グラぽ

名古屋グランパスについて語り合うページ

メニュー

2020年J1第18節 ガンバ大阪戦マッチプレビュー #grampus #gamba

両チームの予想布陣

ガンバ大阪の状況

  • コンサドーレ戦で勝利、意気揚々とホームに戻る
  • ここまで全試合先発出場の三浦弦太が怪我で離脱、この試合では欠場見込み
    • それにともなって4バックを予想
    • 3バックの場合は高尾瑠-昌子源-キム・ヨングォン
  • 小野裕二は長期離脱中
  • 矢島慎也は近日中の復帰が示唆されているが、この試合ではよくてベンチ入りか
  • 宇佐美貴史・井手口陽介は9月全試合先発
  • セントラルMFとして山本悠樹(高尾瑠の後輩:FC東京安部柊斗のライバル)が台頭
  • 宇佐美貴史の相方は固定ではないがアデミウソンが採用されることが多い

ガンバ大阪の戦い方

現在のガンバ大阪というと、チャンスの多くをサイド攻撃によって演出していることがわかります。

https://www.youtube.com/watch?v=Y9iK_axjrq4

サイド攻撃を支える高尾瑠

ガンバ大阪には元名古屋U-18出身の高尾瑠が所属しており、おそらくこの試合でも先発が予想されます。3バックの右、あるいは4バックの右サイドバックを務めます。

ガンバ大阪サイドバックのヒートマップ
ガンバ大阪サイドバックのヒートマップ

(サイドバック藤春と高尾のヒートマップ:引用元:Sofascore)

ここでおや?っと気づくところはないでしょうか。最終ラインにいるはずにも関わらず、高尾瑠のヒートマップで濃い色がついているのは敵陣かなり深いところなのです。

藤春(左)と比較してみると、藤春は最終ラインからまんべんなく色がついています。

高尾は3バックの右に入ることもありますが、その場合もサイドで持ち上がることができる、それでいてセンターバックとしての守備も兼ね備えているという選手なのです。

ガンバ大阪の右サイドといえば「小野瀬康介」がいます。小野瀬康介が素晴らしい攻撃を見せることができるのは、本人の実力だけでなく、前線までサポートをしてくれるということがあるかもしれません。

吉田豊とマッチアップで、どちらが勝つかが試合の行方を左右しそうです。

山本悠樹の台頭

山本悠樹は草津東高校(滋賀県)出身、関西学院大学で高尾瑠の1つ下。まだ大卒1年目で、レギュラー格の矢島慎也の怪我があるとはいえ、9月の試合ではレギュラーとしてその存在感を示しています。

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?276730-276730-fl

こちらの記事でもとりあげられていますが、もともとは司令塔、セントラルMFにポジションを下げてからボール奪取にも目覚め、ボールを奪ってパス出しもできるという心臓部を担うようになっています。

矢島慎也の復帰が近いということで、期するモノのあるはず、彼のプレーに要注意です。

井手口陽介と2セントラルMFを予想しています。米本拓司と稲垣祥とのマッチアップが見どころの一つです。

グランパスの状況

  • 神戸戦の失点をミスによるものと定義 https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/index.php?sid=1618&cid=105
  • 基本に立ち返ってミスを減らすことを徹底
    • ビデオ映像で全員とチャンスを作られたシーンを振り返った(おそらくビデオは和田コーチ作)
  • 「発生する可能性のある偶然」をいかに減らしていくのかを徹底
  • リハビリ中の長谷川アーリアジャスール・渡邉柊斗を除けばほとんど離脱者はなし

スターティングメンバー予想

  • 高い確率で金崎夢生、マテウス、稲垣祥、マルシンコンビ、ランゲラックは先発です。
  • ガンバ大阪のストロングであるサイドの対面になるサイドバックで、攻撃能力の高い選手よりも守備力を重視することになるでしょう
    • そこでオ・ジェソクを予想
  • セントラルMFの稲垣祥の相方
    • フィッカデンティ監督なので米本拓司になると思われます
    • 中2日のときでもなければターンオーバーはないと予想
  • シャビエルor阿部浩之
    • そろそろコンディションが上がってきていれば阿部浩之の起用で間違いないでしょう

ガンバ大阪対策

ガンバ大阪の守備は前線ではマンマーク気味に相手選手に付きます。これはグランパスが今年一番苦手とする形で、守備から攻撃への転換時の組立てが窒息してしまう可能性が高くなります。窒息対策は、ボールの出口を整備することです。出しどころがちゃんとあればちゃんと繋げることができるだけのスキルがあるはず。稲垣祥・米本拓司・阿部浩之の3人がどれだけ労を惜しまずきちんとボールを引き出せるかが課題です。

サイド攻撃への対策はサイド攻撃を

前回対戦のグランパスの2点目。成瀬竣平とマテウスのコンビで対面の藤春の裏を突き、クロス。シャビエルがシュート&こぼれに詰めるというゴール。

ヒートマップが比較的前目になっている高尾瑠と藤春廣輝の裏を突くカウンターをどれだけできるか。これが見どころです。

井手口陽介・山本悠樹対策は?

ガンバ大阪は3-5-2と4-4-2を使い分けています。3-5-2は小野瀬康介や藤春廣輝を最終ラインに入れて5バックにも変形する形で、もしもグランパスがサイド攻撃を複数回見せると、間違いなくこの形に変形して中央を締めてくるでしょう。

そうなるとサイドにフタをされることになります。その場合どうすれば良いのでしょうか。そうなると中央を使うことになりますが、無策で井手口陽介と山本悠樹の網に突っ込んでしまうと、ボールを奪われてしまうだけです。

井手口陽介を引きつけろ

ボールを奪ったら速攻をしかけたくなるところですが、サイドで遅い攻めをしたほうがいいかもしれません。2人以上引きつけて、そこで味方にパスを繋げることができればプレッシャーの少ないなかで攻撃ができるはずです。

速い攻めを信条とするグランパスですが、堅いガンバ大阪セントラルMFを超えて行くには遅い攻めにチャレンジしてみてはどうでしょうか。

 

良い試合になりますように

 

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

Leave A Reply

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE