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約束はいらない(拝啓 青木亮太様)

拝啓
青木亮太様

あなたの、名古屋グランパスへの加入が発表された時から、あなたのプレーに期待していました。その経歴、伝え聞く評判、膨らむ期待。ピッチ上で一体何を見せてくれるんだろうとドキドキしたものです。

しかし、好事魔多し、あなたとグランパスとグランパスファミリーの運命を変えてしまった、2015年のあの大怪我。2016年にピッチに戻ってきた神戸戦、実質ルーキーに何かができるような状況ではなかった。そして、降格して、2017年。

『宇宙人』の名に恥じぬボールタッチをとうとう披露してくれたJ2での日々。

昇格できたからこそ懐かしく美しく思い出される2017年の色んな事。でもリアルタイムでは色々あって、ヤッヒー大丈夫なのか的な声や、本当に昇格できるのかという不安感もよぎった中、あなたのプレーの一つ一つが、グランパスファミリーへ、昇格への期待感や、昇格できるんだと言う自信のようなものを抱かせてくれましたね。

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そのままJ1で大活躍、とは残念ながらいかなかったものの、あなたのプレーに「痺れさせられて」「夢を見させられた」ファミリーはとても多かったと確信しています。

あなたのプレーには、夢がある。

「またピッチ上でプレーをお見せします」なんて約束はいりません。あなたがミシャの薫陶を受けて札幌を、北海道を、日本中を痺れさせて、青木亮太すげえぜ! と全国のサッカーファンが口々にする、そんな日を、いちファンとして楽しみにしておりますし、きっとそうなるに違いないと思っております。

ユニフォームの色と柄が違ったって、痺れさせられた思い出は消えないのだから。

だから、また、言わせてください。
オレを痺れさせろ
と。

敬具

追伸
青木、適当に蹴るなよ! また会おうぜ!

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