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2017年J2第12節山形戦プレビュー

2017年5月7日14時からNDソフトスタジアム山形にて、モンティディオ山形戦が開催されます。その試合をプレビューします。

ゴールデンウィークの中3日の連戦の最後は難敵木山監督の率いる山形です。木山監督は個人的にマネーフットボールの監督のモデルと思っていて、データなどからしっかりと対策をとってくるタイプだと思っています。

一方でグランパスですが、ゴールデンウィークの連戦というのは中3日ということは対策がしづらい時期ということになります。1日はおそらくリカバリーにあてられ、残り2日では新しいメンバーで大きな対策を取ることはできません。

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モンテディオ山形戦スタメン

必然的にこれまでも試したことのあるメンバー攻勢にならざるを得ません。すなわち前節のような冒険(14田鍋陵太の左WB起用のような奇策)は2回続けて行うことができないということです。

今回はおそらく39内田健太が左WB、右WBの15宮原和也とともに振り子のように4バックを形成するものと思われます。3バックの構成は前節で確認済み、宮原・内田の両WBはプレシーズンによく試されていた形です。そういう意味では驚きのないDF陣の配置といえるでしょう。

八反田康平の起用の意味は?

21八反田康平の強みは、グランパスに数少ない、動きで違いを見せられる選手ということです。ボールに絡み、動き直し、またボールを受ける。これを繰り返すことでどんどんとボールを敵陣深くまで持ち込むことができる、というのは簡単なようでいてその実できている選手があまりいなかったりするわけです。彼のような動きをできる選手がいると前線は活発化します。

一方でフィジカルはあまり強くなく、守備で粘らなければならないケースでもあっさりとやられてしまうケースが少なくありません。これまでも失点のきっかけになったプレーが数回ありました。同じような特性を持つ29和泉竜司がセンターハーフを務めることができているのはひとえにプレッシャーのなかでボールキープができているかどうかの違いがあるからです。そういう意味では守備のタスクがあまり多くないトップ下のポジションこそ、21八反田康平の天職かもしれません。

21八反田康平が、少々動きが不足をしていた前線を活発化させる役割を成功させることを祈っています。

玉田圭司をトップに上げる意味は?

28玉田圭司が今回FWでシモヴィッチとコンビを組む見込みです。28玉田圭司はポジション玉田と言われるほど、自由なポジション取りでボールに絡み続けるというのが本来の姿です。それ故、トップ下と言いながらあるときはシャドー、あるときはセンターハーフの位置まで下がったりとマルチロールをこなしています。

今現在のグランパスは、あきらかにチーム玉田であり、28玉田圭司がゲームを作っているといって過言ではありません。しかし当初から連戦に37歳の28玉田圭司の体力がどれだけ耐えられるかということは疑問視されていました。ポジションをより前目に移し、動く範囲を限定することで負担を下げるという狙いがあると思われます。試合日は比較的暑い一日になりそうです。28玉田圭司がトップコンディションでプレーできることを祈っています。

木山監督の罠を抜けて、なんとかうまく勝利を掴むことを祈っています。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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