ある日、うちの奥さんが言いました。
「私が見たいNHKのイベント(鉄道関係)に申し込もうとしていたら、同じイベントの中で玉ちゃんが大府に来るらしいよ」
面白そうだったので申し込んでみると、
私にだけこんなお手紙が届きました。
ということで、グラぽの誇る敏腕ライターのダンコバさんと同い年おじさん2人組で観覧して参りました。その感想を2人の対話形式にてお送りいたします。
イベント詳細ページ:「サッカー元日本代表・玉田選手と 代表戦を語る会」
イベント模様1・まずは玉ちゃんのキャリア紹介
というわけで、本日はお疲れさまでした。
お疲れ様でした。お誘い頂きありがとうございました。最初は司会から玉田の名古屋グランパスでのキャリア、日本代表としてのキャリアの紹介がされましたね。名古屋でのリーグ優勝を決めた湘南戦のヘディング、日本代表でワールドカップのブラジル相手に決めたゴールなど印象深いゴールを決めてます。玉田が話した内容で印象に残る話はありましたか?
【もう一度見たいあの試合】名古屋のJ1初優勝の瞬間をもう一度! 2010Jリーグ ディビジョン1 第31節 湘南ベルマーレ vs名古屋グランパス ハイライト
懐かしい試合映像とともに、という形でしたよね。まずグランパスの時の話でいえば、当時の、ピクシーことストイコビッチ監督のカリスマ性に触れていたのが印象的でした。
厳しいところと優しいところがある、とイキイキと話をしていたので、玉田はピクシーが好きみたいですね。あと、この人に認められたいという思いでプレーしてたという話は彼の負けん気の強さがよく出たコメントでした。
あとはこの映像のゴールについて、「杉本を信じて走りこんだ」と語っていたのはやはりグランパスサポーターとしては熱かったと思います。
12年経った今でも血が滾る映像でした。他には日本代表として戦った2006年ドイツワールドカップのブラジルが彼が対戦した中で最も強かったという話も印象的でした。そのブラジル相手に先制点を叩き込んでいるので意外でしたね。
【あの時の感動をもう一度】W杯歴代ベストゴール20連発⚽ベスト16までの軌跡|『FIFA ワールドカップ歴代ベストゴールSP』ABEMAで配信中!
「モノが違う」と繰り返し言ってましたものね。たしかに2006のブラジル代表はそう言われるにふさわしいメンバーだったと思います。それにしても、この映像が16年前、グランパスの優勝からも干支一回りですか…(苦笑)
2回目のリーグ優勝が待ち遠しいですね(笑)
イベント模様2・玉ちゃんが語るカタールワールドカップ
玉田のキャリアに続き、次のお題は今回のワールドカップについて、日本代表の活躍、ベスト4に残った国についての印象について語っていました。日本代表についてはよく頑張ったというプラスの評価と、自身の体験からベスト8以上を狙うなら更に選手の個の力を高めていく必要は感じる、という話をしていました。
スタートから「モロッコvsポルトガル」「イングランドvsフランス」両方観てきたって言ってましたね。それで午前中からのトークショーですから大変だ(笑)
日本代表についてはクロアチアのようなチームを相手にノックアウトラウンドで勝つためにはまだ力が足りていない、という話でしたね。
ちょうどベスト4が出そろったというタイミングでもあり、各チームへの印象も話していました。
モロッコは日本と同じく団結力のあるチームと評してましたね。アルゼンチンはメッシ、フランスはエムバペ、クロアチアはモドリッチと個人に触れてました。特にモドリッチは上手い上に運動量が多くてサボらないと絶賛してました。そしてメッシはワールドカップは取れていないですが、代表への貢献はマラドーナを超えてるでしょうとも話してましたね。確かにと頷きました(笑)
「メッシに勝たせたい」的な感情がほのかに見える、そんな話しっぷりでしたね。考えてみたらサイズに恵まれない、左利きで技術の高いアタッカーですから、共通項ばかりです。個人的にも、ここでアルゼンチンが頂点に立ったら美しい物語になるなあと思いながら聞いてました(笑)
CR7やネイマールもワールドカップの舞台から去ってしまいましたしね。玉田が世界の名手達のことを目を輝かせて語っているのを見て、本当にサッカーが大好きなんだなと伝わるものがありました。サッカーのことならいくらでも語れるんでしょう(笑)
イベント模様3・玉ちゃん、参加者からの質問に答える
最後の時間は参加者からの質問に答える内容でした。質問は「PKを蹴るのは好きですか?」「子供がサッカー漬けで親としては心配ですが、玉ちゃん自身はどんな少年時代を過ごしたか?」「将来は名古屋グランパスの指導者として復帰してくれますか?」といった質問が飛んでましたね。
ちょうど日本代表がPK戦で負けていたこともあり、そこにフォーカスした質問が出ていました。「点を取るのが仕事だし点を取りたいけど蹴るのが好きかというとそうでもないが蹴らなければいけないし蹴ることを自分に課していた」という実に複雑な心境を語る玉ちゃんがなんか、良かったです(笑)
子供がサッカー漬け案件はダンコバさんも他人事ではないと思いますが、いかがでしたか?
子供のサッカー漬け案件は我が家も同じ悩みを抱えてますから共感しかないです。練習と試合でかなりの時間を取られますから。サッカーというスポーツが面白いのが悪いのです!というのは冗談で、玉田が真剣に聞いて回答していたので好感度が高かったですね。真面目な一面が見られて良かったですよ。玉田ファンならキュンキュンしたのでは。
質問する方の顔をじっと見て、真剣に答える姿は本当に格好良かったですね。オランダvsアルゼンチンが荒れたゲームになったことについて問われた時の回答も印象的で、「良いことではない」と前置きしたうえで、経験上からもサッカー選手、もっと言うとアスリートの闘争本能自体は肯定的に捉えていることが伝わってきました。
そして、何より最後の質問ですよね。
私も聞きたかった質問を他の方がしてくれました。「将来は名古屋グランパスの監督として復帰してくれますか?」という質問に対し、「指導者に興味がある、将来的に名古屋の監督に就任して欲しいという声は嬉しい」と答えてました。あの場に居た名古屋グランパスのサポーターが聞きたかったコメントでしたよね。リップサービスだとしても嬉しく、場の空気も少し高揚してました。
自然発生で満場の拍手が巻き起こってましたね。みんな「その言葉が聞きたかった!」というところだったんでしょう。とても良い雰囲気でのトークショーの〆となりました。
最後に
久々に我らが玉ちゃんの姿を間近に見ることが出来ました。いかがでした?
今更言うまでも無いですが、相変わらず格好良いですよね。彼が纏う雰囲気に華があるのは現役時代と変わらないです。そして名古屋で指導者になるなら期待しています。経験ゼロでGM兼任みたいなオファーなら受けないで欲しいと思いつつ…。
会場から出る時にちょうどマスコットと撮影する玉ちゃんの近くを通るタイミングがありましたが本当に変わらずカッコよかった。「太らないように気をつけてる」というのは伊達じゃなかったですね。
どんな形になるかは分かりませんが、かつての戦友にオファーをする流れが今のグランパスに存在するのも事実ですので、期待しながら待つことにしましょう、というところでレポートを〆たいと思います。お疲れ様でした!
お疲れ様でした!