はじめに
コンウェンですこんにちは。ついに来た首位との対決。予定通り?がっつり押し込まれながらも数少ないチャンスをしっかり獲り切り3連敗から6戦無敗。素晴らしい闘いをしてくれた選手をたたえつつ、第9節ミニレビュー&第10節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第9節レビュー
第9節の名古屋とセレッソ大阪のfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
全体グラフですが、まぁいい感じにやられてますね。前で奪う=チャンスに繋げやすいと言う意味でも攻撃的な意味も持つ奪取ポイントを含め軒並みC大阪に負けています。自在にポジションを移動しながら的確に繋いでくる攻撃は恐ろしかったです。ボールを保持し、チャンスを創造するという意味では間違いなくC大阪が上回っており、ペナルティエリア侵入回数は実に4倍、保持率、シュート数、チャンス構築率は約2倍とかなり守勢に回っていました。
が、唯一シュートポイントが勝っており、最後の最後はC大阪にいいシュートを打たせず、逆にチャンスできっちり撃ち決めきった名古屋、と言う構図が見えます。パトちゃんの落としから司のフリックそして永井のボレー、震えました。実際シュート数は2倍にも関わらず、枠内は名古屋4、C大阪3と名古屋が多い結果になっています。
個人ポイントを見てみます。まずは攻撃ポイント。右のルーカス・フェルナンデス、毎熊とともに前線の起点となる怖い選手でした。そして登里。あらゆるところに顔を出し組み立てやチャンス創出に貢献する、知ってはいたけど嫌な(褒め言葉)選手でした。
名古屋側でいうと司と和泉が上位。C大阪の激しい前プレスもありなかなか運べないなか中盤以降まで降りてきて球を引き出すなどなんとか攻撃の形を作ろうとしてくれてる司。すっかり名古屋攻撃の核です。和泉については、先制点につながるコーナーを取る前の裏へのパスも和泉なら、三國が叩き込む(中継の角度だと上に外したかと思った…)前にファーでボールを叩いたのも和泉。最高です。
また、奪取ポイントを見ると激しい前プレスで上位が軒並みC大阪の選手の中、一人わけのわからないポイント数を稼いでいる和泉。実は前線で頑張ってました。あんまり今節話題に上がってない印象ですが、コンウェン的MoMは和泉とさせていただきます。俺達の「7」。すき。
また、O.G.から記録変更となりリーグ4連発となったレオ・セアラが攻撃ポイントで顔を出せていないのも好印象です。過去を見ても磐田ペイショット、福岡ザヘディ、札幌鈴木武蔵、横浜FMアンデルソン・ロペスなどなど相手のエースに決定的な仕事をさせていない事が、ここ最近の好成績につながっていると考えます。
あ、失点シーンのパスミスは神といえどもちょっと反省お願いしますね。
第10節プレビュー
第10節浦和レッズ戦のプレビューです.名古屋と浦和レッズのデータ(シーズン平均)をプロットしてみます。
浦和レッズの特徴
これまた過去の対戦相手に勝るとも劣らない強烈なグラフ。守備以外のあらゆるデータがJリーグ平均を上回っています。スタッツを見るとパス数がリーグ2位、保持数が4位と、保持しパスをつないでくるチームです。おそらく前節同様押し込まれる展開が続くと思われますが、焦れることなく、これまで通り最後をやらせない守備をしながらチャンスをうかがう事になると思います。願わくば枠内シュート3位が次節終了後ランクダウンするほどに。
個人でいうと今回おさえるべきエースは言うまでもなくチアゴサンタナ。ご存じ2022年のJ1得点王で今期もすでに3ゴール。チームではダントツのシュートポイントを稼いでおり間違いのない得点源。ハチャンレがお休みとなってしまいますがもう一人の「ハ」や三國に自由にさせないようにしっかりと当たってもらいましょう。
そして浦和の心臓となりそうなのはアンカーのグスタフソン。パス・奪取ポイントがチーム1位と、中央の、ひいてはチームのキーマンです。ここも攻守に自由にさせない様、ケアが必要です。
あ、ドリブル小僧も元気そうですね。恩返しはいらないのでカットインドリブルはきっちり潰しましょうね。
また、CBホイブラーテンが奪取ポイント2位守備ポイント1位と強敵です。正面からぶつかるのはなかなか難しそうですが、永井のスピードや最近調子のよいセットプレーで翻弄できればチャンスはある。
最後に
間違いなくかなりの強敵であったセレッソ大阪を撃破し、ついに5位、首位までわずか3P差と上が見えてきました。とはいえまだまだ選手もそろわず特に攻撃の迫力がもう少しほしい等改善点は多々あります。楽な試合などひとつも無いのは百も承知。それでも闘う選手たちを後押ししていきましょう。