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追試は続くよどこまでも2021年J1リーグ第13節 セレッソ大阪戦ラグのレビュー #grampus #cerezo

川崎に2連敗を喫したグランパス。しかし前節の「川崎対策」、「3-0になってからの闘いぶり」については、らいかーるとさんや結城さんのレビューでも言及されていたように、非常に前向きな手応えを感じさせられる内容だったと思います。

今節、セレッソ戦は、その内容が偶然だったのか実力だったのかの追試になると思ってました。3点ビハインドになったことで破れかぶれの開き直りをした……要は偶然の結果だったのか、それともグランパスの底力だったのか、ということです。答えは、意外な形でピッチ上に出現しました。

グランパス・セレッソのスターティングメンバー

ボールを持とうとするグランパス

セレッソは基本的にグランパスのディフェンスラインまでプレスに来ず、ハーフウェイラインあたりから守備を始めていました。今シーズンのグランパスが苦しめられた「稲垣と米本へのパスコースをフォワードが遮断する」「サイドハーフの前を塞ぐ」、つまり下平システム(みぎさん命名)を狙っていたのだと思います。

対するグランパス、相手ツートップがプレスに来ないから、丸山と中谷は落ち着いてボールを持てます。となれば今シーズンのセオリー的には、米本が相手フォワードの脇または裏でボールを受けるはずなのに、ピッチ上では違う形が展開されていました。米本がセンターバック間に落ちる形(要するにアレだよ、サリーダ・ラボルピアーナ)を徹底していたんですね。ビックリしました。

ガンバ大阪戦の米本拓司のヒートマップ
ガンバ大阪戦の米本拓司のヒートマップ
セレッソ大阪戦の米本拓司のヒートマップ
セレッソ大阪戦の米本拓司のヒートマップ

(引用元 https://www.sofascore.com/team/football/nagoya-grampus-eight/3136)

川崎戦はあんま参考にならんと思ったので、ガンバ戦のヒートマップとセレッソ戦とを比べても、露骨に2CB間に落ちているのがわかりますよね。

でも、「相手ツートップがこちらの2CBへプレスに来ない」=「2CBはボール保持時に数的同数かつ時間的余裕を持てる」状況なので、米本がサリーする必要なんて無いんですよ。それなのにやっていた。必要無いのに何故やるのか? 答えは一つしかありません。「ボールを持とうとしていたから」です。

やけに丁寧なビルドアップからの遅攻

徹底的にサリーする米本+2CBの3枚vs相手ツートップという数的優位を崩さないグランパス。ビルドアップ時にとにかく数的優位を作るのは、ボールを持とうとするチームの特徴です。今シーズン初めて………というかマッシモ政権になってから「基本的にはなるべくCMFが落ちずに2+2でビルドアップする」ことをやろうとしていたので、3+1でビルドアップしようとする姿には正直本当にビックリしましたよね。

ただし3+1にでやるからには中盤が手薄になるわけで、そこには柿谷が落ちてビルドアップ参加で対応。言葉で言うのは簡単ながら、柿谷への負荷がそうとう高くなっていたはずです。ビルドアップに顔を出しつつ攻撃時でもちゃんとPA付近へ顔を出し、足が攣るまで走ってなんとかしてくれた柿谷に拍手。

後半はセレッソにやや押されるものの………

試合を見ていて、最初は「セレッソがグランパスにボールを持たせてカウンターで攻めようとしている」と思っていたんですが、前半あまりにもグランパスがボールを持っていて、かつけっこう良い感じのチャンスを作っていた。あれ? セレッソさんひょっとして全然狙い通りじゃない? と疑い始めたら、案の定、後半になると向こうもかなりボールを持とうとしてきました。しかしながら、セレッソのストロングポイントである「中央に入ってくる清武」は稲垣米本で潰せるし、「坂元、松田陸の右サイド」は相馬と吉田豊が気合と根性で封殺。結果、途中から左にいた高木俊幸と、丸橋からのクロスくらいしかチャンスにならなさそうだったセレッソ。それでもダンクレー&チアゴ&キム・ジンヒョンの踏ん張りでグランパスの攻撃をなんとか弾き返していたものの、ここぞとばかりの「吉田豊の潜り込み」でグランパスがゴールゲット。お互いの得点チャンスの数・質的には妥当な結果だったのではないでしょうか。

ちょっぴり変わった「木本クローザーシステム」

この試合でも最終盤に木本&長澤を投入して逃げ切りを図ったグランパス。ここ数試合の木本(or中谷)&長澤投入時は、5バック-3センターの形となっていました。しかし、そうなると中盤が空き気味で相手にボールを回されまくったりして、むしろ危ない感じになっていたこともあったんですね。

ところが、この試合では木本がDFラインの1列前、所謂「アンカー」の位置に入り、長澤が左サイドに入りました。結果、自陣に引き籠るだけではなく、前目でボールを奪い、相手陣地で時間を消費することに成功していました。これはとても良い変化です。結局、ボールをある程度持たないと、はね返しても拾われて殴られ続けますからね。これも、受け身一辺倒ではなく、主体的に試合をコントロールしようとしていた現れではなかったかなと。

セレッソを貶すつもりはないけれど………

あくまでセレッソを貶す意図はないですが、ハッキリ言いましょう。「川崎と比べてセレッソの全てがヌルかった」と。多分、川崎戦の結果を受けて、グランパスは「やっぱりある程度ボールを持たないとキツいぞ」となったと思うんですね。そしてボールを持とうとしてみたら………相手がそんなに前からプレスしてこなかったことも大きかったと思いますが………特に前半は全然ボールを持てた。「川崎くらいのボール奪回力じゃない相手ならこれくらいボール持てるんだ」と選手達は思い出したでしょうし、自信にもなったことでしょう。あとは、選手、コーチ、監督その他、皆が「川崎の強度」を如何に忘れず、川崎を倒そうと向上し続けられるか、それを見ていきたいと思うのです。

この試合の良かったところ

  • 少なくとも現時点では敗戦が明らかに糧になっていること
  • 試合のコントロールをしようとしていたこと
  • 相馬と柿谷の連携が良くなっていること
  • 吉田豊の坂元完封&潜り込んでの冷静なゴールは見事

この試合のウーン………

  • とても頑張っているのはわかるんだけど、相手CBに封殺された山﨑には更なる向上をお願いしたい

追試はまだまだ続くよ

この試合のパフォーマンスは良かったです。必要なのは継続して発展すること。この試合くらいのパフォーマンスはできて当たり前となったら、その時にはグランパスが新たなステージへと進んでいるはずです。まあ、どうなるか見てみようじゃないか。

ラグランプさん
ラグランプさん
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About The Author

ラグ
愛知産まれ名古屋在住の、趣味グランパス応援その他、本業はサラリーマンです。人からは感情的な呟きと文章のロマンチストと言われます。クロスバイク(TREK 7.4FX)でうろうろする自転車乗り。お酒大好き。痩せたい。
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