3月8日付け、中スポ/グランパスウォッチャーで、昨日の試合のレビュー記事が掲載されています。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/201503/CK2015030802000104.html
闘莉王のPKは間違いなくミスで、それで勝ち点2を逃したことは間違いありませんが、失点についてはDF陣全体の問題でもあると思われます。そこについて考察してみましょう。
グランパスのCK守備でかなり効いているのは矢野貴章選手です。特に右サイドからのCKではニアではじき返すことがとても多く、その点では攻守に効いていました。今回そこに竹内彬選手が代わって入ったわけですが、竹内彬選手はそれほどヘディングに強いというタイプではなく、またレギュラーDF陣との合わせもここ2週間くらいでした。
今回のキャンプでは、レギュラーを固めて、その連携を高めていくという指針でしたが、レアンドロ・ドミンゲス選手、田鍋陵太選手、矢野貴章選手らの離脱で、メンバーが入れ替わってしまいました。実は攻撃はメンバーの入れ替わりに大きな影響はありませんが、守備陣のメンバー交代は、誰がどのように動くのかという約束事が細かく多く、問題になることが多いです。昨年当初のグランパスの不調も、確実にディフェンスラインの大幅な入れ替えが問題だったと思われます。
1失点目は楢崎選手の前に松本の選手にやすやすとポジショニングされてしまっています。2失点目は楢崎正剛選手のキャッチミスでもありますが、詰めていた選手は松本の選手のみです。3失点目はクリアミス。グランパスのコーナーキック守備はピクシー時代はゾーンディフェンスでしたが、西野監督になってからマンツーマンに変わっているはずです。どうもそこの移行がうまくいっていない部分があるのではないでしょうか。
いずれにしても、矢野貴章選手が戻ってくるにしても、竹内彬選手が続けるにしても、今回出た問題はきちんと修正されると思います。
次節に期待したいですね。