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因縁の湘南戦、サポータープレビュー。湘南サポータから名古屋グランパスはどう映っているのか?

湘南ベルマーレとの因縁

湘南・・・

この言葉を聞くと何を思い浮かべるだろうしょうか?ビーチ、江ノ電、サザンオールスターズ、加山雄三・・・。市井の人ならこう答えるでしょう。

だがグランパスファミリーなら殆どの人がこう答えるはず。BMW、総合公園、齊藤未月、秋元陽太、野田隆之介、山田直輝(現浦和)、そして・・・曺(チョウ)貴裁。

湘南ベルマーレ、なぜ我々はこの名前を聞くと血が騒ぐのでしょうか?ユニフォームの色、クラブ規模、そして湘南スタイルという我々と似てもに似つかないサッカー。その相手に、名古屋グランパス常に目の色を変えて挑むのです。

自分たちと異なるDNAを持つクラブだからこそ勝ちたい、というのもあるのかもしれません。チームビジョンがしっかりしているからなおさら理解できます。でもそれだけではないはずです。

湘南ベルマーレとの数々の因縁。古くは当時2年連続チーム得点王だった呂比須ワグナーの強奪に始まり、2010年に優勝を決めた相手。降格した時も相手は湘南。そして記憶に新しい2018年のJ1最終節。書けばキリがないので、あとは皆様の記憶を呼び起こして頂ける幸いです。

しかし、これは我々側の視点です。ライバルというのは相手が自分の事をライバルと認めてこそ真のライバル関係になります。一方的なライバル認定は良く言っても目標、悪く言えばとタダのストーカーでしかありませんorz。

そこで今回は目線を変えることにしましょう。この記事は湘南サポーターに書いていただきました。湘南のゴール裏で大旗を振っている「みず氏(@10thRakisuta )」に代表いただき、湘南ベルマーレサポーターが名古屋グランパスをどう思っているのか。赤裸々に告白していただきました。

今回は湘南サポーターを代表して、貴重なお時間を割いて、このグランパスのサポーターサイトに寄稿していただいた、みず氏はじめみっつーさん、なっつんさん、SRさんに、心より感謝します。

他サポの目に晒されて、何を言われるかわからない中、湘南ベルマーレの終盤に歌われる、あのラピュタチャントの歌詞のように「勇気を持って」臨んでいただいた「緑と青の勇者」に是非拍手を。

そして、グランパスファミリーの皆様にも、湘南ベルマーレへのリスペクトを持って読んでいただきたいです。よろしくお願いします。

シンゴビッチもゲーフラを通じて長きに渡り、湘南ベルマーレとはライバル関係でいます。

絶対負けられない相手です。

湘南サポーター、みず氏から見た名古屋グランパス

湘南サポーターとして名古屋グランパスとの試合で思い浮かぶのが3つある。

一つ目は2010年第31節平塚での名古屋グランパスに優勝を決められた試合である。湘南ベルマーレは30節で降格が決まっていて、名古屋は3試合を残して優勝の可能性がある試合だった。闘莉王(現京都)、金崎(現鳥栖)、ダニルソン(元札幌)を補強した名古屋グランパスは強かった。シーズンを通してほぼ同じメンバーで終始安定した成績を残していた印象である。

二つ目は2016年第34節瑞穂での試合である。この試合もすでにJ2降格が決まっていた湘南、降格の可能性がある名古屋の図式。33節で湘南は甲府に勝利をし、かたや名古屋は神戸にアウェーで3-0で負けたが湘南が甲府に勝ったことにより最終節湘南に勝てば自力での残留の可能性があったが湘南に1-3で敗れ、初のJ2降格が決める試合となってしまった。筆者はこのときスタジアムにおり、様々な気持ちが交錯し、ブーイングや叱咤の言葉があがる異様な雰囲気に包まれたスタジアムをジッと見つめていた。

三つ目は昨年、2018年の34節瑞穂での試合である。名古屋のサポーターの友人からは2016年の34節が思い浮かぶといわれるほどまたしても最終節。湘南は勝利か引き分けで自力での残留、名古屋は勝てば自力での残留、引き分けでも鳥栖負けで残留もしくは磐田と横浜のいずれかが敗戦し得失点差で上回れば残留という過去で史上最も過酷な残留争いだった。結果的に2-2で試合は終了し磐田が敗戦したため両チーム残留を決めることができた。この時も筆者は瑞穂にいたのだがあれほどまでにお互いが笑顔で終わる試合はなかったのではないか。最後に名古屋の選手が湘南側に挨拶をしにきてくれた時には和やかな空気を感じた。

以上三つの試合が思い浮かんだ訳ですが…正直、湘南サポーターって名古屋のことどう思ってるの?って名古屋サポーターの方でも気になっている人がいるのではないでしょうか。実際今回こうやって文章を頼まれたのも、知り合いの名古屋サポーターからどう思ってるの?と聞かれたのがきっかけでした。友人や知り合いの名古屋サポーターからは優勝した試合や近年の試合、出来事からライバルだと思っているとよく言われます。筆者も近年のことを顧みればライバルだと思っています。ただ、一方で名古屋さんはリスペクトするべきチームであると思っている自分もいます。湘南が成し遂げていないJ1優勝しているチームで、オリジナル10のチームな訳で…やっぱりどこかライバル、因縁の相手って言われても恐れ多いって思っちゃうことが多いんですよね(笑)

ただ、一つ言えるのは名古屋さんとの試合はいつもお互いがバチバチにやり合う、これは間違いないと思います。風間監督の攻撃的なサッカーと曹貴裁監督の走力を生かした湘南スタイルこの二つがぶつかると球際が激しく、カウンターで一瞬でゴール前に迫る速さのある試合展開、面白いですよね!こういった試合は他のチームとの試合ではなかなかないので名古屋とやるときの独特の試合展開だと思っています。

個人的にはこういった節目節目の試合を名古屋と繰り返している中で、不思議な縁を感じています。だからこそ名古屋とはこれからもバチバチやりあういい関係を築き上げていけたらいいなと思ってます。まだ湘南は名古屋さんを追い越したとは思ってません。最終的に湘南は名古屋さんに追いつき追い越したい、そしてその時に立ち塞がるのはご縁は名古屋さんであると思って(笑)7月7日のアウェー瑞穂での対戦心待ちにしています。またバチバチにやりあっていい試合にしたいですね。

湘南サポーター、名古屋グランパスへのそれぞれの思い

今回は更に、みず氏以外のベルマーレサポーターからもコメントをいただけております。貴重な時間を割いて書いていただきありがとうございます。皆様こちらもぜひご一読ください!

みっつー氏(@mitsubell_32s
名古屋グランパスといえば10年シーズンの優勝を決めたのが平塚競技場。18年には、J1昇格を湘南と一緒に決めたのがパロマ瑞穂。お互いのスタジアムで、それぞれ歴史に残る一戦を繰り広げた、忘れられない相手だと思います。近年は、コバショーが大変お世話になりました。高橋諒くんはJ1で闘う力を身につけ、松本へ移籍していきました。お互いに若い選手の活躍が光る中、末永くライバルとして、J1で闘っていきたいです。

なっつん氏(@kanagawa48
名古屋さんとの試合はここ数年様々なドラマが生まれている印象があります。数年前は矢田旭選手に中盤を自由にやられ、川又選手にキッチリ決められる試合が記憶新しいです。今年は七夕に試合をやると言う事で、どちらのチームが選手達に”勝利”の願いが届ける事が出来るのか手に汗握る試合だと思います。お互いに選手への熱い声援を送りましょう。

SR氏(@sr2460
2018年最終節。
耐えに耐えた我々の残留が決まった。その数分後。僕は敵である彼らにありったけのおめでとうを叫んでいた。この日も勝てるかどうか分からない戦い。今年は残留をかけた戦いだった。いつも名古屋とはギリギリの戦いになる。でもだからこそ、その戦いはいつも心に残るのだ。これからもよろしく!また僕達とヒリヒリするような熱い思い出を作りましょう!

(みず氏総括)

4人で共通しているのは名古屋さんとはいい関係でいたいそう思っています。

そして最後に言わせてください。全員思っています。毎回アウェー側チケット完売するので瑞穂ではなく豊スタでやらせて欲しいと。

(とは言っても、もう湘南戦=瑞穂の死闘は定着しちゃってますから、それは無理な相談だと思いますorz(シンゴビッチ))

7月7日 七夕決戦

湘南ベルマーレ側から見ても、グランパスはライバル関係だと思っていただけるのは非常に嬉しいことです。お互いにリスペクト試合、バチバチに戦える相手。素晴らしい関係性だと思います。Jリーグを見渡すと、さいたまダービーや大阪ダービーみたいな感情むき出しで戦う因縁の対決もあります、私は好きです。しかし、相手に好意を抱きながらも絶対に負けたくない思いやりあう相手、Jリーグ、特にJ1では中々ないのではないでしょうか?

正直、名古屋グランパスにはダービーのような因縁の相手はいません。しかし、湘南ベルマーレは良きライバルにお互いなれるクラブだと思います。これからもバチバチ良い試合を続けて、いずれはJリーグや日本スポーツ界に名を響かす名物試合になるといいなと思います。

そんな名古屋グランパス VS 湘南ベルマーレが次節、パロマ瑞穂で行われます。シーズンを折り返した後の最初の試合、勢いをつけるためにも、アウェイで引き分けた試合に決着をつけるため。絶対負けられません。

しかし、湘南ベルマーレ側にとってもこの試合は絶対に負けられない試合になります。7月7日、それは七夕である。湘南にとって七夕は特別な日であり、日本三大七夕祭りである”湘南ひらつか七夕まつり”が行われます。湘南ベルマーレはこの時期七夕限定ユニフォームを着用します。

正直、大事な七夕の試合がなぜ湘南はアウェイ?と思うところはありますが、今回相手が名古屋グランパスで良かったと思います。絶対に負けらない日に絶対に負けたくない相手。素敵な巡り合わせに素敵な試合にしたいですね。

しかし、我々とて退くわけにには行きません。我々名古屋グランパスのホームタウンにだって七夕祭りはあります。それは”一宮七夕祭り”と”安城七夕祭り”。我々もこの試合、七夕の名を賭けて戦います。

そして、この試合で”日本三大七夕祭り”を”仙台””一宮””安城”にするとともに、前回の試合で竹中さんがプレビューで最後に言った、”もちろん勝者はグランパスだ”を今度こそ当てるのです。(グラぽ記事参照https://grapo.net/2019/05/04/9853/)

そして試合後、我々は高らかにこう宣言するのである。

”名古屋グランパス、湘南ベルマーレに圧勝!!”

外務大臣を悔しがらせるのだ!

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About The Author

シンゴビッチ
理想のサポーター像を追い求めて、独身なのに35年ローンで上前津にマンション(※)を買ってしまった応援廃人。グランパス以外にFC岐阜と北海道日本ハムファイターズを応援。多様な場所から応援を見つめ応援道を追求してます。あとすごいオタク

※瑞穂も豊スタも電車一本、名古屋駅も高速ICも近くアウェイ遠征にも万全。オフィシャルストアも出た!!ええ、会社からはやっちまった奴扱いですよ(笑)
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