いよいよはじまります。2020年シーズン。
予想よりは選手の入れ替えは少なく済みました。オファーだけはたくさん来ていたようですが。ファミリーとチームの熱意が、選手を動かしたんですね!
さてそれでは新シーズンを戦う選手たちを紹介していきましょう。
グラぽ編集長の考える課題と期待を合わせて書いていきたいと思います。
GK
1 ランゲラック
- 生年月日 1988/8/22
- シーズン中の年齢 32歳
- 出身 オーストラリア
- 身長 / 体重 193/78
- 紹介
言わずと知れた、オーストラリア代表にも選ばれるゴールキーパー。恵まれた体躯を活かしたシュートストップ、超反応も見逃せません。脚の長さはなかなか日本人では見られないもの。そしてなによりもレーザービームとも言えるスローイン。ミッチが見せるものすごいスピードのゴールスローに着目してみて欲しい!
今年も名古屋の守護神といって差し支えないでしょう。
- 課題
超反応もできるタイプのキーパーにも関わらず、PKのストップが相手のミスを除くと0なのは少し悲しいところ。一般的にPKストップ率は15%くらいらしいので、2019年シーズン、PKを9回与えているなかでは1回くらいストップを見せて欲しいところ。
VARの導入と、ルール改定でPK時のGKの動作の厳格化されたことでゴールキーパーには厳しくなってきているけれども、PKストップでミッチが吠えるところを見てみたい。
また、あまりペナルティ・エリアを離れることはなかった。もしかするとフィッカデンティ監督のサッカーに合っているかもしれない。
- 期待
とにかく怪我をしないこと。怪我と隣り合わせのポジションではあるけれども、今年も脳しんとうの後はしばらくプレーが怪しかった。今年も間違いなくレギュラーだと思うので、稼働率100%を目指して欲しい。
21 武田洋平
- 生年月日 1987/6/30
- シーズン中の年齢 33歳
- 出身 大阪府
- 身長 / 体重 190/82
- 紹介
ミッチに負けず劣らず、超反応を見せるスーパー・グレート・ゴールキーパー。そしてハイラインの裏でガンガン前に上がるところは、ドキドキさせられっぱなし。キック自体も悪くはない。
- 課題
上がるときの判断。
昨年前半の名古屋は高い守備ラインを敷いていたので、裏にボールを出されると自動的にゴールキーパーと1:1になっていた。そこでゴールキーパーが不用意に上がってかわされると、そこには誰もいなくなってしまう・・・・。逆にフィッカデンティ監督のサッカーでは、あまりハイラインではなく、DFも全員上がってしまうなんていうことがなくなった。
- 期待
昨年、ミッチが横浜Fマリノス戦で負傷交代をしたあとも、危なげなく守り切った。普段からの準備が活かされた結果だと思う。その姿勢に素直に敬服する。経験のあるゴールキーパーはとても貴重なだけに、オファーもあったのではないかと思われる。
18 渋谷飛翔
- 生年月日 1995/1/27
- シーズン中の年齢 25歳
- 出身 東京都
- 身長 / 体重 189/88
- 紹介
大型で、キックが良いという評判でグランパスに加入をした、若手キーパー。もう3年目だが、まだ25歳だった?っていうことがびっくりするくらいの貫禄。
ゴールキーパーには迫力も必要なので、その点はまったく申し分がない。恵まれた体躯を活かした、ダイナミックなセービングをまた見てみたいところ。
- 課題
とうとう昨年は試合出場0に終わってしまった。
2016年にはほぼ横浜FCでのレギュラーを掴んでいた選手なだけに、キャリアでも最も輝けるであろう年齢にこの出場機会というのはあまりいただけない結果である。今年はある意味勝負の歳と言えるだろう。
- 期待
ミッチも武田洋平も30代。いくら寿命の長いゴールキーパーという職と言っても、それほど先が長いわけでもない。腐らず、チャンスがあれば食いつくつもりで頑張って欲しい。
22 三井大輝
- 生年月日 2001/5/27
- シーズン中の年齢 19歳
- 出身 愛知県日進市
- 身長 / 体重 189/80
- 紹介
高校生としては恵まれた189cmの身長と80kgのしっかりとした身体。ユース2冠のタイトルをひっさげてトップチームに加入した。高校3年生の1年間はほぼ治療とリハビリに費やしてしまったことで、筋力も衰え、試合勘もない状態なので、その立て直しからということで長い目でみていきたい。
- 課題
三井の課題は、まず伸び盛りの1年間を怪我で棒に振ったなかで、それを取り戻すこと。そもそも高校3年生の1年間でも伸びることを見越しての昇格のはずなので、その1年のブランクをちゃんと取り戻すこと。
- 期待
幸いにして、ホームグロウン枠で、しかもユース出身者なのでA枠も圧迫しない。最低3年間は長い目で見て貰えるはず。その間に、我慢して、自分を鍛えて、チャンスを待つこと。チャンスを見逃さないこと。
アンダー年代での代表歴が、フロックではないところを見せて欲しい。
次回は2月14日 DF編です