はじめに
いよいよ今週末から2021年のJ1リーグが開幕します。
公式もかっこいい煽り動画を配信してくれました。
開幕前に気分が高ぶってきたので、最近考えたことを文章にしました。
ご笑覧ください。
エンブレムは誇り
先日、小6の息子とこんなやり取りがありました。
私「もうすぐ卒団だけど、チームのエンブレム付きのマスクを買う?卒団式の時しか大っぴらにつけることはないと思うけど」
息子「買ってほしい。多分、中学生になっても使うし」
私「中学生になったらジュニアユースのマスクがあるよ、多分」
息子「サッカーの時はそっちだけど、普段使いにする。今のチームでプレーしてたのは恥ずかしいことじゃないし、エンブレムを誇れるから」
少し驚きました。
普段おとなしく、チームのエンブレム付きのグッズを身につけることがほぼ無い息子が「エンブレムを誇り」と言うとは。
息子も名古屋グランパスのファンですが、周りの友達はジュビロ磐田のファンが大半のため、名古屋のエンブレム付きのグッズは使用していません。
ユニもスタジアム観戦以外では外で着用しないため、ほぼ自宅専用です。
現在息子が所属しているチームも過去に4名Jリーガーを輩出しているものの皆引退していますし、最近活躍しているOBは某お笑いコンビの片割れ。
息子の代も小学4年生の時に県大会進出したものの、5、6年では予選敗退でお世辞にも強豪とは言えないチーム。
それでもこのチームに所属していたことを誇らしいという。
※「それならば何故名古屋グランパスのマスクを欲しがらないのだ!」という突っ込みはしませんでしたが(笑)
私自身は普段の仕事でもプライベートでも名古屋グランパスのマスクや文房具を使用しているので考えもしませんでしたが、エンブレム付きのモノはそのエンブレムに誇りを持ったり愛着が無いと身に着けられないという極々当たり前の事実。
それをこのやり取りで再確認しました。
好きなのだから仕方ない。でも目立ちたくない。
誰でも知っているようなバルセロナやレアルマドリードのエンブレム付きグッズであれば、普段からネックウォーマーなりトラックジャケットなり身に着けていても特に突っ込まれることはないと思います。
それがJリーグチームだと「そのチームが好きなの?何で?弱いじゃん」などと突っ込まれることもあるでしょう。
同じ地域にライバルチームがあると、相手から小馬鹿にされたりとか。
その余計なやり取りが嫌で自分の好きなチームのモノを身に着けられず、隠れキリシタンのように自宅でひっそりと好きなチームへの愛情を再確認し、忠誠を誓う。
チームが負ければ外では平静を装いつつも心の中で泣く。
単に目立ちたくないという人も含めれば、「隠れキリシタン」は意外と多そうです。
Jリーグの2021年シーズンが開幕
しかし、試合がある日、特にスタジアムで現地観戦する日は違います。
好きなチームのユニを着る、エンブレム付きの小物を身に着ける、同じチームを応援するファン、サポーターと盛り上がる。
この日ばかりは隠れキリシタンではない、誇らしい晴れやかな気分で試合開始を待つ。
日常の生活に現れる非日常のエンターテイメント、Jリーグの2021年シーズンも今月末から開幕します。
昨シーズン終了から今シーズンまで、長いようで短い時間でした。
チームから発表される移籍情報などに一喜一憂しているうちに開幕まであと数日。
早いですね。
惜しむらくはコロナ禍による収容人数の制限が続いていることですが、これは仕方なし。
皆で辛抱強く耐え凌ぎましょう!
おわりに
今年の名古屋グランパスはACLもあり、昨年以上にタフなシーズンとなりそうです。
【赤鯱短信】“過酷にして未知数”は昨季以上!? 2021年の名古屋のスケジュールを再確認してみる。
補強もして昨シーズンより戦力はアップしていると評価されているものの、実際の勝敗は蓋を開けてみなければわかりません。
J1も降格チームが4チームありますし、最初から最後まで緊張感のあるリーグ戦になるのは安易に想像できます。
しかし、ACLでも上位進出、J1リーグでも上位を狙ってほしいのがファンの素直な気持ちですね。
シーズンの最後に笑っていられるよう、また身に着けている名古屋グランパスのエンブレムに誇りを感じ続けられるシーズンになることを願ってやみません。