我らが相馬勇紀選手が、日本代表に選ばれ、欧州遠征に参加しています。
遅れての合流になるため、初日は軽いランニングのみ。初戦の先発出場は難しそうです。
相馬勇紀選手ができるポジション
相馬勇紀選手ができるポジションはどこでしょうか。
1)4-3-3
日本代表は今年に入って4-3-3をメインに使用しています。
このフォーメーションでは攻撃的な選手が3人に限られ、相馬勇紀選手は強力なライバルと左右のウイングのポジションを争うことになります。
2)4-2-3-1
初期の森保ジャパンが愛用し、現在も変形するときに使用するのが4-2-3-1です。4-3-3に比べて攻撃的な選手のワクが1つ増えるところが特徴です。
この場合でも左右のウイングのポジションを争うことには変わりありません。
3)3-4-3
森保監督がサンフレッチェ広島時代によく使用していたのがこの3-4-3です。いままで予選や親善試合で試してこなかったフォーメーションですが、非常に攻撃的なフォーメーションで、攻めなければならないときには効果的かもしれません。名古屋グランパスもこのフォーメーションを採用しています。
名古屋ではLWBと表記されたウイングバックのポジションを務めることが多いのですが、実は1つ上の左サイドハーフのポジションも十分に努められるだろうとグラぽは考えています。LWB向きの選手が少ないこともあって、もしこのフォーメーションが採用されるとかなりチャンスが拡がると思われます。
ポジション争いのライバルは?
相馬勇紀選手にとっても念願のワールドカップ出場を果たしてもらいたいという気持ちはありますが、ライバルは手強いメンバーばかりなのも確かです。
左ウイングとしてのライバル
やはり相馬勇紀選手にとっては主戦場は左ウイング。しかしここには実績のあるライバルが多い。ただ、出場機会を減らしているライバルもおり、チャンスがあるとすればそれらのライバルを上回る実績を残したときだけ、と言って良いだろう。
南野拓実(27) モナコ
左ウイングとしてもっとも出場回数が多いのは南野拓実だ。本来のポジションはセンターフォワードと対になって動くセカンドトップだが、4-3-3ではそのポジションはない。その得点感覚を惜しんで起用されている。心配事があるとすると、リーグアンへの適応に苦しみ、出場機会が限られている。
- Good
- 得点感覚
- テクニック
- More
- 守備
- チームでの出場機会(7試合344分1得点/今シーズン)
三笘薫(25) ブライトン
南野拓実がしかたなく左ウイングをやっているのに対して純粋な左ウイングなのが三笘薫だ。あの高速ドリブルがハマったときは誰にも止められない。国際Aマッチ出場7試合で4得点は異常な数字と言っても良いだろう。
- Good
- 得点感覚
- ドリブル
- More
- 守備
- チームでの出場機会(5試合121分0得点/今シーズン)
前田大然(24) セルティック
圧倒的なスピードと運動量は、セルティックでも高く評価されている。既に今シーズンでも10試合出場している。前線での守備が求められるシーンは必ずあるはずなのでチャンスは得られるかもしれない。同じくスピードと運動量が売りな浅野拓磨の怪我の状況次第ではセンターフォワード枠での選出もあるかもしれない。
- Good
- 運動量
- スピード
- センターフォワードも兼ねることができる
- More
- 決定力(10試合で1ゴールは少し寂しい)
旗手怜央(24) セルティック
セルティックのなかでもそのサッカーセンスの良さは高く評価され、既にこの冬にイングランドプレミアリーグ移籍が噂されるほどだ。怪我で出遅れたにも関わらず7試合420分で2アシストの結果を残している。ユーティリティ性も高く、左サイドバック、左サイドハーフ、セントラルMFの3ポジションをこなせることも人数の限られるワールドカップでは有利かもしれない。
- Good
- 守備から攻撃までなんでもできてしまう
- センターバックとゴールキーパー以外ならどこでもできてしまう器用さ
- More
- 守備
- チームでの出場機会(5試合121分0得点/今シーズン)
右ウイングとしての起用はあるのか?
相馬勇紀選手はこれまでも世代別代表で2試合ほど右ウイングとしての起用はされたことがある。名古屋でも数試合はあったはずだ。
しかし代表では大エース伊東純也がおり、またさらに今シーズン絶好調の堂安律がいる。
右ウイングとしてはこの2人があまりにも圧倒的過ぎて彼ら2人になにかあったときしかチャンスはなさそうだ。
少しでもチャンスがある限り・・・
本人も他の選手のトラブルで繰り上げ当選は嬉しくないだろう。可能な限り今回の遠征で大きな成果を残してチャンスをつかみ取って欲しい。
その頑張るさまを名古屋グランパスファミリーとしては応援するだけだ。みんなで応援しよう。