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うろ覚えで振り返るグループステージ #ACL2021 #grampus

アジアチャンピオンズリーグ、グループステージを、5勝1分の勝点16で文句なしの1位通過したグランパス。始まる前は「基本的に侮っていいチームは無い」くらいの認識だったが、実際に戦ってみてどうだっただろうか。独断と偏見で振り返ってみよう。

ジョホール ダルル タクジム

グッドチームだった。初戦で露骨な「下平システム」を運用してきて、

「グヘヘ、グランパス対策はちゃんとバッチリ仕込んできましたぜ」

と先方の監督・選手達の悪い笑顔が透けて見えんばかり。グランパスが後方からビルドアップしようという状況では、守備時4-1-4-1をベースにファイブレーンを5枚で埋めてパスコース遮断。稲垣米本を試合から消してサイドハーフのところでボールを奪ったろ!  という明確な意思を持った守備にグランパスはかなり苦しめられた。

もっとも、本当に苦しめられたのは、ジョホールの守備ではなくピッチコンディションとACL用のボールだったような気もするが。

1戦目はそんなこんなでグランパスがボールを一応持ってはいるんだけど、どうにもボールをコントロールできず、前にキレイに運べないもんだから、テキトーに蹴っ飛ばしてセカンドボール回収や! 回収できなかったら奪いなおしてまた蹴っ飛ばしや! そんな感じでなんか雑に攻めるグランパスがいつ先制できるか勝負みたいな展開だった。けっこう際どくオンサイドだった🍞がセルフジャッジせずプレーを継続したことを褒めてやりたい。まあ、相手選手の位置を確認しながらのプレーだったから、🍞本人的にはオンサイドって自信があったのかもしれない。

2戦目も変わらず下平システムで挑んできたんだけど、グランパス選手陣がピッチとボールにアジャストしていたのに加え、1戦目と違って右インサイドハーフの位置で出場していた阿部が

「相手が4-1-4-1ならアンカー脇でボール受けて前向いちゃえばええやろ!」

と言わんばかりのプレーぶりでサクッとPKゲットして事実上勝負あり。ボール受けた後に自力で前向ける選手が、今のグランパスだと柿谷と阿部と調子いい時の前田くらいしかいないので、阿部の実力を僕たちファミリーが思い知らされる内容ではなかっただろうか。

全般的に、ジョホールはやりたいことをちゃんとやってくる規律を感じさせられるチームで素晴らしかった。10年前とかの「東南アジアのチームって申し訳ないんだけど基本的にロクにサッカーやれてないよね」みたいな感覚は完全に過去のものでしたね。

気になった選手:ラヴェル・コービン=オング

なんかすごい髭と髪形で見た目のインパクトが抜群な上、左サイド寄りの位置からゴリゴリにドリブルで突っかけてきてシュートも打ってきちゃう、なかなかにうざい選手であった。

コービン・オング
コービン・オング

(引用元 : https://johorsoutherntigers.my/player/corbin-ong/

グランパスの初失点もこの選手のシュートからだったしね。これで10歳………は無理にしても5歳くらい若かったらJ2あたりで夢を叶えてくれそうな選手なのだが、しかしもう30歳である。マレーシア代表でもあるので、今更国外に出てどうこうということもなさそう。いつかまた対戦することを楽しみにしています。

浦項スティーラーズ

普通だった。とても普通のチームだった。いや、貶しているのではなく、良い意味で普通にサッカーをしていた。これまた10年前くらいの「韓国、中国のチームは基本荒いから要注意」という印象は完全に過去のものになったようだ(一部の中国チームがアレ過ぎただけで、韓国のチームは元々そこまででもなかったような気もする………)。ごく普通に、4-2-3-1でボール持っていこうぜ! て感じのチームで、両サイドバックにものすごく攻撃的でボール持てる選手を配置していた。相手を押し込めた上でならあのサイドバックが猛威を振るうのだろうし、そこが戦術の肝なのだろう。しかし、それ以上の工夫は特に無かった。そうなれば、押し込まれる前に中盤をミラー化して個で殴れば勝てるやろ! というマッシモ戦術の餌食である。超シンプルに稲垣長澤米本の中盤で浦項の中盤を殴ったら中盤をめちゃめちゃ制圧できた。その上で、攻撃的な分、守備は超ぁゃしかったサイドバックを斎藤で殴り、柿谷のスーパーゴールなんかもあって1戦目は3-0で完勝。

2戦目は、お互いに中二日連戦の最後だったわけで、テレビ越しでもはっきり見える選手達の疲労のせいで、正直なところ戦術とか戦い方とかそういうのを語る次元ではなくなっていたように思う。とは言いつつ、けっこうグランパス対策を頑張って仕込んでいた感はあったものの、後半になるともうダメ。グランパスもロクに寄せられないもんだから、変にオープン気味でお互いダラダラとボールを持ち合うイヤーンな展開の末、藤井が痛恨のやらかしをして1-1の引き分け。

浦項は、なんか「普通にサッカーしてたからむしろ印象に残らない」感じだった。実際マジで印象に残ってない。これでもうちょっと個の質とか戦術の浸透とかそういうのがあれば「隙が無くて強い」て感じになるんだろうけどねえ。1戦目の最後らへんはかなり無理やりなプレー(荒いと評するのはちょっと酷かなと思う)が目立って怪我的な意味でヒヤっとさせられたけど、総じて極めて普通で正々堂々なチームだったと思う。

気になった選手:姜祥佑

カン・サンウ
カン・サンウ

気になった理由=左サイドバックなのに10番を背負っていたから。というのは冗談で、攻撃の起点になり、アクセントを加えたり、マジで浦項の攻撃の要だったから。上に書いたように、相手をめっちゃ押し込める前提だったら、この選手がサイドバックの位置から猛威を振るうのであろう。そう、押し込めたらね! 独力でめちゃくちゃ突破したりクロス上げたりみたいな選手ではなかっただけに、中盤を制圧されたら守備の穴にしかならないのである。1戦目では相手監督が「こらアカンわ」て感じで途中から2列目の右にポジション変えさせてましたね。グランパスファミリーに向けてわかりやすく言うと、彼は多分、左サイドバック金井みたいな立ち位置の選手だ。押し込めなかったらキツイってわかってくれると思う。

ラーチャブリーFC

グループステージで勝点2の最下位という、終わってみれば実力がちょっと足りてなかったかな………というチームだった。しかし5節で浦項と引き分けてグランパスの一位抜けを強烈アシスト。実力がやや劣るチームであっても魂レボリューション守備でこういう結果を手繰り寄せることもある。グランパスは2戦とも危なげなく勝ったのだが、危なげなく勝てたのはフィッカデンティの抜け目ない用兵の賜だっただろう。

選手の質の差が流石に隠しきれない感じで、まあ普通に殴って勝った。試合内容的には1戦目も2戦目も特筆すべき点なし! ただ、伝統的にグランパスはこういう「まあ普通に勝てるやろ」みたいなチーム相手にしっかり勝ち切るのが苦手だったので、チームのイタリアナイズ化を感じずにはいられない。ありがとうラーチャブリー。浦項と引き分けてくれて、最終節で多少はターンオーバーできたのはあなた方のおかげです。この御恩は今年のACL期間中、忘れません。

気になった選手:カンポン・ファトムアカックル

カンポン
カンポン

(引用元 : https://www.facebook.com/ArepA.BonThai/photos/news-flash-ratchaburi-mitr-phol-fc-sign-kampol-pathom-attakul-from-muangthong-un/783373972250537/

すごいベイビーフェイスなゴールキーパー。めっちゃ頑張ってシュートストップしていた。グランパスが枠内シュートを2戦合計で22本も打つもんだから、画面にまあよく映る。時に笑顔で、時に厳しく味方を鼓舞する姿には心打たれるものがあったぞ。失点はどれもこれもキーパー的にはほぼノーチャンだったので、あんま気にせずサウナにでも入ってスッキリしてもらいたい。

名古屋グランパスのことも少々

中二日の6連戦、荒れたピッチ、強烈な雨も降るよ! という、これがACLでなかったら大いに文句を言いたくなる状況であった(文句を言わないとは言ってない)。そんな状況を怪我人なし、1位突破した結果にまず最大限の拍手を送ろう。4節以降、隠しきれない疲労感で見ててしんどくなったもんだけど、獲ってて良かった柿谷斎藤長澤のおかげで中盤から前をそれなりにターンオーバーできたのは大きかっただろう。ノックアウトステージもこの調子で頑張ってもらいたいものである。とは言えノックアウトステージはJ1リーグ真夏の連戦後であり、今と同等以上のチーム状態で迎えられる保証はまったくない。怪我ってのはどうしようもないものだが、計画的な休養等で予防できるケガもあるはずだ。コンディショニングは計画的に、ほんとよろしくお願いします。

気になった監督:フィッカデンティ

良くも悪くもまったくブレない男。目の前の試合を全力で勝ちに行く用兵をこれだけ完遂できるのはすごい。そういう意味では1位抜け決まった後の6節のスタメンは興味深かったですね。これがフィッカデンティ的に「試合をちゃんと成立させつつ実戦でテストする許容範囲ギリギリのメンバーなんだな」という感じで。

じゃあそこで試合に出られないメンバーは大丈夫なのか? 大丈夫じゃないだろう。具体的にはユース組を除いて試合に出られなかったフィールドプレーヤーは児玉と吉田晃だけである。二人ともまだ若いとはいえ、極論すれば負けてもよかった試合ですら使われないのは、フィッカデンティが悪いのか彼らが悪いのか。まあフィッカデンティには大いに言い分があるんでしょうし、それは尊重しますけどね。

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悪い意味で気になった選手:前田と相馬

6節で前田が1点取ったものの、6試合で二人合わせて外したビッグチャンスは10回以上あった。全般的に、あとは押し込むだけみたいなイージーな状況ではなかったが、そこを決めきっちゃうマテウスとの差が残念ながら目立つ結果となってしまった。これでは困る。二人とも「相手に防がれた」というよりは「シュートを外した」感じだったので、何を鍛えれば枠内に蹴り込めるようになるのかはわからないけど、とにかく練習するか祈祷にでも行くか何とかして枠内にシュートを蹴り込んでほしい。

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良い意味で気になった選手:山﨑と阿部

🍞は効きまくっていた。こんくらい効いてくれると超助かる。体格的にJ1でももっと相手を身体で抑え込めるはずなので、ACLでコツみたいなのを掴んでいてくれると良いのだが。

一方、阿部も久々に無慈悲な阿部様ご降臨であった。相変わらずゲームみたいな軌道を描いてボールがゴールに吸い込まれていく。インサイドハーフ気味なポジションでもきっちり働いていたし、攻撃的なポジションならだいたいどこでもやれることを見せつけてくれた。シャビエルがまだ完調ではなさそうだし、天皇杯とアウェー鳥栖戦でもチームを勝利に導くファインゴールに期待したいところである。

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普通のレビューよりむしろ長くなりました! 最後まで読んでくれてありがとうございます! とりあえず来週の天皇杯に切り替えていく!

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About The Author

ラグ
愛知産まれ名古屋在住の、趣味グランパス応援その他、本業はサラリーマンです。人からは感情的な呟きと文章のロマンチストと言われます。クロスバイク(TREK 7.4FX)でうろうろする自転車乗り。お酒大好き。痩せたい。
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