酒井宣福選手が脱臼骨折をしたことが発表されました。
脱臼骨折ってどんな怪我なの?
足首を捻ると、多くの場合は捻挫をします。捻挫は、関節を支える靱帯の軽い損傷が発生した状態です。切れてはいません。
捻った度合いが酷いと、次のいずれかの状態が発生します
- 靱帯が断裂する
- 靱帯で繋がれた骨が折れる(骨折)
骨折をしたことで、関節が外れる(=脱臼)こともあります。
今回の酒井宣福選手が負った、脱臼骨折は上記のような骨が1箇所以上骨折をして、関節が外れた状態を言います。
実は怖いことに、脱臼したときに、同時に靱帯の断裂も発生することもあります。また骨折が複数箇所にもわたることもあります。
全治はどれくらいなの?
今回、骨折の箇所の数や、靱帯損傷の度合いなどもわからないので、全治は不明です。
単純な骨折でも3ヶ月以上かかります。
靱帯損傷が断裂までいったり、骨折箇所が複数箇所にわたったりすれば、膝の怪我同様に1年くらいの離脱になる可能性もあります。
なお、骨折箇所は金属プレートで繋ぐかたちになります。そちらは強い衝撃があるとかなり「響く」そうです。
過去に同じような怪我をしたヒトは居るの?
試合中の怪我ですが、田中達也選手(当時浦和レッズ所属)が同じような怪我をしました。
当初の見込みは全治6ヶ月。2005年10月に受傷して、実際にプレーに復帰したのは2006年6月。8ヶ月かかりました。しかし、ベストコンディションにはその年はなかなか戻らず、2006年12月にプレート除去手術を受けた後2007年には復活、18試合で9ゴールを挙げます。
やはり、1年以上はかかる怪我という認識でいたほうが良いでしょう。
実は田中達の右足は、いまだに悲鳴を上げている。ボールを蹴ると痛みが走るのは今も同じ。それでも彼はメゲない。
「シュートを打つときに痛いのは、もうしようがない。だったら、痛くならないような位置でシュートを打てばいい。こう思うんです。僕のウリは、その前の段階なんじゃないかって。つまり、シュートに持ち込むまでの動作。これができなくなったら選手として終わりだと思う。でも、今はステップやダッシュ、ドリブルは違和感なくできる。その形まで持ち込めれば、後はどんな体勢でもシュートを決めればいいんでしょ。何の心配もないですよ」
僕たちにできることはなにか?
自分自身も経験のあることですが、怪我をしたときは「もう戻れないのでは?」という不安に駆られるものです。
そこに寄り添う、応援の言葉を届けていくことが大事ではないでしょうか。
酒井宣福の個サポのヒトは確実にいると思っています。ヨネの怪我に対して、丸山祐市が見せたヨネのユニフォームを掲げる姿は、きっとヨネの心に響いたはずです。
https://x.com/nge_official/status/1700853425318334476?s=20
同じように、酒井宣福に寄り添った振る舞いを我々ができると良いのでは、と思っています。
またいつか、あのプレーを見せてくれることを信じて、応援しましょう