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2021年シーズンレビュー 全試合振り返り J1リーグ第18,20,23-29,32節 #grampus

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はじめに

前回に引き続き、J1リーグの18節から10試合を短評で振り返ります。

ACLグループステージの帰国後から東京オリンピック出場を挟み、勝ったり負けたりが続きました。

そして夏の移籍市場でシュヴィルツォク、キム ミンテの加入があり復調。

上位争いに踏みとどまることができました。

2021年J1リーグ第18,20,23-29,32節の振り返り

第20節 サガン鳥栖(A)  ×3-1

ACLグループステージから帰国後のアウェイゲームでしたが、1点先制後に3失点し逆転負けでした。

鳥栖と比較するとコンディション不良は明らかで、ボールを狩りに行っても出足が鈍く、厳しかったです。

先発出場選手がほぼ固定化されてる中で戦っていたため、仕方ないとも言えます。

出場選手の疲労を考慮し選手を入れ替えながら勝つことができれば理想ですが、それが出来れば名将ですね。

第23節 横浜FC(A) ×0-2

東京オリンピックによるリーグ戦中断後、初の試合でしたが完封負け。

実際、中断期間にも天皇杯など他の公式戦があり疲労の蓄積は仕方ないとは思っていましたが、後日、コロナワクチン接種の影響で連戦の疲労に輪をかけてコンディションが悪かったことが判明。

https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/?sid=2187&cid=99

横浜FCが前線からプレスしてくる時間帯、先制点後は引いて守ってカウンター攻撃と上手く試合を運び、名古屋は攻めあぐねている内に試合が終わりました。

第18節 横浜F・マリノス(A) ×0-2

2戦連続でニッパツ三ツ沢球技場でのアウェイゲームでしたが、またしても完敗。

試合序盤は名古屋が前線からのプレスで優位に立ちましたが、疲労の蓄積に加え、前田大然やマルコス ジュニオール相手に走り負け形勢逆転、失点後は立て直せずに終わりました。

失点しない前提で試合の準備をしている以上、先制点を取られることが既に想定外なのでしょう。

コンディションが悪い中、しかも過密日程の連戦で前線からのプレスを試みた理由は何だったのかは今でも気になります。

第24節 湘南ベルマーレ(H) 〇1-0

リーグ戦12勝目、15回目のクリーンシート。

湘南の決定力不足に助けられつつ無失点で切り抜けた後、CKから加入後初出場のキム ミンテが決勝点。

豊スタのメインスタンドから観てましたが、苦戦が続いていただけに痺れるゴールでした。

丸山離脱後にDFラインからのビルドアップや空中戦の弱さを改善できた意味でもキム ミンテの加入は大きかったと思います。

第25節 アビスパ福岡(H) 〇1-0

リーグ戦13勝目、16回目のクリーンシート。

前節の勝利で名古屋は勢いを取り戻し、守備ブロックからのカウンター、特に森下の縦への突破力を生かした攻撃でチャンスを作り続けました。

しかし、J1仕様に磨かれた福岡の守備ブロックは固く、東京オリンピックによる中断前までの名古屋なら得点は難しかったでしょう。

そんな中、”暴力”シュヴィルツォクが右足でゴラッソを沈めて勝利。

名古屋守備陣の奮闘を含め、名古屋の復調を告げる素晴らしい試合でした。

第26節 コンサドーレ札幌(A) 〇0-2

リーグ戦14勝目、17回目のクリーンシート。

札幌に序盤からボールを支配され、ひたすらに守備ブロックで耐える展開でした。

そんな中、カウンターから稲垣のヘディングで先制点を含めて2得点。

後半はマッシモ監督得意の塩漬けで試合を終わらせました。

良い内容ではなくても勝てるのは強いチームの証です。

これが続けられれば強豪に仲間入りできるのですが…。

第27節 清水エスパルス(H) △1-1

前田のミドルシュートで先制、あとは塩漬けでウノゼロと思いきや、ほぼ攻め手が無かった清水に対しクロスから失点。連勝は3で止まりました。

先制点後、明らかにボール保持を放棄し、自陣ゴール前で守備ブロックを作れば耐えきれると判断したようですが、その目論見は甘かったということでしょう。

内容の収穫もなく、勝ち点2を失っただけの試合でした。

第28節 徳島ヴォルティス(H) 〇3-0

リーグ戦15勝目、18回目のクリーンシート。

18回のクリーンシート達成は、J1最多記録に並ぶ素晴らしい記録となりました。

試合内容は、前回の対戦と同じく徳島のビルドアップのパスを引っかけてはカウンター攻撃を繰り返しましたが、徳島の守備陣に沈黙。

ラッキーなPK2本とオウンゴールで3点を奪ったものの、退場者を出し10人の相手に流れの中から得点できない点は反省点でした。

第29節 横浜F・マリノス(H) 〇2-1

リーグ戦16勝目、前回対戦の借りを返すとともに、ACL出場権獲得に近づく会心の勝利でした。

横浜にボール保持される展開は前回対戦と同じでしたが、今回はランゲラックを中心とした守備陣が踏ん張りました。

前回対戦との差は、チーム戦術的なものというよりも、名古屋の選手のコンディションが前回と比較して良かったという点が大きかったと思いますが、自陣ゴール前のブロックだけでなく、簡単にクロスを上げさせないように追い回した前線の選手たちの働きも素晴らしかったです。

一方、セットプレーでキム ミンテを回避する位置取りから杉本に走りこまれヘディングで失点しました。

守備の修正を試みた名古屋を更に上回る対策がなされたという点では、シーズン終盤に向け不安の残るシーンでした。

第32節 FC東京(A) △1-1

敗戦濃厚という試合内容でしたが、ランゲラックのスーパーセーブ連発に助けられ引き分けでした。

両チームが守備ブロックを構えた試合でカウンターの応酬という内容でしたが、今シーズンの名古屋のリーグ戦では最も走行距離が少ない102.12kmということからも、FC東京の長谷川健太監督に上手く名古屋の長所を消され、嵌められた内容と言えるかもしれません。

ただ、走行距離が少ない時の名古屋の勝率が悪いかというと今シーズンに関しては逆に勝率が高いという数字もFootball Labでは出ています。

走り勝つイメージの強い名古屋にとって、より効率の良い運動量の生かし方、試合運びを学ぶことができれば、試合を優位に進める余地が大いにあるのではないか、という気も個人的にはしています。

おわりに

ここまでリーグ戦30試合を振り返りましたが、16勝、18回のクリーンシートは立派な成績ですし、川崎には遠く及ばず取りこぼした試合も多いものの、ACL出場権を狙うには十分な戦績でした。

次回はリーグ戦の残り8試合を振り返りますが、また読んでいただけると幸いです。

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