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2020年J1リーグ第7節サンフレッチェ広島戦レビュー ムーがいない世界で、君と #grampus #sanfrecce

負けましたねー! アウェー広島戦、酷い敗戦でした。まともに見てられないレベルの酷い試合内容で完敗。思わず自宅最寄りの冷蔵庫(隠語)へ酒を取りに行きましたけど、選手には罪はあんまり無いし、残り試合を応援するしかない。振り返っていきましょう。

作戦倒れの失点

この試合、グランパスはいつもとはちょっと違う姿を見せていました。具体的にはミッチ・ランゲラックのビルドアップ参加です。

引いて構える5-4-1ブロックと、3-2前プレの使い分けが見事だった広島に対して、後ろで余裕を持ってボールを保持するために、丸山・中谷のボールの逃げ先として、ミッチのビルドアップ参加がフィッカデンティ監督によって仕込まれていたんだと思うんですよ。

印象論で恐縮ですが、普段、相手に追い詰められそうになるともっとロングボールを蹴っていたのに、この試合では後ろで繋いで相手を剥がそうとしていました。丸山・中谷もロングボールで逃げることはあまりせず、手詰まりになればミッチへボールを戻していたし、ミッチもボールを貰ったらなるべくショートパスでボールをつなごうとしていたように見えました。

印象論だけでもイカンなとSofascoreを見てみると、この試合のミッチのショートパスは39本。この試合以外の直近5試合では平均24本でしたから、データ上でもミッチのショートパスが多かったわけです(ちなみにロングボールは他の試合と同じくらいですた)。

推測すると、フィッカデンティ監督の狙いとしては、3-2前プレで相手の守備バランスが崩れたところを数的優位で剥がしてこちらのチャンスにしよう、だったんじゃないでしょうか。

グランパスの狙い

頭数の上では「完璧な作戦ッスね~」と言いたくなるものの、普段そんなプレーをやっているわけでもないミッチが、苦し紛れに戻されたボールを受けて、更に苦しく米本に叩きつけてしまった。それでも米本が完璧なトラップをできていれば無事に済んだんでしょうが、相手のプレスを背中で受けつつのトラップでは難しかったでしょう。

お互いに手堅く試合を進めようとする中では、より大きなミスをした方が失点するのは当然。しかし、自陣での苦しいボール保持からミスを誘われ、ショートカウンターで失点したわけで、単なるミスではなく、広島にミスさせられた、と言うべきでしょう。そうなってしまったのはグランパス自身の戦い方のせいだし、ミッチや米本がどうこうよりも、作成負けによる時間の問題の失点でしたね。

完封された両サイド

先制・リードされ、引いて構えられたグランパス、とは言え、やることは同点時と特に変わりません。引いて構えられようが、サイドで1対1または1対2の状況で抜いてしまえば一気にPA付近に侵入できるわけで、つまりサイドアタックです。

なんとかサイドへボールを届けるよう「あとはマテウスさん、相馬さん、やっておしまいなさい!」と阿部黄門がチームとボールを動かします。しかし、この試合では頼みの綱の両サイドが完封されてしまいました。

マテウスは対面の佐々木に封殺され、相馬は広島の5-4ブロックの外側を横移動するのみ(個人的には、その横移動はカットインとは言いたくない)。石田は何とも若い。

マテウスを最大限活かすなら、マテウスを左に回して佐々木から遠ざける方が良かったんじゃないかなー、と思ったのですが、最近、左マテウス右相馬をほばやらないですよね。フィッカデンティ監督的に何か許容できないことがあるんでしょうね、右相馬。

言うまでもないがムー(´・_・`)の怪我は超痛い

ムー(´・_・`)の怪我交代によって中央での起点を失ったのに、両サイドまで完封されてしまうと、この日のグランパスはどうにもならない。僅かに阿部のヒラメキが発揮されたシーンもありましたが、なんともしょっぱいまま試合は終わりました。

この試合の良かったところ

  • 森島の芸術的フリーキック……と自虐ネタを言いたくなるくらい良かったところが無い! 選手はお疲れさまでした!

この試合の(´ε`;)ウーン…

  • 采配

東京戦に向けて

鳥栖戦のレビューで「山﨑がいなくなった今、ムーがへばってもムーに頑張ってもらうしかない」と書いたのに、そのムーがいなくなってしまったでござるー! しかも今シーズン中には帰ってこれなさそう! センターフォワードどうすんの問題が解決しないまま、より深刻になったでござるよニンニン!

さて、では東京戦、誰がそこを担うのでしょうか。

前田直輝

コンディションさえよければ前田一択。前田もトップに置くと今シーズンそうとうアレな感じだけど他よりはマシだ! 問題は、この試合でも露骨に時間限定出場だったように、なんかコンディションがめっちゃ悪そうということ! 状態が良いのに東京戦を見据えてベンチスタートにするなんて監督じゃないことは誰よりも僕たちファミリーが知っている! 時間限定出場=そんだけコンディション悪いと素直に理解すべきなんでしょうが、なんかコンディション不良めちゃくちゃ長引いてませんか……?

マテウス

現実的にはこうでしょうか。グランパスで一番独力でなんとかしちゃう男。問題はゴールに背を向けたプレーがまったくダメな点! 普段そんなプレーの練習してないでしょうしね……。マテウスをトップで使うなら、『何回失敗しようがマテウスの裏抜けに一縷の望みを託してロングスルーパスを蹴り込み続ける作戦』しかないと思いますが、それを現地で見せられるファミリーは多分ストレスで胃痙攣を起こすだろうから念のため胃薬を持参してください。

アーリア

コンディションさえ良ければアーリアで何の問題もないのだけど……まだベンチにすら入ってこれない状態では……。

山﨑テーピンググルグル凌吾

常識的な感覚では、靭帯やっちまった次の週末に試合出場なんかできるわけないのですが、相馬と吉田とジェソクとシャビエルをあの状態でフツーにベンチ入りさせてそして使うフィッカデンティ監督の常識はたぶん僕らとは違う! 超怖い! やめて! やめてそれだけは!

阿部0トップ(偽9番)

無くは無いだろうけど、偽9番は偽9番の左右に位置するサイドアタッカーに破壊的攻撃力と戦術理解度が必要で、そんなサイドアタッカーはグランパスにはいません!

シャビエル

個人的にはマテウスの次にありそうだと思っている選択肢。何よりも相手を背負った状態でボールキープできるから、腰から下にちゃんとボールを届けてやればポストプレーもそれなりにできる! 問題はコンディシ(以下略)

大穴でシミッチ

古賀正紘フォワード起用よりはマシな結果になりそう。

最後に

正直、J1の2位フィニッシュはものっすごく厳しくなりました。ガンバさんセレッソさんが両方コケてくれるなんて都合の良すぎる展開は多分ありません。次の東京戦もまた、マジでマテウスパルプンテ炸裂か無慈悲な阿部様降臨くらいしか得点できる気がしません。でも、そんな時こそ意外な何かが起きて勝点3を拾ったりもするのがサッカーの魅力。まあ、どうなるか見てみようじゃないか(震え声)。

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