現在のパロマ瑞穂スタジアムでの試合もあと2つになりました。
あと数試合で現在の瑞穂での試合が観れなくなると思うと寂しくなるものですね。
先日も最後のナイトゲームを現地で観たかったので、業務の調整をして瑞穂に駆けつけました。この試合は札幌に3-0で勝利したこともあって、良い思い出になりました。
この試合をメインスタンドで観戦していて、ふと思い出したのです。
「そういえば、家族を瑞穂に初めて連れてきたのも秋だったな」と。
6年前、2014年11月2日。FC東京戦。
確か雨が降りそうな天気で、マッシモ監督率いるFC東京と対戦し、現在スペインのエイバルでプレーしている武藤に強烈な左足のシュートを決められ、引き分けた試合です。
https://nagoya-grampus.jp/game/result/2014/11022014j131vsfc/index.html
特段タイトルが掛かっていない試合でしたし、瑞穂で観た試合ではJ1昇格プレーオフのジェフ千葉戦など他にも印象の強い試合はあったのですが、印象深い試合をどれか1試合選べといったら、この試合です。
私のとっては下記2つの意味があった特別な一日でしたので。
意味1つめ:6年ぶりに瑞穂で現地観戦が出来たこと。
意味2つめ:自分の子供と自分が通っていたスタジアムに行くという夢が叶えられたこと。
意味1つめについて。
学生時代は年に数回ですが通っていた瑞穂。
2008年から2013年、名古屋がリーグ初優勝やACLに出場したり強かった時期、私は瑞穂で現地観戦が出来ませんでした。
子供が生まれ、毎月海外出張のある生活になったりと、スタジアムに通う時間が確保できなくなったのが理由です。
TVで試合は観ていましたが、赤ん坊を抱えて瑞穂に行くというのは、特に妻や子供への負担を考えるとハードルが高いというのも大きかった。
2014年は海外出張の頻度も減り、子供も6歳と4歳になったので何とかなるだろう、ということでスタジアム通いを再開できました。
意味2つめについて。
私が初めてスタジアムに連れて行かれたのは6歳の時でした。場所はナゴヤ球場。
外野席からのグラウンドの眺めとプロ野球選手を生で観た興奮は今でも覚えています。
印象深い体験でした。
その体験があったので、自分の子供が6歳になったらスタジアムに連れて行こう、という思いは持ち続けていました。その思いが実現したのがこの日。
実際、子供たちはサッカーのルールは理解していないながらも観客の熱気や雰囲気、人の多さに興奮していました。
今思うとナゴヤドームでも良かったような気もしますが、試合時間が長い野球は小さい子供は飽きるとか、そんな理由で敬遠した記憶があります。
この日は子供の嬉しそうな笑顔を見て「人の親になったんだなぁ」という実感を持った、そんな1日でした。
この熱気の影響か、息子はこの後サッカーを始め、時々スタジアム観戦にも付き合ってくれるようになりました。
妻や娘も頻繁ではないですが、年1回位はスタジアムに行きたいと言ってくれます。
瑞穂の長い歴史の中で私のような思いをした方もたくさん居るかと思うのですが、それも今年で一旦終了です。
寂しいですが、6年後に完成とされている新しい瑞穂スタジアムを楽しみにしている自分もいます。
新しくなった瑞穂には、今度は自分の孫を連れて行けたらいいなぁ。
今はそう思います。
でも、その前にあと2回、今の瑞穂での観戦を楽しみにしています。
そして、瑞穂にありがとうと伝えたいですね。