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ヤクブ・シュヴィルツォクはこれからどうなるのか #grampus #Kuba40

編集者:ポーランドで、クバのB検体の検査結果が出た、という報道がなされています

デスク:A検体とB検体は同じ検体を2つにわけたものなので、予想はついていたが残念だな。本当になにかの間違いであって欲しかった

編集者:記事の翻訳をTweetしてくださった yosukeさんはQolyなどに寄稿しているかたで、決していい加減な情報を流す方ではありませんよね

デスク:もちろん、ポーランドメディアでの報道が必ずしも正確とは限らない。あくまでも先方の報道を紹介しているだけであることは理解しておきたい

もし検体の検査結果が出たならば、なぜ発表がないのか?

編集者:さて、このあたりの報道についてはポーランドメディアでの報道が先行していて、国内ではいっさい触れられていません。これはなぜでしょうか

デスク:あくまで想像しかできない、ということは理解して欲しい

編集者:なかの人じゃないですから当たり前ですよね

デスク:もし本当に検査結果が出たならば、検査結果だけを発表するだけでみんな納得するだろうか?

編集者:じゃあどうするの?っていうところまで聴きたいだろうと思います。

デスク:そうだよな。だとしたら答えは1つ、これからどうするかがまだ決定できていない、ということだ。

編集者:なるほど、でも検体の検査結果が出たならば、すぐにこれからって決まるんじゃないですか?

デスク:いや、そんなに事態は単純じゃないんだ。処分がどれくらいの期間になるかで今後が変わってくることになる

B検体の検査結果が陽性だった場合、処分はどうなるの?

編集者:ラグさんの以前の記事ではこのようになっていました

  •  (1)意図的ならば4年
  •  (2)過失が認められたら2年
  •  (3)選手が、自分の重大な過誤または過失がないと証明できた場合:最大2年だが期間短縮あり
  •  (4)選手が、自分の過誤または過失がないと証明できた場合:出場停止無し
引用元: 資格停止期間を決めるルール

デスク:ありがとう。契約には99%、瑕疵(契約を履行できない請負側のミス)に関する条項があるはずだ。よって、処分が(1)意図的な禁止物質の摂取と認められ、4年の出場停止になった場合は、まず間違いなく、瑕疵による契約解除になることは間違いない。 出場停止4年が確定しているなら、契約解除を既に発表しているはずだ

編集者:(2)過失が認められて2年の出場停止の場合はどうなりますか?

デスク:既に1年間、出場停止が続いているので残り1年をどうするかだ。おそらくクバの契約は24年1月まで。出場停止期間が明けると契約が切れてしまう。

編集者:そうなると2年間の出場停止が確定次第、契約解除でしょうか

デスク:その可能性が9割。ただ200万ユーロ(現価値で3億円)の移籍金を払って獲得をしている選手だ。同クラスの選手をまた獲得できる保証はない

編集者:そこはもったいないですよね

デスク:クバに価値を感じるのであれば、1年延長して25年1月までとし、復帰を待つという可能性はある

編集者:100万ユーロと噂される年俸がネックになりそうです

デスク:もちろん出場停止期間にそのまま支払い続けるのは難しいだろう。残り1年以上の出場停止期間内の大幅な減俸を、クバ側が飲むかどうか、だな

編集者:あと残る選択肢は、(3)(4)のクバに過誤または過失がないと証明できた場合、ですね

デスク:実は、いまこれを狙っているのでは、という風に考えている。たとえば最大2年を1年に短縮できれば来シーズンは最初から戦えることになる

編集者:この争点になる過誤・過失がなく、意図的ではないというのはどういうことなんでしょうか

デスク:意図的というのはこういう説明がされている

「意図的」であること

Codeにおいて「意図的 (intentional)」とは、以下のことを言います。

Code 10.2.3

  • 自身の行為が、アンチ・ドーピング規則違反であることを認識した上でその行為を行った
  • 自身の行為が、アンチ・ドーピング規則違反であること、もしくは違反の結果に至りうる重大なリスクがあることを認識しつつ、そのリスクを明らかに無視する
https://www.realchampion.jp/what/adrv-what/result/rule.html

編集者:実はyosukeさんが既にその方向でクバが優秀な弁護士と、本人は意図的ではなく、過失がなかったことを訴えている、というツイートもされていますね

デスク:非常に勝ち目は薄い判定だということだが、トライしてみる価値はある

編集者:さすがにこの判定に1年以上かかることはないでしょうからね

デスク:名古屋グランパスにも所属していた千葉和彦選手の場合は、2016年10月にドーピング発覚から、最終結論が2017年3月だった。千葉和彦選手の場合は(4)の判定となり、即時出場可能になった。

編集者:「(3)本人の過誤または過失がない」で軽減されるだけでも違いますからね

デスク:おそらくそのあたりのやりとりが続いているので、発表ができていない、というのがグラぽとしての予想

編集者:いい方向に進むことを祈っています

デスク:彼みたいなリアルストライカーがいるだけでサッカーは変わるだろうからな。期待している

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最後に、今回の記事にTweetの引用許可を下さった yosukeさんありがとうございます。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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