アウェー鳥栖戦は引き分けでした。
正直なところ山﨑の怪我が痛すぎたし、シャビエル退場とか想定外の事があり過ぎたので、戦術的に何がどうとかは置いといて、『山﨑怪我交代がどう痛かったか』について振り返りましょう。
怪我による想定外の交代
これは今回に限った話ではありません。怪我による交代は、事前に想定していた戦術的な交代とは別に、交代枠を消費してしまいます。それによって、例えば「後半のここで投入したかった選手を使えなくなる」等の事態が発生します。
ある程度限られたメンバーでやりくりしている今期のグランパス。こうなったらこうだよ、こんな交代するよ、というパターンもある程度決まっているように見受けられますので、そういうパターン交代をできなくなってしまうのは痛い。
交代枠の消費によって、元々そんな変化をつけるわけでもないフィッカデンティ監督の選手起用が、更に硬直化する恐れがあります。
怪我の時間
開始1分での負傷、6分での交代によって、本来は後半途中から使う予定だったであろう相馬を84分プラスαも使うことになってしまいました。相馬は鹿島戦でフル出場していたので、後半には明らかなスタミナ切れに陥っていました。得意のドリブル勝負もなかなか仕掛けられなかったですね。そもそも骨折の影響もまだあるでしょうけど………。
早い時間の相馬投入は、後半の膠着した展開の主原因の一つではなかったでしょうか。
多分、石田を入れるプランもあったと思われますが、シャビエル退場でそれは無しになったんでしょうね。(編注:現地では秋山陽介と石田凌太郎がビブスを脱ぐところまではしていたのですが、退場で交代取りやめになったようです)
山﨑は今シーズン中に帰ってこれないのでは
先日、グランパス戦で怪我った和泉について鹿島から発表がありましたよね。
和泉選手が10/31(土)の名古屋戦で負傷し、チームドクターより左膝内側側副靭帯損傷と検査結果の報告がありました。
治療期間は6~8週間です。
竜司、待っています!#和泉竜司
詳細は、公式サイトをご覧ください。https://t.co/JSYn0GQWgQ pic.twitter.com/ofNLgezdmK
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) November 2, 2020
山﨑も映像見る限りではなんとなく靭帯をヤっちまったっぽいので、症状の軽重はあれども、6週間以上コースと思われます。最速で復帰できたとしても、最終節に間に合うかどうかくらい。ってことは………フォワードどうすんの?
フォワードいない問題
センターフォワードできる人材が元々ムーと山﨑しかいなかったのに、その山﨑が怪我ってしまった。これであとはムーに頑張ってもらうしかないし、そのムーがいない時には今日のように前田やマテウスを無理やりトップに置くしかなくなりました。そして前田もマテウスもトップに置いといて良かった試しが少なくとも今シーズンには無い。
ムーがへばったらどうすんの? の答えとしては、それでもムー頑張れ、しかありません。気持ちです。気持ちで何とかするのです。
アーリア早く帰ってきて
相手のパスコース制限する守備は上手いし、何かと気が利くアーリアはフィッカデンティ監督の好きなタイプのはず。トップに置くのは本人の得点力的にどうなの、という気もしますが、アーリアが真ん中で収めて左右の槍にパスを出せれば多分なんとかなる。
未だに骨折からのコンディション調整ができてないっぽいですが、既に移籍ウィンドーは閉じた今、戦力的な上積みポイントとしては怪我人の復帰しかありません。アーリアよ、復帰して名古屋のフィルミーノになるのだ………。
この試合の良かったところ
- 無失点守備陣
- 頼れるシミッチ
- なんか元気な吉田豊(それでも出足の鈍さ等が気になりますが……)
- 中二日なのにやたら元気な成瀬(若いって良いですね………)
- 少なくとも最低限の結果、勝点1を得たこと
この試合のウーン
- あまりにも不用意なシャビエルの退場
- 前半の内に決めきれなかった攻撃陣
最後に
次の広島戦はシャビエル出場停止です。今日の復帰、そーとーに強行復帰っぽかったので、シャビエルはあんま気にせず左足のコンディションをこの間に上げて欲しい。
他にも、中7日もありますから、前田や阿部もコンディションをもう一段階上げて欲しい。限りある戦力で頑張るしかない残り試合、少しでも上の順位で終われますように。
あ、稲垣は広島戦で恩返しゴールを3発くらい叩き込んでくれても結構ですので、よろしくお願いします。