はじめに
本日は7位のサンフレッチェ広島とのアウェイゲームです。
名古屋は前節はホームで引き分け、優勝争いから一歩後退しました。
通算成績では相性が良いとは言えないアウェイでの広島との一戦ですが、今シーズンの名古屋は対広島戦はルヴァンカップを含めると3戦3勝。優勝争いから脱落しないためには勝ち点3が欲しい一戦となります。
この試合をプレビューします。
現在の順位
名古屋グランパスは現在4位。本日時点で首位の神戸と勝ち点差11。残り6試合という状況で優勝への可能性を残すためには勝ち点を積み続けるしかありません。
両チームの予想布陣
サンフレッチェ広島
前回対戦時と同じく、前線からハイプレスでボールを奪いに来ると思われます。基本布陣は3-4-2-1と予想します。
- GK：大迫の先発を予想します。
- DF：塩谷、荒木、佐々木の3バックと予想します。
- MF：CHに川村、満田のコンビ、OHは加藤とマルコスジュニオール、WBは中野と志知と予想します。
- FW：ソティリウの1トップだと予想します。
名古屋グランパス
長谷川監督のコメントを読む限りでは前節の札幌戦とほぼ同じ先発、3-5-2の選手配置と予想します。
- GK：ランゲラックと予想。
- DF：河面、中谷、藤井の3バックと予想。
- MF：アンカーに稲垣、IHに内田と森下、WBに和泉と森島と予想。
- FW：ユンカー、前田の2トップと予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】強力なハイプレスとショートカウンターへの対処
サンフレッチェ広島の攻撃面の特徴は下記2点が挙げられます。
- 前線からの球際の強度が高いハイプレス、ボール奪った後のショートカウンターからシュートに持ち込むまでの早さがあります。
- 両サイドからのクロスボールはサイドを突破してからのクロス、アーリークロスなど種類は豊富、高さのあるCFがシュートを枠に飛ばす正確性も備えています。
球際の強度の高いチームとの対戦になりますが、名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- 名古屋が広島と真っ向からハイプレスで対抗するとも考えにくいですが、ここ数試合で続いている低いDFラインのままではクリアミスから失点も起こりえます。守備ブロック形成時のDFラインのコントロールは重要です。
- 中盤での守備強度で後手を踏まないことが試合を有利に進める大前提です。
- ファストブレイクで攻撃回数を増やすためにも、名古屋の3トップは守備での貢献は必須。直近の数試合では思うように相手の前進を阻害できず、苦しい展開が続いています。踏ん張ってほしいところです。
前節の京都サンガは広島相手に完封勝利しました。名古屋もやれないことはないはずです。
守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】単純な高さでは分が悪い。ファストブレイクから決めきれるか
広島の守備面の特徴は、競り合いの強さがある3名が形成する3バックが強固なことが挙げられます。単純なクロスボールではシュートまで持ち込むことも難しいです。
一方、広島の3バックに対し、2トップ+両WBの走力であれば名古屋に分があると考えます。
名古屋の攻撃面では下記がポイントになると考えます。
- 広島のDFラインからのパスを中盤で奪い、ファストブレイクで攻め切る展開が多くなることが理想です。直近の数試合ではボールを奪う位置が低く、ユンカーへのロングボールを多用していますが、ファストブレイクからシュートに持ち込む回数、シュートの決定力はポイントになると考えます。
- 単純なクロスボールではなく、広島の両WBの裏のスペースを攻略し、高さの低いクロスからシュートに持ち込みたいところです。
名古屋攻撃陣の奮起に期待したいですね。
おわりに
本日は試合を放映するスポーツバーもあります。広島に出かけることは難しくても、食事をしながら名古屋グランパスを応援するのはいかがでしょうか。
勝ちきれない試合は続いていますが、選手たちの頑張りは現地で観ていても伝わります。結果が出ていないと斬って捨てるのは簡単かもしれませんが、まずは大怪我無く名古屋の選手たちがシーズンを戦い抜いてほしいですし、チームの調子が上がる切っ掛けとなってほしいと願っています。良い試合になりますように。