忍者「どうも忍者です」
記者「どうも記者です」
忍「勝ったでござるー(∩´∀`)∩」
記「にじさんじコラボ応援企画の今年初戦、なんか『初めてサッカーを見ます』『テレビで見たことはあるけど初めてスタジアムに行きます』的な方もタイムラインに散見される中、実に良い勝利でした」
忍「サッカーを好きになる切り口は色々あれど、やはり『勝った(≒得点が入った)から嬉しかった』というのは王道中の王道」
記「初観戦の方が少しでもグランパスに興味を持ってくれたら嬉しいですね。では順番に振り返って行きましょう」
忍「さてこの試合、端的に言えば『割り切り』と『根性』でござった」
記「なんかまたいきなりぶっちゃけ感があるのですが」
忍「いやいや」
記「ホントかなあ」
忍「まずセレッソについて言えば、流石は首位チーム。戦いぶりが非常に安定してござったな」
記「4-1-4-1でプレスをかけてつかまえにくるところとか、そうでなく引くところとか、判断も明確でチームがよく統率されていたなと」
忍「攻撃時も、後ろでしっかり繋ぎつつ縦パスを刺してきて、出し手と受け手の息も合っており、なかなか『わかっていても止められない』という感じでござった」
記「噂には聞いていましたが、登里が一列上がって田中と並んでCMF化する仕込み(典型的な『偽サイドバック』)はうざったかったですね。どうしても誰が捕まえに行くか曖昧になってしまうので」
デ「ゆってぃさんがいつも図で説明してくれるやつだな。
偽サイドバックとは、サイドバックが守備時と攻撃時でポジションを変える戦術のこと。
守備時はサイドバックとしてプレイするが、攻撃時は中央に絞ってボランチやインサイドハーフのような役割を果たす。相手(今回はグランパス)が守備で想定しているカタチを崩すことができるわけで、これにより中央で数的優位を作ったり、相手の守備を崩したりすることができるようになる。」
忍「そこでボールを奪えてしまえば、そういう可変の穴を突けるわけだが、なかなか」
記「今年のJ1で現状いちばんボールを持てるチームの一つだけに、なかなか」
忍「というわけでグランパスとしては引いて構える展開となったでござる」
記「ボール奪取位置も露骨に低かったですね」
デ「(コッソリ)ボール奪取位置が低い=自分たちのゴールに近い、ということはボールを奪うのに失敗したときに、ゴールとの間に味方がほとんどいないということでもある。
もしそうなったら即失点のピンチになってしまう状態。リスクを避ける意味では、あまり望ましくない状態なのだ」
忍「しかし『右大外はWB』『左大外は左CB』というルールで4バック化して相手3トップに対応する可変がこの試合でもバッチリ決まっていたでござる」
記「この可変によって、3トップ相手には、中央で相手CFに対してCB2枚で守りつつ、後ろに重た過ぎない感じにすることができるんですよね」
忍「そんなこんなでしっかり対応し、ぱっと見かなりやられていたような雰囲気はあったものの、危ない形でペナルティエリアに侵入された回数はたいして多くもなかったでござるし」
記「単に『中央締めて引きこもっていた』わけでないことは、少なくともグランパスファミリーの皆さんならわかっていたんじゃないでしょうか」
忍「スポーツ報知によると香川真司が『内容では圧倒していた』とコメントしていたようでござるけども、ファンの贔屓目ながら、言うほどそうだったかあ? という感じでござった」
記「守備はそれでいいとして、じゃあ攻撃はどうだったでしょうか」
忍「いやあ、ミスもあったし目も揃っていなかったしで、どうすんのこれ、という」
記「特に前半はなんかもうちょいなんとかならんかったんかい感」
忍「それでも一応ポジ要素はあったでござる」
記「ほほう」
忍「具体的には森島ツカサと周囲のコンビネーション。例えばツカサが下がってボールを貰いに来た時に、稲垣がその分前に出て、降りてきたツカサの背後(=前方)でボールを受けようとしていたりとか」
記「そういえば、そこにDFラインから所謂『スキップパス』を通そうとしていた状況は散見されました」
デ「(コッソリ)スキップパスはバスケットボールの用語で、手で守備できるバスケでは相手にパスを通すときの工夫としてバウンドさせる、相手の頭を越すという2つの方法がある。その後者のパスのことで、相手のプレッシャーを回避するパスになる」
忍「(スキップパスは)この試合ではほぼほぼカットされていたが」
記「SHIT」
忍「まあ、まあ、この試合のグランパス選手陣も『安易な逃げの選択肢としての蹴っ飛ばし』をほぼほぼしていなかったので」
記「必要に応じて繋ぐ、そうでない時はなるべく永井の裏抜けをちゃんと狙う、全てが無理ならとりあえず遠くに蹴って相手にボールを渡しちゃってやり直し、ということを徹底していました」
忍「流石に永井裏抜けがもうバレバレなのでしっかり対応されていたでござるが」
記「SHIT」
忍「元々、一発裏抜けなんて1試合に2~3回決まれば良い方なので、だからこそ繋ぐべき局面で簡単にボールを手放さないことが大事なわけで」
記「そういうところに進化は感じられました。セレッソ目線では色々言いたいこともあるでしょうけど、総じてグランパスが勝ちに値する内容だったと思いますね」
この試合の良かったところ
- やらかしちまったけど繋ぐ意思を見せてくれた後ろの方。ミッチはまあ気にスンナよ(今日も2点ほど止めていたし)
- 3トップ相手なら相手のウィングを何とかしとけば大怪我にはなり難い、そういう守備をキッチリやれた選手陣
- 山中山はもう少し! でも中山はフィットしてきた感がありましたね(でももう少し)
- コーナーからの胸トラップ&高速シュートが惜しかった和泉(そしてそのこぼれ球をビューティフルに突き刺した三國)
- 遠い位置からのフリーキック&グランパス選手陣があんま上がらなかったのにお付き合いしてくれたのか、自信の周囲が空いていたもんだからキッチリ競り勝って決勝点をお膳立てしたパトリック(永井のボレーはマンガみたいなアレでしたね)
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 前半の攻撃面は流石にマジでもうちょいなんとかして欲しかったぜ
- テンパっていた吉田ハはよーく反省していただいて、次はハ・チャンレいないのでハがいなくてもハがいるんだぞということで相手を攪乱していただきたい
最後に
忍「あくまで拙者の個人的目線でござるが、前半もしっかり戦えていたので、そんなに圧倒されていたとは感じていなかったのでござる」
記「ま、勝ったからそう言えるのかもですが」
忍「冷たっ!」
記「でも本当に勝てて良かったです。 #名古屋に到ライ ももっと盛り上がるといいなあ」
忍「こういう企画って、自然に盛り上がるのにこしたことはないものの、やっぱりある程度のところまでは我々のようないちファン・サポーターが意識的に盛り上げようとしないと、なかなか火がつかないものでござるから」
記「良い感じに『名古屋の風をおこして』もっともっと盛り上がりの火を大きくしていきたいですね」
忍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
忍「ニンニン」