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ハメ悩んだ 2020年J1リーグ第32節横浜FC戦レビュー #grampus #yokohamafc

勝ち星を飾れず、ピッチで起こっている出来事にもモヤモヤする。現地では「新しい観戦様式」から脱線する人達が目立ち、90分でビックチャンスは一回(参照元:sofascore)

瑞穂が最後に見せた表情は「瑞穂っぽかったね。」という感想が一番しっくりくるかもしれない。

配置&スタメン

両チームのスターティングメンバー
両チームのスターティングメンバー

両チームとも442でセット。同じ形だが色は全く違うものだった。

横浜FCの枠組み

守備時は斎藤(光)と一美が名古屋のセンター2人(米本と稲垣)の蓋をする。そうなると阿部、シャビ、相馬、マテウスの誰かが受けに降りてこざる負えない。

受けるポジションも横浜FCは斎藤(功)と松浦を一つ内側においておくことで潰す。名古屋が嫌がって逆に展開しても、名古屋の誰かがフォローに降りているため、そこから速く攻撃に移ることはできない。

横浜FCの守備のしかけ

一方でボールを保持すると、手塚を下げたり両サイドを上げてずらしたりして横浜FCは最終ラインを3枚に、名古屋の選手間に人を配置して無理に人が頑張らなくてもボールを回せる形を取った。

人に食いついたらスペースが空く・構えたら構えたで人が空く

対して名古屋は…

攻撃では横浜FCの構え方に苦労し、唯一の突破方法である最終ラインからセンターを飛ばして楔を入れるも相手はファール覚悟で激しく当たってきた。その為、稲垣か米本が無理矢理反転したり仕掛けたりしないと前にボールが運べず、そこでボールを失うと真ん中にスペースが出来、カウンターを食らう事に。

米本・稲垣祥が前を向けないと・・・

そもそも、名古屋はゼロトップにしてから「人が動いて点でパスを受ける」スタイルを取っているため、最終ラインがパスを交換するたびに前線の選手は細かく受け直す動きをする。

横浜FCのように構えるのが上手いチーム相手だと最終ラインが迷いながらパス交換をするたびに細かく動き直さなければならず、結局我慢できずに阿部やシャビが降りてくる悪循環になる。

後半から阿部を下げて前田を入れたのは阿部とシャビは縦の動きでボールを引き出すが、前田にすると横幅で受けてくれるため、相手のブロックが上手く、名古屋の最終ラインが点で楔を入れられなくてもなんとか出来るからだろう。

前田直輝とシャビエルの受ける面の違い

ハメ悩んだ名古屋

大分戦同様、ひたすらハメる事に悩んだ90分。横浜FCがビルド時にあきらかに誘う3バックでシャビと阿部を誘う。相馬やマテウスは前からは「行け!」後ろからは「行かなくていい!」と中々に酷な注文が飛びかっていた。

現地で選手の声を聞いてて「チーム内でプレス基準点やボールを取るポイント作ってないんか。苦しくなるぞ…」と思ったが案の定、プレス連動してくれない味方を見たシャビが前半から呆れていたり、中央がぽっかり浮いてしまったり。

マテウス、相馬が中央に寄ってセンターのフォローに行けばサイドバックが上がって攻撃参加されたりと苦しい90分だった。

サイドバックの空くしくみ

ビックチャンス1/1を決める事について

「あそこで決めていればなー」という感想が出てくるのはどんな試合を見ていても起きるものだ。それが決められなかった時、その決められなかった責任の矛先はシューターに100向けるべきなのだろうか?

その辺は好みだとは思うが、個人的には「より理想のお膳立て」が出来たのであれば、出すほうも打つ方も「もう少しいい方法あったし、しょうがない。」で心を落ち着けれるので、おススメする思考方法だ。(そもそも今回についてはチャンス構築が運任せ過ぎたのを議論すべきなのでは?という話は伏せておく)

ビッグチャンスの場面

まとめ

噛み合わない時は得点のにおいがしないのが“点で合わせるゼロトップの宿命”

まだチームがリスクを気にして前線の試行回数を増やす為の勇気が足りてないのが顕著に出た試合。

点で合わせて勝なら試行回数を増やして試合中に擦り合わせていくしかない。

来季も監督続投要請という見出しも飛び交う中でこれからどういうチームにしていくのか。宙づり状態のチームスタイルを続けてどこかで分解覚悟なのか、チームが同じ場所に着地しようとしてるのか、最終節次第。

良かった所

  • 山崎復帰!相変わらず人の良さがあふれるプレーの数々。最終戦赤紙休暇の影響でスタメンもあるかも?
  • 相馬ボール二つ分ズレた(蹴るポイントは数センチ違い)のシュートも観られてだいぶうまぶれてきてる感じが

心配な所

  • 点で合わせるための試行回数が「負けたくない」気持ちが出てきて減っている
  • 最終戦も同じような相手という事。

最後に

最終戦、名古屋が苦手にしてる典型のようなチーム。何回相手にジャブを入れられるかが全て。相手のガードを崩すにはボディを入れないといけない。フックを食らおうが自分のガードを解いてボディを狙う勇気を最終戦で見せてほしい。

最終戦でガゼルパンチを見せてくれ。

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