にデビルワシントンパス』をやらかしているらしいのだが、ごめんあんま見てない。本当に良い奴なんで活躍して欲しい。
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長谷川アーリアジャスール

大宮さんから移籍してきた。開幕戦とかめっちゃ良い感じで「ええ選手取れたわ!」と思っていたんだけど、最終的にはベンチを温める日々が続いた。ボールを前に運ぶ技術に長所があるものの、相手に誘い込まれがち&止めるの成功率がイマイチという、和泉と長所短所が被っている感じで、より使い勝手の良い和泉の方が重宝されていたのだろうか。間違いなく良い部分のある選手なので活躍して欲しいのだが、風間式に馴染みきれなかった雰囲気もあり、川崎さん時代の風間さんの選手の扱いを見る限り、放出かもしれない。ただこれだけは言わせてください。色々アレな時期にアーリアだけが悪かったわけじゃない。そしてアーリアがいてもグランパスは残留したので、アーリアが呪われていたわけではなく、アーリアの過去の所属チームが弱かっただけなのだー。個人的に最大のハイライトは新体制発表会での「(名古屋に来て)ミシンには行きました………味仙でしたっけ?」というコメントでした。
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ガブリエル・シャビエル

宮原と同じく、所属元からのレンタル延長で今年もグランパスでプレーした。コンディションさえ良ければぁゃしぃ小技でボールキープし相手をすり抜けていき、J1基準であっても相手チームファンから「シャビエルやばい」「上手過ぎる」等の賞賛が寄せられていた。いかにもフットサル由来の選手らしく、魅せと実用性を兼ねた小技が本当に上手い。磐田戦で田口をかわしたシャペウとか最高でしたよね。とにかく真面目な選手で頑張っちゃうし、相手からがっつり削られるもんだから怪我がちで、シャビエル出場の可否&シャビエルの調子がチームの戦績にほぼ直結していたため、磐田戦での怪我からの復帰&コンディション良化があと1週間遅れていたらグランパスは降格していたかもしれない。ちゃんと脚を治して、そしてグランパスに完全移籍してもらいたい。相変わらずよくわからない深夜時間帯にツイートを発信しては、ファンが「シャビエル早く寝ろ」と反応するのはお約束。ただ、特にナイトマッチの場合では試合時間から逆算して起床時間&就寝時間を決めているはずなので、そう変な時間に寝ているわけでもないということを、念のため申し上げおきます。そもそもあれ呟いてるのはブラジル在住の代理人だかなんだかっぽいし。ヒゲと髪型のせいで櫛引カオデカイ並にベテラン感があるけどまだ若い。もう一皮剥けてグランパスを優勝に導いて欲しい。
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秋山陽介

大卒ルーキーです。もう一度言いましょう大卒ルーキーです。去年時点の試合出場っぷりや出場の経緯ですっかりグランパスの選手感あったのだが、正式にグランパスの選手になったのは今年から。前半戦の主戦場の左サイドバックとしてはちょっと守備の強度不足で、期待通りの活躍とは言えず、なかなか厳しいシーズンだったかもしれない。しかし最終盤戦、3バックとなった後に左ウィングバックとして出場しチームに貢献した。早稲田卒、可愛い系、サイドアタッカーという要素が丸被りの相馬が来年入ってくることから、より純粋なサイドアタッカーぽい相馬とは違う、中に入ってもプレーに関与できるという強みを活かして頑張って欲しい。チーム内では陰キャラ扱いされているらしいが、読書家なのをそう揶揄されているのか、外部にはわからない本当の陰要素があるのかはわからない。ただ、本当に陰な奴だったら100%(隠語)にならないですよねぇ? 行けっアキヤマン! 100%秋山だ!
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エドゥアルド・ネット

川崎さんで色々あってグランパスにやってきたボランチ。川崎さん時代の風間さんの教え子で、グランパスにもすんなり順応した。いや、正確に言えば周りの選手がネットに順応したと言うべきなのかもしれない。グランパスに来て早々に太股を痛めたりグロインペインが悪化したりとコンディション的にはかなり厳しかったようだけど、マジでどこを見てるのかわからない視界からとんでもない縦パスを通していた。ただしその縦パスが威力抜群過ぎて依存度が高まり、結果的に相手から「ネット→ジョーのとこさえ潰しておけばOK」などと言われ、うるさいわクソックソッという感じだった。来年こそ万全な状態でプレーして欲しい。人柄的には典型的な『試合に出てなければ紳士』タイプで、ファンサが超フレンドリーなんだけど試合ではすぐブチ切れる。取扱いがものすごく難しい系統の選手と思われるのだが、どうも風間さんはそういう選手の扱いに長けているようで、ネットがブチ切れてもパスミスしても実力を信頼してピッチに送り出していたようだ。個人的に右足一本で立って左足をブラブラ動かしながらパス出す先を探すプレーが好きです。あなたが見たのは良いネットでしたか? 悪いネットでしたか? 僕は両方見ました。
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八反田康平

相変わらず風間さんの愛弟子っぷりを発揮していたのだが、去年、押谷と田口がやらかしていた『記憶に残る退場』を札幌戦でやらかしてしまった。良い時には攻撃にアクセントをつけられる選手なんだけど、スタートからではやっぱりちょっと厳しいのか。ファンの方には大変申し訳ないんですが、ハチの良さを出せる局面・役割と言われたら『攻撃が手詰まりした状況でお互いにルーズになってからのスーパーサブ』あるいは『強度の弱い試合での司令塔』しか思い浮かばない。そこの殻を破るべく頑張って欲しい。
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青木亮太

去年の大活躍っぷりから、今年も華麗な舞を見せて、そして代表入りだ! などと盛り上がっていたファンに対し、残念ながら華麗な舞をあんまり見せてくれなかった。これじゃ宇宙人じゃなくて日本人だよ。日本人だけど。とにかく太股のコンディションが上がらなかったようで、前半戦ではかなりの強行出場を続けていたらしい。ほぼフルシーズン出場したのが去年で初めてだったから、疲労等々、コンディショニングに苦しんだのだろう。来年こそ万全な状態で頑張ってほしい。あと、J2レベルではだいぶマシになっていたボールの貰い方の改善という課題を克服するか、あるいは、ボールさえ持てれば常に決定的なプレーをできるようになってほしい。例えて言うならやる気があれば意外と動き回るし色々やるベンゼマみたいになるか、メッシがメッシでいられるポジションで全力でメッシでいるメッシみたいになるかって話ですけど。個人的には超ロマン枠として青木名古屋メシメッシ亮太を見てみたい気もする。青木も最適ポジションがまだ定かではない選手で、どこで伸びていくのかを地球から見守りたいと思います。早く青木を打ち上げて再び宇宙人にしよう。
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前田直輝

松本山雅さんに札束を投げつけて獲得した。獲得ニュース時には横浜方面と松本方面からけっこう微妙な能力評価が寄せられていたのだけど、そんな風評を吹き飛ばす活躍だった。狭いところでボール受けるのを怖がらない、むしろすり抜けて行ける、瞬発力(スプリント力)もスタミナもある等、ドリブラーとしての良さが目立つけれど、最大の武器はキック力だと思う。小さく鋭い脚の振りから強いシュートを打てる。結局のところゴールに結びつかないプレーは守備側にとって怖くないので、前田を自由にすると打たれるぞ、という事実・印象は相手にとって脅威だったはず。課題は守備。特にWBとして出場した際の守備の立ち位置は割りとアレだった。そもそもそこで起用する風間さんが悪い気もしますが、まあそういう風間さんだから取れたはずの選手の一人なので、そういう風間さんのチームにいる以上は頑張って欲しい。来年にはパーフェクトオールバックを完全にモノにしてください。松本さんで鍛えられたからって、もしグランパスでの来年に走力が落ちてたら、そんなことは無いと思うけど、ちょっとトヨスポで走りこみを………。
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深堀隼平

ユース卒2年目。登録はMFだけど主にFWとしてルヴァンに出場していた。ルヴァン大阪戦で押谷と組んで前プレをやりまくって快勝した試合は本人的にも満足のいく内容だったはずだ。ただ、どうもそれは風間さんの意図ではなかったというか、レギュラーメンバーに適した方向性ではなかったようで、残念ながらリーグではベンチ外。結局、裏抜けとフィニッシュ以外にどう絡むかという1年目からの課題が今年も解決していないようだ。そういうプレースタイルの選手に組立への関与を期待するのもなかなか酷だと思うけど、せめてポストプレーをそれなり以上の水準でやれなければスタメンは難しい。頑張れ。

児玉駿斗

2021年加入内定済にして、今年も試合に出ていた嫌らしい系大学生MF。人球一体とも言うべきボールコントロールから「あっこいつ相手の嫌がることをやってニヤニヤしてるタイプだ(偏見)」て感じの嫌らしいプレーをしていた。リアルではどうか知らないがサッカーでは間違いなく性格が悪い。今年の試合出場ペースだと来年中にA契約基準に到達しちゃうんですが、その場合は大学サッカー部を退部するのかどうなるのか。スピードやフィジカルには正直あんま期待できない感じなので、『最低限当たり負けない程度の当たりの強さ』をなんとか身に纏った上で、あとはいかに相手の逆を取れるか勝負の選手。ロマン溢れるプレーヤーなので大成に期待しています。
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渡邉柊斗

来年のデビューに期待。
(※グラぽ追記:わざわざ榎本大輝の特別指定を解除してまで特別指定を行ったが、コンディションが悪化してデビューはなくなった。川崎フロンターレの大島僚太に近いタイプということなので、ラグさん同様、来季に期待したい。)
渡邉柊斗画像出典:名古屋グランパス公式サイト:http://nagoya-grampus.jp/team/top/player/

萩野滉大、倍井謙

ごめんルヴァンで見たはずなんだけどあんま覚えてない。萩野くんは来年の加入は無いようなので藤井くんと同じく大学経由での再会に期待。倍井くんは今後も頑張ってください。
(※グラぽ追記:萩野は、本職MFだったがルヴァンカップでは不慣れな右SBでの起用で、ちょっとかわいそうな一面もあった。前半途中での交代は苦い経験になったと思うが、今後もプレーを楽しんでほしい。)

萩野 滉大
萩野 滉大 画像出典:名古屋グランパス公式サイト:http://nagoya-grampus.jp/team/top/player/
倍井 謙
倍井 謙 プレミアリーグ京都戦

成瀬竣平

ルヴァンで躍動していた来期加入内定済のユースっ子。技術を武器に走って仕掛けられるサイドアタッカーで、系統的にはいかにも風間さんの好きそうなタイプ。前田、秋山や相馬等、参考にして追い越すべき先輩達がいるから良いところをガンガン吸収してほしい。とにかく負けん気の強さがプレーに表れていて、見ててドキドキさせてくれる感じがする。がんばれ。
(※グラぽ追記:この記事も合わせてお読みいただけると。https://grapo.net/2018/03/09/8496/  大切なのは身体のサイズじゃない~成瀬竣平の魅力

成瀬 竣平
成瀬 竣平 画像出典:名古屋グランパス公式サイト:http://nagoya-grampus.jp/team/top/player/

相馬勇紀

2018年グランパス出場試合不敗神話の男。体形を一言で言えばゴッグ。大学3年→4年の間にゴリゴリに筋トレして体を分厚くしたらしい。早稲田大4年で大学リーグから中1日でグランパスの試合にフル出場とか、秋山先輩が作り上げた伝統をしっかり継承しているようだ。抜群のスピードと高精度の両足からのクロスを武器とするサイドハーフ、ウィングバックで、プロレベルでも長所は通用するとプレーで示した。流石に広島戦と湘南戦ではだいぶ研究されていたらしく、ビルドアップでのボール関与時に脆さを露呈していたものの、そこは今後のトメルケールでの改善に期待。有無を言わさずスピードでサイドをぶっちぎるプレーは昔から今に至るまでサッカーの花形プレーの一つ。そういう華を持っていること自体が才能だから『ルーキーイヤーの来年』に頑張って欲しい。来年がルーキーイヤーです。よろしくお願いします。
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ラグ
愛知産まれ名古屋在住の、趣味グランパス応援その他、本業はサラリーマンです。人からは感情的な呟きと文章のロマンチストと言われます。クロスバイク(TREK 7.4FX)でうろうろする自転車乗り。お酒大好き。痩せたい。
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  1. とても読みやすく勉強になりました。
    ありがとうございました。

    相馬と前田の写真が少し気になりました。

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