負けてしまいました。いろいろ意見はあると思いますが、結構コテンパンに。
試合後には選手とサポーターの激しいやりとりも発生するなど、難しい状況だな、と思わされました。
特に先制点の場面は、どうやらデザインされたプレーだったようです。
--得点場面について。
スカウティングどおりのボールだったので、とりあえず枠に飛ばそうと思っていました。本当に、やっと入りました。
https://www.jleague.jp/match/j1/2019/101911/player/
シマオマテがCBの2人をブロックして、空いたスペースに入り込んだ平岡の動きは、最初から練習した形だったんですね。
グランパスも勝ちたいのですが、相手もグランパスに勝つために、必死で研究してきている、ということです。それでも先に進んでいる部分をいくつも見つけたので、それを書いていきたいと思います。
よかった1:シンプルに少ない手数でフィニッシュに繋げようという意図が見えてきた
残念ながら得点には繋がらなかったのですが21分のプレーです。シミッチが中央センターライン付近からロングフィード。左サイドで前田直輝が受けてクロス、残念ながらクロスはジョーの前ではじき返されましたが、これまでよく見られた「敵陣に押し込んでしまうけれども、そこから二進も三進も行かない状態になってしまう」という状態とは異なる形だったと思います。
実はこの試合、このように縦に速い攻撃が特に前半は多く見られていました。縦に速く、という意図があったせいか、逆に風間監督時代のような正確なパス回しというのがほとんど見られなくなってしまいました。
あちらをたてればこちらがたたず。なんて言いますが、ほどよくミックスって難しいんですね。
よかった2:せまいブロックをこじ開ける工夫が見えてきた
個人的に、この試合で一番のチャンスだったのがコレだったのかなって思っています。この試合、仙台は4バック+センターの2人で強固なブロックをつくっていて、なかなか攻め込むことができないでいました。
このシーンでは、ジョーがDFを引きつけてペナルティーエリアの端に動きます。
すると空いた中央のスペースに和泉竜司が侵入。
そこにシャビエルのクロスがわたり、ほぼフリーでヘディング。
同じように浮いていた前田直輝に落としますが、微妙に合いませんでした。
このちょうどペナルティーアークのところには必ずシャビエルか、前田直輝がいて、シュートを狙おうという動きはよく見えていました。
単純にジョーに放り込むだけでなく、ジョーを囮に使って、残りのFWで決めきろう、というのは良い狙いだと思います。
得点に繋がればよかったのですが、なかなかうまくいかないもんですね。
よかった3:いままでやられてきたパターンでやられなかった
これまでよくやられてきたパターンが、2枚目、3枚目の動きについていけないことでした。
この試合でも複数回見られたのが、前線に残っている長沢やハモンロペスに縦パスが一本でて、そこから落としたボールをフルスピードで走り込んできた選手(相方のFWや永戸、蜂須賀、関口ら)が受け取ってキーパーとの1対1を狙う、というものでした。実は6月の仙台戦でも幾度となく同じ形でやられており、今回もその形を警戒していました。
フィッカデンティ監督も、おそらくスカウティング的にその形を警戒していたのでしょう。ハモンロペスも長沢もスピードに優れたタイプではなかったのが幸いしました。丸山と中谷のコンビで2枚目の動きをしっかりと抑えて、フィニッシュされないようにできていました。これは大きな進化だと思います。(ダメですよ!そんなの当たり前だなんていっちゃ!)
ただ、同じ形への対応になれてしまったのか、82分、ハモンロペスがヘッドでフリックしたボールには対応しきれずPKを与えることになってしまいました。これは残念でした。
グラぽ読者のよかった探し
ここには今回も皆さんから寄せられた、よかったを紹介していきます。敗戦のあとにかかわらず、64件ものよかったをお寄せいただきました。ありがとうございます。
https://twitter.com/AtocN/status/1185730032372568064
鍵アカさん
「選手交代で空気が変わったことと、ジョーの後半?のキックがよかったです‼️」
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