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[小ネタ] 高身長の選手は活躍できないの?

2015年5月25日の赤鯱新報に以下のような記事が掲載されていました。

名古屋ユースからの昇格組にて勝負の「昇格3年目」を迎えています。何故3年目が勝負かというと、Jリーグでは3年目までをC契約とすることができ、事実上の育成用途の契約として扱うことができます。C契約の場合は年俸は最高480万円に制限されていて、安く抑えることができますが、それ以上に大きいのは4年目となりA契約となるとチームで保有できるA契約選手の数が25人に制限されていることです。3年間を終えて戦力にならないと見なされた選手は多くの場合、A契約選手枠のために契約を切られるのです。ただニッキのようにユース出身者の場合は特例としてA契約締結後3年間は25名枠に含まないという救済処理があるので、その点は問題にならないのですが、多くの場合ユース出身者でも3年での見切りが発生することは多いです。

ただ、ニッキの場合はある特殊な事情があります。

ニッキのポジションはセンターバックということもあり、高身長は武器になりえます。そして身長を伸ばすためには筋肉をつけることは禁じ手なのです。そのため、ニッキが本格的に身体のビルドアップをはじめることができたのは、なんと去年末のことなのです。そのおかげで公称197cm(本人曰く2mは超えちゃってると思うとのこと)というJリーグでも有数の身長に成長することができたのです。ただJリーグ初出場の2013年などは明らかに線が細く、動きもモッサリで今ひとつ活躍はできませんでした。

まだまだこれからアジリティを上げていくためのトレーニングが必要になってくるのでしょう。ただ、赤鯱新報の上記のインタビューでは、着々と肉体改造が進んでいるようであることが伺え、楽しみになってきています。ただ、今の時点では闘莉王、竹内彬、本多勇喜の3人に勝てる状況ではなさそうですね。

高身長選手は我慢が必要?

ここで面白いデータがあります。高身長選手は活躍しはじめるまでに時間がかかるという法則です。

盛田剛平選手(ヴァンフォーレ甲府)の個人成績です。盛田選手は身長189cmと日本人では高いほうですね。

盛田選手の個人成績
盛田選手の個人成績

盛田選手の活躍は25歳の時に大宮で第1ブレイク、そして29歳で広島で第2ブレイク、さらに37歳にして甲府で第3ブレイク、キャリアハイを迎えました。

長沢駿選手(清水エスパルス)の個人成績です。長沢選手も身長191cmです。

長沢選手の個人成績
長沢選手の個人成績

長沢選手の場合は5年目にやっと熊本でのレンタル移籍中に結果を残すことができました。

そして最後にハーフナー・マイク選手。ニッキのお兄さんです。身長195cmですね。

マイク選手の個人成績
マイク選手の個人成績

ハーフナー・マイク選手も結果を出したのは4年目、鳥栖にレンタルされてからでした。

ここに挙げた3選手はみんな、4年目から7年目くらいにブレイクを迎えています。その理由を考察すると、高身長選手は身体の出来上がりが遅いのではないか、という仮説を建てることができます。ましてや筋トレを制限していたニッキの場合は彼ら以上に時間がかかる可能性もあります。

できることであれば、ニッキにもあと1~2年のチャンスが与えられますように。そうしたら、びっくりするようなブレイクを遂げてくるかもしれませんよ。

※身長203cmのピーター・クラウチの活躍も22歳の年でした。

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