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EL ALPAROSSOマッチレビュー #ELALPAROSSO

EL ALPAROSSOは、名古屋グランパスサポーターであるミケル・アルパカさんが中心となって2022年に結成したサッカーチームです。名古屋市社会人サッカーリーグ2部Cブロック(11部相当) に所属しています。現在、昇格をかけて1月の最終戦の準備をしているところです。

昨年は、名古屋稲穂隊との1戦のレビューをお届けしました。

今年は、昇格をかけた一戦のために準備を重ねている一環として2023年12月23日に行われた試合のマッチレビューをお送りします。

前半

EL ALPAROSSOは4-1-2-3で構える。
DFラインは4枚だが1枚は深い位置で構える
前半開始直後スルーパスを通されピンチを迎えるも守り切る。
開始当初、少しライン設定が低すぎたところを押し込まれてしまう。それがピンチを迎えた原因と言える。このあと、DFラインは修正される。外からやGKからも「上げろ上げろ!」という声が飛び交うようになった。

2分、右ウィングがロングボールに抜けてシュートに行くが、簡単に撃ってしまい、枠外に。
ファーストシュートなだけに少し工夫が欲しかった。

4分左サイドで作ってサイドチェンジで右に展開、中に入れてグラウンダーのクロス、クリアを拾った選手が左脚一閃、先制ゴールを決める。
左右に振ったことで中央が甘くなり、シュートブロックを許さなかった形はとても素晴らしかった。

8分コーナーキックからの流れ、ショートでクロスを入れるが僅かに逆サイドの選手には合わない。

中盤のフィルター3人の前向きのディフェンスはこの試合かなり効いていた。ただ、割合とボールホルダーに枚数をかけてプレッシャーをかける形なので、チップパスなどでプレスを躱されたら一挙にピンチになっていた可能性もある。
前線からのプレッシャーをFWが惜しみないプレスをかけて苦し紛れに蹴り出したボールを、中盤の3枚がしっかりと拾えていたのがとてもよかった。

19分20分と立て続けにチャンスも合同チームディフェンスが必死に守り切る。

22分、右サイドからのクロスを左FWが胸トラップも大きくなってしまったのは惜しかった。

24分、左FWが40mドリブルでシュートまで持って行ったプレーは圧巻だった。まるでマテウス・カストロのようなプレーだった。

27分、この試合2度目の披決定機もキーパーが大きく面を作ったことでシュートミスにできた。

30分、サイドチェンジを受けて右FW部門独走かと思われたが、オフサイド。

ここで前半終了。

後半

後半、詳細はわからないが少しメンバーが入れ替わっている模様。前半の右FWが左FWに入ったことだけはユニフォーム(22年サマーユニ)でわかった。
合同チームは前半強気すぎるくらい守備ラインが高かったが、修正された。
39分、中盤からのロングボール1本で抜けられ、合同チームFWがキーパーと1:1を沈めて同点。

41分、キーパーがドリブルで上がったところを奪ってカウンターもファールで止められる。プロフェッショナルファールと言って良いだろう。

44分左FWが抜けて32に落とすがスルーパスは通らない。しかしそのビルドアップのパスを奪ってセンターフォワードにパス、センターフォワードが反転シュートでゴールイン。勝ち越し。

ここで大きくメンバーが入れ替わる。

49分、前線に抜けようとした選手が接触で痛む。すぐに「こうたーーーーい」と叫ぶくらい痛そうだったが大丈夫だろうか。
52分、中央>右>中央と繋いで相手を外し、シュートも宇宙開発。形が良かっただけに残念。
59分、左サイドのFWにスルーパス、粘ってクロスを上げるがシュートには繋がらない。惜しかった。
60分FWが中央突破から右に流れてクロス、MFが合わせてシュートもわずかに枠の上。これも惜しいプレー。
このまま終了でALPAROSSO 2 – 1 合同チーム。ALPAROSSOの勝利に終わった。

試合雑感

デスクも長らく地域リーグでプレーをしたが、ぶっちゃけ地域リーグはDFラインがしっかりしていれば負けない。
DFラインはよく幅を取っていて、それをチップパス(浮き球のパス)も交えながら相手のプレッシャーをかわしていた。両サイドバックのボールに関するスキルも高く、相手のプレスをよくかわせていた。あまりにもハイプレスが効かないので、途中からはハイプレスは散発的になってしまっていた。
前線の守備意識も高く、前回のレビューでも指摘したとおり、中盤の守備力が高いために短い距離でのカウンター(ショートカウンター)が強力だった。これならば点が取れる。それだけのチャンスは作っていた。

特にボールを奪ってからの攻撃は「ファストブレイク」のような、プレーができている。

あえて課題をあげるとするとALPAROSSOは強力な中盤のフィルターを備えているが、1失点目のようにハイボールで越えられてしまったときにどうするかだろう。

この試合では前線のプレーヤーの主力が何名か参加できず、そのあたりも得点力不足の原因だったかもしれないが、前線の質が保てないならば、もう少し相手を引き込んでも良いかもしれない。

前半は相手がハイラインで合同チームらしくその制御がうまくできていなかったため、カウンターが決まっていたが、経験上リーグ戦、特に最終戦近くなるとそんなハイラインを敷いてくれるチームはいない。

それだけに相手の重心が前に乗った瞬間にカウンターを繰り出せるようにしたい。中央突破は難しいはずなので、「外・中・外」で何回か見せた崩しで、局地的に数的優位を作れるようにできるといいのではないだろうか

お気に入りのプレーヤー

前半の左FWは、良いときの相馬勇紀のようにスピードを備えていて、チームはとても助かったはずだ。
あと1人、前半の右サイドバック(5番?)は献身的でビルドアップもしっかりできており、グランパスにもこういう右サイドバックが欲しいと思わされた。

最後に

EL ALPAROSSOは、2024年の1/28にリーグ最終戦を迎えます。そこで勝てば昇格が決まり、逆に引き分け以下だと残留となる状況とのこと。お暇なかたは、是非応援に行ってみてはいかがだろうか。

名古屋グランパスサポのチームが地域リーグでも上部にいったり、JFLなどにいけるようになったら、名古屋グランパスの友好チームとしていい関係が築けるのでは・・・?なんて夢想をしてしまう。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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