はじめに
皆様初めまして。
静岡県の隅っこから名古屋グランパスを応援しているDan Kobayashi(@daibou54)と申します。
いよいよ7/3からJ1も再開しますね。COVID-19の流行が落ち着いたままであれば、7/10からスタジアムに観客を入れるとの発表もされています。
とはいえ、スタジアムに行きたいけれどまだまだCOVID-19が怖いので現地観戦に二の足を踏んでしまう、という方も多いのではないかと思います。
そこで、三密対策として自転車でスタジアムに行きませんか?
自転車でスタジアムに行くならサイクルツーリズムの考え方も取り入れ、楽しみながらスタジアムに行きませんか?という提案を自転車愛好家の一人としていたします。
ご笑覧ください。
※サイクルツーリズム:自転車を活用した観光地域づくり
https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/good-cycle-japan/tourism/
1.前提条件
下記3点を前提条件として検討しました。
- 自転車で日帰り
- 目的地は豊田スタジアム
- トラブルがあっても公共交通機関に交通手段代替が可能
2.今回設定したコース
日帰り前提なので片道100km位が限界だろうということで、浜松駅→国道1号線→潮見坂→国道23号線→蒲郡→国道248号線→岡崎→豊田→豊田スタジアムで設定しました。
片道は実測95㎞ほどでした。
下記4点が選定理由となります。
- 多少のアップダウンはあるものの、ほぼ平坦路
- 国道23号線・248号線は国道1号線より交通量が少ない。
- 道中にコンビニが多く、休憩可能なスポットが多い。
- ほぼ電車沿いのコースなので、トラブルがあったときに対応しやすい。
3.浜松-蒲郡
自分の想定と現実でズレがあるといけないので、先日実走しました。
梅雨の合間のとある週末、AM4時に浜松駅北口を出発。
国道1号線を西へ、まずは潮見坂へ向かいます。
弁天島には釣り人がたくさんいました。
潮見坂の道の駅は足湯があるので、今回はダラダラするリスクを回避するため、スルー。
- 道の駅潮見坂
- http://www.shiomizaka.com/
潮見坂は東海道五十三次の白須賀宿にほど近く、京(都)から江戸(東京)に向かうときに、初めて太平洋が見られる場所で、この太平洋の大海原を見ると「江戸の町まであと半分」と言われていたそうです。
潮見坂を上って豊橋市内に入ります。
豊橋市内で国道1号→国道23号線に走る道が変わります。
路面電車を見ると、豊橋に来たな、という実感が湧きます。
国道23号線を進むと蒲郡市内に入ります。
ラグーナ蒲郡の前を通過し、さらに進むと竹島に到着。
ここまでで浜松駅から60kmくらいです。
この日は休憩1回を含めて7時に到着しました。
朝早い時間では竹島くらいしか見学できる観光スポットはありませんが、もう少し遅い時間であれば竹島水族館に寄ることもできます。アシカショーなどあって見た目とは裏腹に楽しめる水族館です。
4.岡崎
竹島を過ぎると国道23号線→国道248号線に走る道が変わります。
幸田を過ぎて岡崎に入ります。
ちょうど国道248号線と国道1号線が交わるあたりに岡崎公園があります。
竹島から20㎞、浜松駅から80㎞くらいの距離になります。
岡崎城の天守閣が復元されており、場内は資料館になっています。
また、桜の時期には多数の来場者がある有名な花見スポットでもあります。
この日は時間がなく観ることが出来ませんでしたが、グレート家康公「葵」武将隊のショーも開催しています。COVID-19対策されたショーとアナウンスしてましたので、どんなものか興味はあったので心残りでした。
5.豊田
岡崎を過ぎて国道248号線を北上すると豊田に入ります。
国道248号線は大きなビルの建っているトヨタ自動車本社前を過ぎて豊田市内に入っていくので、自転車旅のクライマックス感があり、テンションが上がります。
真っ直ぐ豊田スタジアムに向かっても良いのですが、時間に余裕があれば他にも新豊田駅付近にもスポットがあります。
- 豊田市美術館 ※この日は休館日で中に入れず
- https://www.museum.toyota.aichi.jp/
汗を流してから豊田スタジアムに行きたい方にはおいでんの湯。
- おいでんの湯 ※サイクリスト向けにサイクルスタンドあり
- http://oiden.info/
そして豊田スタジアムに到着。
岡崎公園から15㎞、浜松駅から95kmです。
到着時間はAM9時。5時間の自転車旅でした。
自転車を止める場所は大体スタグル屋台の裏手あたりに設定されているので、確認して止めてください。鍵は自転車の盗難防止のため、2つ以上使った方が良いと思います。
自転車置き場が設定されているのは、大体この写真の赤いコーンから、植木までのエリアあたりになります↓
お疲れ様でした!
6.あると良いもの
1.ヘルメットとサイクルキャップ
ヘルメットをかぶらずに自転車に乗っている方を時々見かけますが、できるだけ被った方が良いです。あるとないとでは転んだ時の頭部へのダメージが全然違います。
また、汗止めにサイクルキャップを被るとより快適になります。
2.アイウェア
自転車に乗っていると虫が飛んできて顔に当たったりします。
眼鏡を掛けていないのであれば、スポーツ用サングラスなどのアイウェアを着用することを強く勧めます。
3.前後のライト
夜など暗いときは勿論必須ですが、昼間に自転車に乗る時もできるだけ点けておいた方が良いです。自動車のドライバーに自転車の存在を知らせるのに有効です。
使い勝手という意味ではUSB充電できるタイプのライトが軽量で種類も多くおすすめです。
今回提案しているような長時間自転車に乗る場合は、予備のライトを携帯するか、試合中にモバイルバッテリーで充電しておくと、帰路でライトの充電切れを起こすことは無いと思います。
4.防水仕様の自転車バックパック
ユニやタオマフ、輪行時の着替え、一眼レフカメラなど持っていくのに重宝します。
長時間自転車に乗ると急に雨に降られたりなどありますが、防水仕様のバックパックがあれば安心です。
私はオルトリーブのベロシティというバックパックを14年使用していますが、バックルが割れて交換した以外は穴も開かず快適に使えています。
5.輪行袋
往復を自転車で自走する場合は不要ですが、試合後に酒を飲んで電車で帰宅するなど、公共交通機関を利用する場合には必要になります。
前後輪を外して収納するタイプの輪行袋がコンパクトになるのでおすすめです。
輪行袋に収納された自転車は無料の手回り品という扱いになります。
※参考情報:JR東海「手回り品」
https://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/rule47.html
6.サイクルパンツ
自転車用のビブタイツやサイクルショーツは自転車に乗っているときは乾きも早く伸縮性もあるので快適ですが、いざスタジアムに到着した時、カフェに入る時など周囲の目線が気になる時があります。
そんな時に重ね履きできるサイクルパンツがあると便利です。
持っていなければユニクロやワークマンの短パン等でも良いと思います。
7.終わりに
長々書いてきましたが、私から提案はいかがでしたでしょうか?
今回は日帰り且つ比較的距離のあるコースで設定しましたが、宿泊込み、自転車を車載して自動車で移動するなど条件を変えるとプランのバリエーションが増えますし、アウェー旅+サイクルツーリズムという考えでプランを組むのも面白いと思います。
新しい生活様式で世の中の変化も著しいですが、変化しなければならないのであれば変化する生活を楽しみつつ生活したいですね。
以上、私からの最高の週末を更に楽しくする提案でした!
おまけ:この日の走行距離。浜松から往復自走するとこんな感じの走行ログになります。