グラぽ

名古屋グランパスについて語り合うページ

メニュー

森下龍矢はどんな選手なのか

いよいよ4人目の加入選手!どんな選手なのか気になりますよね。森下龍矢選手について特集します!

Embed from Getty Images

サガン鳥栖からやってきた3人目の選手:森下龍矢(もりした・りょうや)

2019年の吉田豊、2020年の金崎夢生に引き続き、サガン鳥栖から3人目の獲得となった森下龍矢選手。

森下龍矢選手のプロフィール

森下龍矢選手は1997年生まれの23歳。静岡県掛川市出身で、磐田の2つとなりの町なだけに、ユース年代はジュビロ磐田U-18出身です。当時U-18日本代表に選出されたこともあります。

大学は明治大学に進み、4年時には2019 ユニバーシアード代表に選出されます。同じく来年名古屋グランパスに加入する児玉駿斗とともにブラジルを破り金メダルを獲得しています。このユニバーシアード代表は三笘薫(川崎)・上田綺世(鹿島)・旗手怜央(川崎)・中村帆高(東京)・田中駿汰(札幌)・高嶺朋樹(札幌)・小柏剛(札幌)・金子拓郎(札幌)・山本悠樹(ガンバ)・明本考浩(浦和)・オビ(マリノス)・林大地(鳥栖)と錚々たる面々の揃う、凄い代表でした。

2人とも残念ながら決勝戦では出場機会はありませんでしたが、森下龍矢は準決勝イタリア戦で途中出場。

(フルマッチなので時間を見てポイントをおさえてください!)この試合では前半28分に児玉駿斗がゴール。後半32分に林大地と交代で出場。PKにもつれ込みますが、6人目のキッカーとしてしっかり決め、勝利に貢献しました。(背番号8が森下龍矢)

サガン鳥栖に加入後は完全にレギュラーとして定着。33試合に先発で出場して3ゴールを挙げています。

森下龍矢選手の素顔

森下龍矢選手が質問に答えます!【サガン鳥栖】

サムネイルの画像が強烈ですね笑

こちらは仲良しの林大地と2人の質問コーナー。森下龍矢選手がインタビュアー役です。

この衣装もなかなかインパクトありますね笑

こうやって見ていると典型的な陽キャのように見えますが、それだけでもないようです。

FC東京のルーキー中村帆高選手とはライバル関係。

入学前からライバル心に火がついていた。高3のときに参加した明治の入部セレクションでのこと。初めて会う同い年のサイドバックに、互いに目を見張り合った。

当時、“格上”だったのはU-18日本代表に入っていた森下だ。だが「50m走で『よーい、ドン』の瞬間に3mくらい置いていかれた」と、高校サッカー界でもまれてきた中村の身体能力に驚かされた。一方の中村は、Jリーグクラブの下部組織で育った森下のうまさに舌を巻いた。「ビルドアップもめっちゃできるし『こんなにうまいサイドバックいるのか』と思いました」と当時を振り返る。

引用元:大学サッカー – 三冠狙う明治の両翼、中村帆高と森下龍矢 Jでも続く「バチバチ」

上に挙げた「森下龍矢選手が質問に答えます」動画でも「絶対に負けたくないのは中村帆高」と断言しています。奇しくも同じ右サイドバック。プレーの幅が広い分森下龍矢選手が左に回ることが多かったとのこと。そこに忸怩たる思いを持っていることは想像できます。

ただ、いろんなポジションを経験してきていることにはポジティブに捉えているようです。

「“大卒”としてどうやって活躍するんだって考えたときに、スペシャリストなんていっぱいいるじゃないですか。色んなところをこなせて、チームのために勝利のために、何かができる人間が“大卒”として求められる。どんなシチュエーションでもチームのために活躍できるっていうのを僕たちって求められている。僕はそういう道に進んでいこうと決めました」

引用元: 明治大MF森下龍矢は鳥栖へ…考え抜いた“大卒選手”という意味 (2019年11月28日)

ただ明るいだけではない、なにかをやってやるという強い意志を持つ漢。おちゃらけたペルソナの裏にある真面目な顔。それが森下龍矢の素顔なようです。

森下龍矢選手のプレーの特徴

森下龍矢選手というと、今季サガン鳥栖では右サイドバックで33試合出場と固定されていましたが、左右のどちらの脚でも強いキックを蹴ることができます。

右サイドからカットインしての左脚シュートも魅力です。

爆発的なスプリントをなんどでも繰り返してくれるところも魅力です。

シーズン通算スプリント回数ランキングで1位を獲得。これも素晴らしい。2位がマテウスです。

また代表や大学では左サイドバックやサイドハーフでも出場していたユーティリティ性も魅力の選手です。

Football-labのデータからそのプレーを比較してみましょう。
サイドバック5人のプレイングスタイル指標
それぞれの数値で、森下龍矢・宮原和也・成瀬竣平・オ・ジェソク・吉田豊の5人を比較し、指数でトップの値を持つ選手に色づけしています。

宮原和也は2019年、シュート9本で4ゴールというフォワード顔負けのゴール決定力を発揮していましたのでそれは外れ値と考えていいでしょう。森下龍矢選手は、攻撃面では「決定力」「パスレスポンス」「ドリブル」「クロス」に特徴がありそうです。

攻撃面の比較をまとめます。

  • 森下龍矢:左右両足での鋭いシュートあり。パスを受けるのもドリブルもクロスも優れている
  • 宮原和也:ゴール前に飛び込めるチカラはあるが、ドリブル、クロスが弱点。ボールを引き出すチカラも欲しい
  • 成瀬竣平:全般的に数値は低め。ダブルタッチですっと相手を抜くようなキラリと光るプレーもあるが、ドリブルもクロスもシュート、パスもまだまだ一皮剥ける必要あり
  • オ・ジェソク:クロスの数値が比較的高いが、全般的に数値は低め。長い歩幅を活かしたドリブルも稀に見られたが・・・
  • 吉田豊:意外にも数値が低いことに驚く。プレーの関与が全てビルドアップに算定されているのかもしれない。毎年数本決まるロングシュートはさすが。

グランパスのサイドバックは守備とボール奪取力が求められますが、そこは全員申し分ない数値をたたきだしています。ただ、グランパスではサイドバックが攻撃の組み立ての逃げ道になることが多いので、ビルドアップも重要な数値です。

  • 森下龍矢:守備・ボール奪取・カバーエリアとも高い水準。重要なビルドアップの数値が低いことが気になる。
  • 宮原和也:さすがのビルドアップ、守備もボール奪取もカバーエリアも高い。空中戦以外守備では言うことなし。
  • 成瀬竣平:まだまだ伸びしろだらけ。
  • オ・ジェソク:ボール奪取の数値はさすが。守備の職人といって差し支えない。
  • 吉田豊:ビルドアップを含めて高いレベルの数値。守備の数値は主観値と乖離がある。

森下龍矢選手の数値傾向を見ていると、ビルドアップの数値が低い以外は吉田豊選手の傾向に似ているように思います。そして他の選手にない特徴は攻撃面

先日の長澤和輝選手の獲得でもあったように、フィッカデンティ監督は「攻撃面での改善」をテーマとして今年の補強をしているように思えます。

ただ、サイドの選手だけで5人というのは多すぎるかも知れません。1人くらい、このメンバーのなかで移籍があるかもしれません。

いずれにせよ、森下龍矢選手がはやくフィットしてグランパスに大きな変革をもたらしてくれますように。

Embed from Getty Images

データ引用元

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

Leave A Reply

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE