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【小ネタ】契約更改を発表しないことの功罪

ワールドカップももうすぐ終わり。いよいよオフシーズンですね。

ここ数年のグランパスのオフは以下のような流れです。連日のように移籍のニュースが飛び交い、毎朝ドキドキして目覚めるのがこの時期です。

「悪いニュースがありませんように」

「良いニュースがありますように」

ただここ数年のグランパスのオフには特徴があります。グランパスファミリー目線でその流れをまとめてみます。

グランパスのオフの流れ
グランパスのオフの流れ

そう、グランパスは契約更新を発表しません

グランパスが契約更新を発表しない理由を想像してみよう

以前は契約更新を発表していました。

毎日0分になるとタイムラインを覗いて、

更新のニュース来てた!

キター!!!

え、○○さん・・・いかないで・・・!

そんなTweetをしていたのではないでしょうか。

そうやってタイムラインを賑わすことは、チームのプレゼンスアップ(存在感向上)に役立ちます。

発表をチームがすべてコントロールできる間はそれでいいのです。

グランパスのチーム目線でその流れをまとめてみましょう。(新年に出す予定の23年度版移籍の基礎知識から先出しです)

グランパス目線の契約交渉の流れ
グランパス目線の契約交渉の流れ

グランパスから「来季の契約はできない」と判断されると、そもそも「契約更新に関する通知書」の来期年俸に「0円」が記載されます。

おそらく、今年のグランパスでは吉田晃選手がそれにあたると予想されます。彼は新卒3年、下部組織出身ではないので来季はA契約枠を消費することになります。それは厳しい、という判断でしょう。

シーズンが終わると、今度は「契約更新に関する通知書」に記載された新年俸と、あとは来季構想、契約条件などを元に選手とそれぞれ交渉をすることになります。代理人(仲介人)と契約している場合には代理人がシビアに条件などを精査し、タフな交渉になるでしょう。

しかし一番大事だと思われるのが、「来季構想」です。この来季構想が、新年度このチームで戦って良いのか、という判断材料に占める割合が大きいと思います。

来季も3バックで行く、という構想が示されたことが宮原和也選手との交渉決裂の原因ではないかと思います。また、おそらく年俸のディスカウントが受け容れられなかったと予想されるレオ・シルバ選手のような例もあると思います。

さて、契約交渉をフルオープンにしているとどういうことが起きるでしょうか?

それは主力選手が来季の契約を迷っており、その慰留に努めているとき、それが知られるとファミリーにショックを与える、ということです。

確かに移籍のニュースはショックです。ですがショックが1回で済めば、時間が癒やしてくれるものです。

ただ不安な状態が長く続くのは心のダメージが多くなります。そういう状態が続くことを良しとしない、というのがグランパスの判断なのではないでしょうか。

また、更改しない選手に対する攻撃的な発言が増えることも想像されます。

本当に難しいですね。

時代はフルオープン

ところが最近は風向きが変わってきています。

モンテディオ山形のページを観て頂きましょう。

モンテディオ山形小野雅史選手獲得リリースの末尾にある新加入と契約更新済み選手の表示
モンテディオ山形小野雅史選手獲得リリースの末尾にある新加入と契約更新済み選手の表示

https://www.montedioyamagata.jp/news/p/11874/

これは新加入選手のリリースの末尾ですが、新加入選手のリリースとそのリリースへのリンクもすべて記載されています。

このページを見れば来シーズン決まっている選手について確認ができるわけです。

「この選手は残ってくれた!」という前向きな捉え方のほうをファミリーができる、とチームが確信できるから、公表できるのだと思います。

モンテディオ山形と同じようなアプローチをするチームが増えてきています。(FC町田ゼルビアなど)

複数年契約を公表する例が出てきた

昨年くらいから、J2を中心に複数年契約を公表するケースが増えてきました。

例えばこれは期待されている山口瑠伊選手の複数年契約更新のリリースです。

これは明らかに以下の狙いがあると思われます。

  • 安易な引き抜きへのプロテクト
  • 引き抜くなら複数年の分、高くなるよ、というアピール

日本ではなぜか複数年契約を公表する例があまりありませんでしたが、J1からでも海外に引き抜かれるケースが増えてきていますので、これからは変わってくるかもしれません。

結局どっちがいいの?

結局、

  • 「この選手が決まっていない」という不安
  • 「この選手は残ってくれた!」という喜び

この2つのどちらを重視するか、ではないでしょうか。

公表する派はJ2、J3が多いのですが、引き抜かれることの痛みを十分に味わっているチームが多いように思います(主観)。

これだけヨーロッパに日本人選手が狙われるようになると、契約年数も含めて公表しながらプロテクトしていく、という方向に進むチームが増えていくのではないでしょうか。

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About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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