はじめに
コンウェンですこんにちは。
昨年開幕戦大敗の悔しさ昇華のために初めてみた本レビュー&プレビュー。25シーズンも同じ船出となりました(悲)。
コントロールできない事に嘆いてもキレてても仕方がないので、少しでも心の隙間を埋めるため一緒にデータを眺めていただけると幸いです。
第1節レビュー
第1節の名古屋と川崎のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフを見ても心の隙間埋まらねぇ(愚痴)。いきなり軸の最大値2→3へ拡大のドデカグラフです。まぁボッコボコですボッコボコ。とはいいながら、時系列で保持率やシュート見てみると明確に前半と後半、というか失点前後で差が出ています。1点取られた事で攻守やプレスのバランス、連動が崩れ、綺麗なカウンターから大量失点。前半悪くなかっただけに、もったいない展開に自ら持っていってしまったかなぁという感想です。そんなデータないけど前後半でCBPグラフ分けて見てみたいなぁ。もったいないとしか言いようのないハンドからの失点で動揺は分かるんですが、失点しても変にブレずに闘いきって欲しかったです。
という事で、チャンス構築率の低さも後半の出来を考えると低すぎるけどまぁという感じなのですが、気になるのは枠内シュート数とクロス成功率、そしてそこからくるゴール期待値の低さ。特に名古屋の攻撃の生命線と言って良いサイドアタックの終点、クロス成功率が0パーセントはかなり問題です。特に前半、積極的にサイドからクロスを上げようとしますがことごとく相手に当てられてました。コーナーキックはとれるのですが中にボールが入らない。しっかり外してあげる、DFにつかれる前に早く入れるなど少し工夫をすることで、ゴール前でのプレーを増やしてもらいたいものです。枠ぅ。
個人CBP
個人データを見てみます。と思いましたがあまり名古屋の選手が上位に出てこないので割愛します(泣)。…というわけにもいかないのでひと項目だけ。奪取CBPです。このポイントは相手陣内により近い所でボールを奪うと高くなるポイントで、個人的に試合の優劣の大きな指標になるポイントだと考えています。全体一位二位が川崎の河原と山本。いかにいい場所でボールを奪い攻撃につなげられるかを表す指標の一つである奪取CBPで、川崎の中盤選手に大きくポイントを稼がれているようでは苦しい展開になるのは当然です。名古屋の中盤である稲垣、加藤も奮闘はしていますが、やはりここは相手に勝っておきたい点となります。CB同士で比べても、原や三國に対し川崎の高井や丸山が上位で、全体的にいい位置で奪われていたことがわかります。要修正ですね。
マジで個人CBPはこれで終わりです。ほかのCBPの結果が見たい方は、football-lab様のホームページでご確認ください。なかなかどうして厳しいスコア、データとしても厳しい結果となりましたが、前半の戦いが粘り強く続けられていれば…という気もします。切り替えて、次節頑張ってもらいましょう。
第2節プレビュー
第2節ヴィッセル神戸戦のプレビューです。名古屋と神戸の第1節のデータをプロットします。
試合展望
全体グラフはまだお互い1試合だけでありあくまで参考ですが、神戸も前節スコアレスで引き分けており、あまり大きなグラフではありません。ただ守備ポイントは高く、クリア回数も多いため、ゴール前はしっかり固め、堅実にクリアをしてくるようです。そうすると怖いのはそのクリアボールをしっかり収められる攻撃陣。シンプルに長いボールを収められ、手痛いカウンターを食らわないように注意です。
攻撃系のCBPはスコアレスであったこともあり小さいですが、ゴール期待値は1.981(名古屋は前出0.38…)と非常に高く、説明不要の大エース大迫、武藤を中心に、いい位置でシュートを打ってくることが予想されます。1節のシュート位置をみてもペナルティボックスど真ん中、ゴールすぐ近くでシュートを打っており、非常に危険な香りがしますね…。三國を中心に、難しいミッションではありますが、ボールを収めさせない、収めた神戸攻撃陣に前を向かせない、自由にさせない守りを期待しましょう。
個人CBP
こちらも1試合の結果のみですので参考レベルですが個人CBPを見てみます。怖いのはやっぱり大迫。受けてよし撃ってよし運んでよしの化け物です。注目はCBのマテウストゥーレル。奪取守備CBPで上位と守備で活躍しながらもパスCBPも1位、ゴール期待値にも顔を出していた様にセットプレーから惜しいヘッドを撃つなど攻撃にも貢献する恐ろしい選手です。また、中盤の底でボールを奪取する扇原にも注意。1節レビューで書いたように、中盤でボールを奪われない、かつ奪うことは試合を左右するポイントとなります。和泉、稲垣、加藤等、中盤で負けないようにがんばってもらいたいですね。
最後に
というわけで、大敗&まだデータも少ないので簡単ですが、以上、レビュー&プレビューとさせていただきます。衝撃的なスタートとはなりましたがまだ首位との勝ち点はたった3。きっちりと修正してホーム開幕戦、第2節は90分バチバチに戦っていただきましょう。それでは。