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2019年J1第8節ジュビロ磐田戦マッチプレビュー

中位力なんていらない

苦手4連戦を1勝1分2敗と負け越してしまったグランパス。久々のホームでの試合だけに、勝たなければならない苦境に追い込まれています。

今年の目標はACL圏内。

達成するためには、とにかく勝利が欲しいのが正直なところです。上3つのチームに離されないようにしなければなりません。中位で満足していてはダメなんです。

以前のグランパスは相対的に低い順位のチームと対戦すると敗れることが多いということから、中位力という揶揄を受けることが多くありました。そのため上位にいけない。

グランパスが進化するためには、順位が下のチームに確実に勝っていくことが必要です。

今年のジュビロ磐田

川又堅碁、大井を欠くものの、前線のメンバーは豪華です。山田大記、アダイウトン、大久保嘉人。

その前線にボールを届けるためにロングボールが多いことが特徴です。

松本山雅戦 68 32
サンフレッチェ広島戦 78 36
大分トリニータ戦 64 29
サガン鳥栖戦 62 26
鹿島アントラーズ戦 63 16
湘南ベルマーレ戦 74 27
清水エスパルス戦 63 33

平均で68本。名古屋の48本に比べてかなり大きな数字なことがわかります。

清水エスパルス戦ではアダイウトンを前に入れて、ロングボールの成功率が50%近くに上がっていますが、その前の湘南ベルマーレ戦、鹿島アントラーズ戦では強さを持つ川又堅碁を欠いたことでかなり低い数字になっていることがわかります。ちなみにジョーのいる名古屋は46%と、磐田に比べて5%程度上回っています。

勝ちきれていないのは、前線にボールを収めることがなかなかできず、パスをつなごうとすると奪われる、というパターンが多そうです。

磐田の強みは守備

では磐田の強みはなんでしょうか。それは守備です。Football LABのこのデータを見てください。

http://www.football-lab.jp/summary/cbp_ranking/j1/?year=2019&data=defense

守備ポイントはなんとリーグ5位。名古屋グランパスは最下位の18位です。

この粘り強い守備がジュビロ磐田の生命線。これをいかに打ち破るかが鍵になります。
名波浩監督は以下のように語っています。
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=57396
「去年のアウェー戦のような勢いのあるゲームができればいい。高い位置で(相手パスを)できるだけ引っ掛け、下がらないようにしたい」
この中盤の守備を支えるのが、かつて名古屋グランパスにも所属していた田口泰士選手です。

http://www.football-lab.jp/player/900106/

このボール奪取力19はリーグ有数の数字になります。いかに中盤でボールを奪われないようにするのかが重要になりそうです。

グランパスはなにかかわるのか?

以前、フットボリスタや、グラぽでも取り上げさせていただいたグランパスのハイライン・ハイプレス戦術にもほとんどのチームが対策をしてきていました。

ラグさんのマッチレビューにもあったように、ハイラインの裏、4バック殺しを狙ってきています。まず間違いなく、アダイウトンでラインブレイクすることを狙ってくるでしょう。

ただ、大きくグランパスは変わることはないでしょう。

横浜Fマリノス戦では決定機10で1点、この部分をどう解決するかに取り組んでいるはずです。

この試合がいい試合になりますように。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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