御挨拶と自己紹介
グラぽ読者の皆様、御無沙汰しております。
前回の寄稿から時間が空いておりますので、改めての自己紹介をさせていただきますと……
身長186cm独身アラサー男性のコバヤシです!
好きが高じてディズニーの近くに住んでいましたが、色々とありまして現在は東三河を経て生まれ育った東尾張地区在住でございます。
趣味は上掲のディズニーの他、旅行やカメラ、読書やスポーツ観戦などです。
元々はサッカーより野球派でしたが、グラぽの記事を読んでサッカーの魅力を強く感じ、現在はバンテリンドームナゴヤより豊田スタジアムに通うことが多くなっております。
行動範囲としては平日休日を問わず名古屋市内をウロチョロしていることが多く、最近は外食ばかりなため、いつも同じ店ばかりをローテーションする一種のディナー難民になりつつあります。
オススメの飲食店やグランパスファミリーが集まる店などを教えていただけたら嬉しいです!
また淋しい生活を送っておりますので、一緒に飲みに行ってくださる方や一緒にサッカーを見に行ってくださる方、豊田スタジアムで御挨拶させていただける方がいらっしゃれば是非とも御声掛けいただきたく思います。
今年は知人・友人を増やしていきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
名古屋グランパスの現状
改めまして読者の皆様、ミッドウィークいかがお過ごしでしょうか。
次節は4月13日土曜日アウェイ磐田戦、東海ダービーを前にワクワクされているかと存じます。
そんな皆様の少しの暇潰しになればと思います。
さて、執筆現在(2024年4月8日)の名古屋グランパスは、第7節を終えて3勝3敗1分の10位に位置しております。
開幕から悪夢の3連敗を経て復活の兆しを見せる3連勝と底を打った、いや打ったと信じたい現状であります。
なかなか怪我等でレギュラーを嘱望されていた選手が揃わない中でのシーズン序盤でありながらギリギリ中位で持ち堪えている、そんな見方を外からされているのではないでしょうか。
今シーズン開幕前、中京テレビにて名古屋グランパスの特番が放送されました。
長谷川健太監督は番組内インタビューにてタイトルへの強い自信を見せたため、グランパスファミリーの期待値が上昇した状態で開幕を迎えました。
そのため開幕からの連敗によってファミリーから不満の声も聞こえ、監督交代論も一部から出てくる非常事態を迎えました。
現在は3連勝を経てその声は小さくなっているものの、まだ中位に位置しているということもあり完全に収まっていない状態です。
監督交代にNOと言いたい
監督交代の声が出る中で今回、私は 「監督交代は時期尚早では?」 「もう少しクラブを信じてみようよ!」 そんなことを雑多に書きたく思いました。
なおクラブを妄信的に肯定する意図はございませんので、監督交代論者の皆様にも読んでいただければ幸いです。
まず監督交代のタイミングに関しては、グラぽ編集長の挙げている条件であります “組織や戦術がマンネリ化している” と “組織が崩壊してしまっている” に私も賛成であり、それらの条件が満たされていない現状は監督交代のタイミングではないと考えております。
特に後者である組織の崩壊に関しては徳島が非常に苦しまれている姿を見せていますので、それを他山の石にして頑張っていただきたいものです。
また長谷川監督の後釜として現実的に名前を挙げられる候補がいないことも、監督交代のタイミングが今でないと考える理由の一つです。
個人的な評価になりますが、長谷川監督は国内を見渡したとき優秀な監督であると考えております。
志向するサッカーは私の求めるものと異なりますが、毎年のINSIDE GRAMPUS THE DEEPで見せる目的達成意識やモチベーターとしての能力に疑いようはありません。
長谷川監督にかかる期待や重圧は多く、前任のマッシモ・フィッカデンティ監督がJリーグカップを獲得した年に契約終了となった経緯を踏まえると、やはりタイトル争いが最低限として求められる成果であると思います。
2019年シーズン途中、名古屋グランパスは風間八宏監督を解任しました。
私が見た風間監督は長い目で見て強いグランパスを作るため、技術に拘り試行錯誤を繰り返していました。
シーズンの結果が出ない苦しみや下部リーグ降格の可能性が出てきた中で、クラブは大きく路線変更を行いました。
その路線変更を私は今でも間違っていると思っており、それと同時に今後名古屋グランパスの監督というものは長期目線では勿論のこと短期でも常に結果を求められるポジションであると認識いたしました。
クラブが自ら長いスパンでの常勝化を目指すための猶予を捨て常にJ1の舞台で結果を求める重圧を受けると宣言しているのと等しく、思い切ったことをするなと思ったのを今でも強く記憶しています。
ただ結果が求められる中でも、クラブからの要求であろう若手の育成に関してはここ暫くのグランパスでは群を抜いて成果を出していると言って過言ではないと思います。
長谷川監督一人の力ではなくクラブ一体で取り組んでいる成果ではありますが、グランパスの未来を見据えると必ず必要なことであり、この取り組みは継続すべきと考えております。
少し前の話になりますが、機会に恵まれて名古屋グランパスの清水克洋専務と山口素弘GMと話させていただくことがありました。
そこで伺った話になりますが、名古屋グランパスは山口GM就任前、アカデミー卒業生の動向に関して殆ど追っていなかったとのことでした。
アカデミー卒業後に大学進学する選手や他クラブで活躍する選手など進路は様々ですが、現在は山口GMが各選手とLINEで直接コミュニケーションを取っており、試合の感想や課題点またキャリアの相談にも乗っているとのことでした。
昨オフにアカデミー出身の井上詩音選手が名古屋グランパスに加入しましたが、井上選手も山口GMが声を掛けていた選手の一人であり、名古屋グランパス復帰に繋がったとのことです。
こうした取り組みは監督が誰であろうとも、是非とも続けて欲しいですね。
経験者が語る哀れな監督交代
自己紹介や以前の記事で書かせていただきましたが、元々の私は野球派であり中日ドラゴンズファンでした。
そんな私のドラゴンズ熱が冷めた理由は、それこそ監督交代にあります。
歴代で最も結果を出してきた監督に対し、優勝が狙えるシーズン途中で契約満了を発表。
監督交代の理由として「新しい風を入れたい」とのことでしたが、後任は前任よりも10歳以上年齢が上で新しい風など吹かせることが出来ず、また監督交代の本当の理由はファンサービスに非積極的であるとのことでした。
後任の監督は積極的なファンサービスの姿勢を打ち出し、球団も当然それをサポート。
勝利や結果よりもファンサービスを明らかに大きく優先させた姿勢に私は呆れ、ドラゴンズ熱は冷めていきました。
プロスポーツが興行であることは十二分に理解していますが、ステークホルダーにとっての幸福度における最大公約数は日々の勝利や優勝などのタイトル獲得(勝利第一主義)だと私は考えております。
それを疎かにするチーム・クラブなど、応援する価値がないと考えます。
因みに勝利や結果よりファンサービスを優先させたドラゴンズはあっという間に黄金期と呼ばれる強かった時代が終了し、そこから干支が1周した今でも優勝どころか優勝争いすら出来ていません。
そんな不束な監督交代をファンとして経験している私は、どうしても監督交代には慎重にならざるを得ません。
監督交代には常にリターンだけでなくリスクも潜在していることを頭の片隅に置いていただきながら、読者の皆様には監督交代の是非について考えていただければ嬉しいです。
名古屋グランパスを信じる理由
名古屋グランパスは昨冬、新エンブレム発表の際にGrand PurposeとGrampus Family Statementを策定しました。
そこに記載されているグランパスファミリーのDNAとなる精神 “Never Give Up for the Win” のマインドと、クラブの目指す先である “Challenge for the Top” のメッセージ。
現在の名古屋グランパスが、そこを意識している幸せを感じています。
先述の機会に清水専務とも話させていただきましたが、名古屋グランパスが掲げているミッションとビジョンは今でも変わらずアクティブであるとのことです。
⇒ミッション:グランパスを世界に通じるクラブに
ビジョン :
- 強く、見ていて楽しいサッカーを展開する
- 応援いただける町いちばんのクラブになる
- 安定的な経営基盤を築いていく
⇒こちらの記事が参考になると思います
ここがぶれない限り名古屋グランパスは大丈夫だと個人的に思っており、応援しがいのあるクラブであり続けるだろうと信じています。
小西工己社長就任時に設定したクラブのビジョンとミッションに共感したことも私がグランパスを応援する理由の一つであり、こちらの記事からもそれが不変であることが読み取れます。
個人的な意見としてサッカーというスポーツは野球に比べて哲学的であり、だからこそクラブの哲学や目指す姿はサポーターも常に意識しておくべきだと考えております。
なので昨冬のGrand Purpose及びGrampus Family Statementは、クラブのビジョン・ミッションの達成に向けて明快な言語化や図解化が出来ており、非常に良かったと評価しております。
先述のこともあり応援しているチームがちゃんと勝利を目指している、それだけで私にとっては幸せなことだと感じています。
最後に
末端のファミリーである私がクラブの内情を正しく把握することは非常に難しいですが、改めて私は現在のクラブの方針を支持すると共に監督交代は今ではないと声高らかに訴えたいと思います。
優勝を狙うクラブとして中位に甘んじることは、私にとっても本意ではありません。
しかしクラブが結果を求めて試行錯誤していること、また目指す方向が正しい状態であることを条件に、もう少しだけ名古屋グランパスを信用しても良いのではないかと思っています。
まだまだシーズン序盤、優勝の可能性がなくなったわけではありません。
クラブを信じて、引き続き一緒に声援を送りませんか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
感想等、お待ちしております!
また私の過去の記事も興味あるかたは是非、覗いてみてください~