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2024年J1リーグ第32節ジュビロ磐田戦ミニレビュー&第33節アビスパ福岡戦ミニプレビュー #grampus #グランパス #ジュビロ磐田 #アビスパ福岡 K0056

はじめに

コンウェンですこんにちは。やったぜ3連勝。永井に引き続きパトちゃんの最適解も見つかったかも第32節ミニレビュー&第33節ミニプレビュー、よろしくお願いします。

第32節レビュー

第32節の名古屋とジュビロ磐田のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.名古屋グランパス・ジュビロ磐田のチャンスビルディングポイント比較
1.名古屋グランパス・ジュビロ磐田のチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

全体的にグラフで上回って勝利。素晴らしい。序盤名古屋は永井を中心にチャンスを作ります。とにかく蹴っ飛ばして永井GOではなく、きちんとボールを持った上で、永井の動き出しや位置を見てボールを出す事が出来ていたように見えました。一方磐田は中盤を厚くして、出どころを抑える、セカンドボールの回収を主眼に守り、攻撃ではジャーメイン良が前線で動き回りサイドに流れるなどしながらチャンスを作りました。互いにチャンスは作りながら0-0で折り返し。

後半は椎橋のイエローカードの影響か早めにパトリックを投入。これがハマりました。こちらも永井と同じく、ただ前線に放り込みなんとかしてくれーではなく、きっちりパトちゃんでポストプレー、周囲の選手が前を向いて前進すると言う形が出来ていました。そして待望の先制点もある意味パトちゃんの功績。永井のクロスに中央で相手DFを引きつけスルー、空いたスペースに飛び込んだ稲垣がゴール。パトちゃんに付いちゃうよね、わかる。そのまま優位に試合を進めてとどめもパトちゃんから。ミッチのキックをパトちゃんが見事にフリックして菊地へ。菊地と森島のスペースを狙う意識と技術が完璧に噛み合い、ダブル股抜きで勝負あり。

スタッツを見てもゴール期待値1.77、シュート14本となかなかの数字。チャンス構築率も14.7%で、ずっとチャンス構築率6%台(攻撃約16回にシュート1本!)を見せられてきた身としては涙が止まりません。クロスも本数こそ少ないものの62.5%という高い成功率を記録しており、全体グラフでも見て取れるように多くのチャンスに貢献しています。逆に磐田のクロス成功率は低く、しっかりと守れていることが見て取れます。

2.【第32節】スタッツ抜粋
2.【第32節】スタッツ抜粋

個人CBP

個人データを見てみます。攻撃CBPでは永井、野上が上位、永井はパスCBPでチーム2位、先制点も生み出したクロスで全体1位とドリブルでチーム1位とパーフェクトな活躍でした。野上は積極的に攻撃に参加し、パスCBPで全体1位、クロスでもチーム4位と申し分ない攻撃力を見せてくれました。磐田で高ポイントは松原。パスクロスドリブルCBP全てに顔を出すバランスの良さが素晴らしいですね。

3.【第32節】攻撃CBP個人データ
3.【第32節】攻撃CBP個人データ
4.【第32節】パスCBP個人データ
4.【第32節】パスCBP個人データ
5.【第32節】クロスCBP個人データ
5.【第32節】クロスCBP個人データ
6.【第32節】ドリブルCBP個人データ
6.【第32節】ドリブルCBP個人データ

守備面を見てみます。奪取CBPチーム1位は途中から中盤もバッチリこなしてくれた内田。攻撃でもゴール前への惜しい飛び込みを見せてくれました。…便利が過ぎる。途中出場の中山がチーム2位。サイドでしっかり奪ってくれました。全体1位は磐田の植村。ダントツです。攻撃で貢献した左の松原、守備で貢献した右の植村、磐田両サイドに拍手です。

7.【第32節】奪取CBP個人データ
7.【第32節】奪取CBP個人データ

最後にほめておきたい3試合連続クリーンシートの立役者たち。守備CBPで名古屋の誇る3バックそろい踏みです。苦しい時間帯もありましたが、集中を切らさず磐田の攻撃を跳ね返してくれました。素晴らしい。ついでになんとなくミッチもかこっときましたのでよろしくおねがいします。

8.【第32節】守備CBP個人データ
8.【第32節】守備CBP個人データ

永井の裏狙い、パトちゃんの強さなど個の特徴を活かした戦術で見事に攻撃を組立てる事ができ、3試合連続複数得点&クリーンシートと言う素晴らしい結果を残すことが出来ました。

守備だけでなく、ドリブルでも良い数値を出した三國ケネディエブス(写真はヴェルディ戦のもの)
守備だけでなく、ドリブルでも良い数値を出した三國ケネディエブス(写真はヴェルディ戦のもの)

第33節プレビュー

第33節アビスパ福岡戦のプレビューです。名古屋と福岡のデータ(シーズン平均)をプロットします。

9.名古屋グランパス・アビスパ福岡のチャンスビルディングポイント比較
9.名古屋グランパス・アビスパ福岡のチャンスビルディングポイント比較

下は、先回対戦第8節のグラフです。

10.【第7節】CBP比較
10.【第7節】CBP比較

試合展望

全体グラフでいうとどちらかといえば守備CBPが高いチームです。奪取・守備CBPがともに高めで、中盤~後ろどこでもしっかりと守ってくる形になりそうです。Chance Buildingの数値を見ても被シュートなど守備的な値は軒並みリーグ上位で、なかなかシュートまで行かせてもらえないかもしれません。最近改善してきた名古屋のシュート数、チャンス構築率を生かせるか、積極的にシュートまで持っていけるか注目です。

一方攻撃面ではJ平均と比べて低めです。Chance Buildingを見てもこちらは軒並み下位、平均保持率は42.4%とリーグで最も低く、TeamStyleではミドルプレッシング・ブロックの値とロングカウンターの値が高いことから奪った後、早い攻撃で一気にゴールに襲い掛かってくることが予想されます。

お互いチャンスの少ない試合になることが予想されますが、安易なボールロストやもったいない失点などが起こらないよう集中して試合に臨んでもらいたいと思います。

11.【福岡32節終了時】Chance Buildingデータ
11.【福岡32節終了時】Chance Buildingデータ
12.【福岡32節終了時】Team Style
12.【福岡32節終了時】Team Style

個人CBP

個人CBPを見てみます。攻撃で怖いのは紺野と岩崎。どちらもドリブルクロスCBPが高く、推進力と決定機を作り出す力を持っている怖いアタッカーです。コンウェン大好物の奪ってさばける中盤の要は前。ここは自由にさせてはいけません。ストライカーはよく訓練された名古屋ファミリーなら名前聞いただけでちょっとドキッとするウェリントンと今季9ゴールのザヘディに注意です。守備CBPは真ん中で立ちふさがる田代。好調攻撃陣(+後ろから飛び込んでくる各人)でどう崩すか注目していきたいと思います。

13.【福岡32節終了時】個人CBP
13.【福岡32節終了時】個人CBP

最後に

3連勝で上位フィニッシュも見えてきた名古屋。攻撃も守備も間違いなく上向きです。あっという間にリーグも残り6試合。さらなる飛躍を願い、引き続き応援していきたいと思います。それでは。

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