中スポ/グランパスウォッチャーによると、川又堅碁選手が清水戦の反省と、ゴール量産を誓ったそうです。
清水戦の反省としては、コンディションを挙げていましたが、それよりも気になるのが課題として挙げているポストプレーです。川又選手は以下のように語っています。
「ポストプレーの時は、トラップできないわけじゃないけど、なんか硬くなっちゃうんだよね」。5月には闘莉王からポストプレーの熱血指導も受けた。課題の克服はまだまだだが、「意識はしているし、ボールをもらう動きはできていると思う」。縦パスは呼び込めているだけに、落ち着いてさばくことが重要になる。
ポストプレーって、どんなプレーなんでしょう。一応定義としては以下のようになります。
ポストプレーとは、スポーツのオフェンス戦術のひとつ。「前線で攻撃の起点を作る」プレーの総称である。ハンドボール、バスケットボール、サッカーなどの競技で使われる。
相手陣内で、ゴールに背中を向けた状態で敵のプレーヤーを背にして、味方からボールをもらおうとするプレーのこと。 また受けたボールをキープして、
- ゴールを導くパスを出したりアシストをしたりする
- 味方選手のゴールへ切り込んでいくプレーを待つ
- 自ら相手ディフェンスを崩し、シュートする
ことによって、得点のチャンス増加を狙う。 (Wikipediaより引用)
言葉の定義では今ひとつ分かりづらい部分がありますよね。百聞は一見にしかずで、映像を見て貰いましょう。
Youtubeでジョシュア・ケネディ選手の映像を探していたら、以下のような動画が見つかりました。そのものずばりですね。(コメントで転載許可お願いしていますが、拒否されたら消します)
https://www.youtube.com/watch?v=GyXYwrRSono
動画を見ていると、ケネディ選手が強靱なフィジカルで前線の起点となり、数多くのアシストをしていることがわかります。さらに彼のすごいところは自身でもゴールを決められるので、守備者側ではポストプレーを潰しに行けば良いのか、反転してゴールされるのを防ぎに行けば良いのか、絞りづらいというのもあります。
簡単に言ってしまうと、ポストプレーヤーには以下の要素が必要です。
- 守備の猛威に晒されても耐えられるフィジカル
- 守備者との競り合いのなかでボールを収めるトラップのテクニック
- (多くの場合、背中についている)守備者からボールをキープするテクニック
- 密集地帯で、適切に他の選手を活かすパスを出すテクニック
- 自分でいくのか、周囲にいる味方の誰を活かすのかを判断するチカラ
川又堅碁選手は、1のフィジカルについてはまったく申し分ありません。ただ、本人も言うように2のトラップのテクニックはまだまだですし、3も4も伸びる余地があるように思えます。
ただ、川又堅碁選手の本来の価値はなんだったでしょうか?ストライカーですよね。
そこに大きな負担を強いてしまって良いのか。もっと点を取ることにギラギラしてもらったほうが良いのでは、と考える人がいてもおかしくないとは思います。
現在のグランパスはチャンスメーカーとしては永井謙佑選手、矢田旭選手、小屋松知哉選手、怪我が癒えれば青木亮太選手もおり、事欠きません。ストライカーも川又堅碁選手、ノヴァコヴィッチ選手、グスタボ選手、杉森孝起選手と枚数がいます。ポストのできる職人が居てくれたら・・・
本来は野田隆之介選手がそのラストピースを埋めてくれる選手だったかもしれませんが、復帰に関する続報が途絶えてしまいました。最近トヨスポにいけていないので現地の情報も寄せていただければ助かります。