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良かった、反省ポエムを書かずに済んで 2021年J1リーグ第34節 柏レイソル戦マッチレビュー #grampus #reysol

皆さんご存じのとおり、ルヴァン決勝の試合前、ファミリーの皆さんの気持ちをちょっとでもアゲるためにお気持ち系文章を書いて公開したわけですよ。あれね、恥ずかしいんですよ、本当に、自分で読み返して。自分の思いを表現しつつ、皆さんの気持ちをアゲようと、これが私の全力全開! な文章ですからね。ストレートな感情を思いっきり文章に乗せて、でも、読みづらくないように、独りよがりな文章にならないように、色々気をつけて書き上げて公開する文章。ありがたいことに、狙いどおり、読んでいただいた皆さんから良い感じの感想ををもらって、やったぜ、となったりするわけですね。

で、今日の試合。ぶっちゃけ負けるだろうと思ってました。カップ戦決勝から中3日のリーグ戦、優勝してちょっと緩んじゃったりする部分もあるだろうし、優勝も残留も関係ないし、柏レイソルは中11日あってコンディション万全だろうし。

週中試合でグラぽてんてーも大変だろうから、どうせ負け試合だけど、試合を見る以外特に予定のない僕が久々にレビューを書こうと思い立ったわけです。ところがどっこい、なんか勝っちゃったよ。中谷キャプテン真剣にすごいな。振り返っていきましょう。

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両チームスタメン

名古屋グランパス・柏レイソルのスターティングメンバー
名古屋グランパス・柏レイソルのスターティングメンバー

両チームスタメンはこんなかんじ。グランパスでみると、ルヴァン決勝と比べてシュヴィルツォク、シャビエルのスタメンと、久々に右サイドに入った前田が変更点です。

対するレイソルは4-4-2ミラーでセット。キック精度に優れるドッジと三原のCMFコンビで何とかするんやという感じでしょうか。

立ち上がり:レイソルの狙い

レイソルの狙いは明確でした。「グランパスのサイドバックへのパスをカットしてカウンター」です。グランパス、ビルドアップ時にSBが空いてると、そこへ機械的にパスを出しちゃうようになっているのは、ファミリーの皆さんならおわかりだと思います。レイソルめっちゃ狙ってきましたね。ミンテから吉田豊へのパスをカットされて決定機を作られたり、特にグランパス左サイド側、つまり木本の脇のスペースおよび豊へのパスは狙われていました。

しかし、出色のパフォーマンスだった中谷を中心に、最後の最後で踏ん張り、無失点。そこで得点できなかったレイソルは一気に苦しい感じになっていきました。

木本からシャビエルへ

試合開始当初では、木本がミンテの左に落ちてビルドアップに関与していたところ、前述のようなピンチを招いてしまいました。こりゃやばいぞとなったのか、前半早々にフィッカデンティ監督が動きました。木本アンカー、シャビエル一列下げの4-3-3化です。

4-3-3にチェンジ
4-3-3にチェンジ

前半のシャビエル、やたら低い位置に陣取り、ハーフスペースの守備&中距離のパスを供給することに徹していましたよね。本来であればもっと自由に、相手の嫌がるポジションを探してフラフラするシャビエルが、あんなに低い位置から離れなかった。これは明確にフィッカデンティ監督の指示によるものでしょう。木本に加えてシャビエルが落ちてビルドアップに加わることによって、サイドバックへのパス一辺倒ではなくなり、「グランパス左サイド側のハーフスペース&SBへのパスをカット」という、レイソルの狙いを無効化することに成功しました。

一方、シャビエルが低い位置から動かないことによって、前線が手薄になってしまう問題は、「稲垣がそのぶん走ればいい」という情け容赦ない方法によって解決。シュヴィルツォクにボールが入ったら躊躇うことなく前線に突っ込んでいく稲垣の姿には涙を禁じ得ませんでした。しかもその作戦がバッチリはまって先制。スローイン→シュヴィルツォク収めて稲垣へ落とし→稲垣抜け出しからのリターン→シュヴィルツォクが相手GK(キム・スンギュ)を手玉に取ったビューティフルループシュートという流れはお見事。

収めるシュヴィルツォクと走りこむ稲垣の波長が合っちゃえばこうなるっていうのは、今後の対戦相手にとっても脅威かもしれませんね。

後半

シャビエル→長澤、前田→森下
後半開始からシャビエル→長澤、前田→森下

後半スタートからシャビエル→長澤&前田→森下の交代。えっ、シャビエル下げちゃうの…? 前半ちゃんとタスクを完遂してたじゃん…。とビックリしましたが、そこは守備面でのリスク評価に定評のありまくるフィッカデンティ。先制したし、そのポジションの本職かつシャビエルと比較で守備力の高い長澤投入で試合を締めにかかるのはロジカルな采配だったでしょう。

計画どおりの塩漬け感マシマシで試合は進み、結果的に中谷の2点目がコーナーから決まって勝負あり。

5-4-1にチェンジ
5-4-1にチェンジ(2列目は流動的)

その後は5-4-1化して構えるという、レイソルにとって情け容赦ないフィッカデンティ采配によって試合は穏やかに終わりました。

この試合の良かったところ

  • 勝利(個人的にルヴァン決勝後だし今日は負けるだろーなと思ってたので本当にいい意味でびっくりした)
  • 中谷の超人的なパフォーマンス
  • SB陣の対地守備力は相変わらずすごい
  • シュヴィルツォクのエロいゴール
  • その位置でそんなプレーもできるんだ……というシャビエル

この試合のウーン………

  • 露骨に全てがゆるい前田(しゃーないというか、これが普通な気もする……)
  • 早速リーグ戦モードに戻っているマテウス

最後に

プレーでもってチームを引き締められる選手って素晴らしい。キャプテンマークがすっかり馴染んできた中谷を見ていると、来シーズンのキャプテンが丸山なのか中谷なのか今から楽しみです。次節はアウェー仙台戦。残留争い中のチームにすっかり厳しくなったグランパスが杜の都にて勝点3をゲットするのか? まあ、どうなるか見てみようじゃないか。

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