最初に宣伝
東京ワンマンライブが決定したそうなので関東の皆は行こうぜ!
はじめに
それは10月のことでした。
例によって子供の寝かしつけを終え、なんとなくダラーっとTwitterのタイムラインをチェックしていたら、Qaijff(クアイフ)さんが結成10周年ライブをやるとの告知ツイートに気づいたんですよ。
クアイフと言えば、皆さんご存じのとおり、名古屋グランパス公式サポートソングを提供してくれているユニットです。僕も各サポートソングを始め、その他楽曲もちょこちょこ購入しております。同じようなグランパスファミリーの皆さんも多いんじゃないでしょうか。
最初に告知に気づいたときは「もう10年なんやな〜頑張ってらっしゃるな〜」くらいの思いで軽く流してしまったのですが、その後、何回か告知を目にして、なんとなく会場の情報を見たのが転換点でした。
自分語りで恐縮なんですがね、転職とか色々あっての結果、僕は通勤ルート的に大須近辺に容易に寄れるようになっておりまして。10周年ライブの会場=大須観音駅の近くということで、仕事帰りに全然寄れるやん! となり、酔った勢いでチケットをポチーするのに大して時間はかかりませんでした。
そういうわけで、せっかくライブに行ったんだし、クアイフに協力……とか言うと本当に素人のくせに勘違いしちゃってる自分感あって恥ずかしくなるんですけど……サポートソングの提供やグランパスのイベント出演等に感謝の気持ちを込めて、ちょっとでもクアイフのライブに参加したいなーって人を増やしたり、あるいはライブに行ってみたいけど行ったことが無くて、な人の背中を後押ししたいと思い、10周年記念ライブのレポと、一般論としてのライブ参加注意事項を書く次第でございます。どうぞお付き合いください。
ド初心者向け:ライブの持ち物と服装
こういうライブに行ってみたいけど行ったことないって人、確実にいらっしゃると思うんですよね。まず、そういう人に向けて、めっちゃ無難な服装と持ち物を教えて進ぜよう。
ド初心者じゃない人はここは読まなくてもいいです(;^_^A
小さいバッグ
体にかけられるやつがいいですね。貴重品と、後述しますがアウターを入れます。無くてもいいけどあった方が確実に便利です。
え? バッグは邪魔? そもそも貴重品全部ポケットに突っ込んであとは着の身着のままで行くからバッグなんていらん? ……そういう熟練者のことは知らん! 好きにしてください!
トップス:暗めの色のTシャツ
まず大前提として、ライブハウスの中は冬でも基本暑い。クソ暑いとまでは言わないけど暑い。よって冬でも中に入っちゃえばTシャツでいいんですよね。まあ冬ならロンTの方がいいとは思いますが。んで基本的に本番中はステージ以外の照明を落とすから、変に明るい色のトップスだと客席で悪目立ちしがちになってしまうのです。よって、暗めな色のTシャツ着とけばごく一部の例外を除いてだいたいどんなライブでもイケるぜ! なお、冬場だとライブハウスの入場待機をロンT1枚でやってたら凍え死ぬので、防寒なアウター着といて入ったら脱ぎましょう。
クアイフのライブに限ってはグランパスの服・ユニで参戦してもOKだと思われます。グランパス関係から来てくれたんだっていうのもクアイフメンバーたちに伝わるはずです。ちなみに、クアイフのメジャーデビュー時にクアイフとグランパスがコラボしたクアイフユニホームってのがFC限定で販売していたことがあるんですよねー。
アウター:着ないってゆーか入ったら脱ぐ
冬場以外はそもそも邪魔になるから着てくんな! が正解なんですけどね、冬場だとそうも言っていられません。そういうわけで、脱いだ時にあまりにも嵩張るやつは止めとく方がいいですし、それなりに雑な扱いをしてもOKなやつにしておく方が無難です。具体的にはウルトラライトダウン的なやつがいいですね。で、入場したら脱いでバッグに突っ込みましょう。コインロッカーが十分にある会場なら嵩張るやつでもいいんですが、必ずコインロッカーにその他荷物と一緒にぶち込みましょう。
実は「ライブスペースに、嵩張る上着や、その他携帯できない荷物を持ち込むのはマナー違反」と見なされる場合がほとんどです。何らかの事情で会場のコインロッカーを使用できない・したくない場合は、全部バッグに突っ込める程度の荷物・服装以外はそもそも持ってこないか会場近隣のコインロッカーを利用しましょう。荷物を預かってくれる会場もありますので、その辺は事前に要確認。
え? 会場近くにコインロッカーが無いから貴重品以外はテキトーにコンビニ袋とかに纏めて植え込みに隠しておく? ……そんな熟練者のことは知らん!
ボトムス:黒か紺色のジーンズ
ボトムスについては、別に普通のスラックスでもなんでもいいんですけどね。でも女子の場合スカートはよっぽどなんか意図があってそうする場合を除いて止めておく方が良いですね。ここでは、汚れてもよくて丈夫なボトムスの無難な例としてジーンズとしました。
靴:スニーカー
立ってるのが楽で動きやすいやつならなんでもいいです。そしてヒールの靴は絶対にNGです。スタンディングの会場だと2時間程度(開場・入場待ち時間も合わせるとプラス1時間程度)立ち続けることになるわけで、立ってるのがしんどい靴では何よりも自分が辛い。足が痛くてライブに集中できないとかだと悲しいですからね、素直にスニーカーが無難じゃないでしょうか。手持ちの靴でそういう感じのやつにしてください。ちなみに僕が今回のライブ行った際は仕事帰りだった関係で革靴でした死。
その他荷物①チケット
当たり前ですが無いと話になりません。JリーグじゃないんだからQRコードチケットとか無いし! でも何故か忘れるんですよね紙チケット。会場によっては、スマホ画面で、買ったことを証明できれば紙チケット無くてもOKとしてくれる場合もありますので、忘れちゃったらワンチャン会場スタッフに相談してみましょう。
その他荷物②現金
ワンドリンク料金に足りていればいいので1000円でOK。グッズを買いたいならもちろん買いたい分だけ。なお財布(クレカ等含む)は嵩張るのと盗難紛失リスク的に、コインロッカーに入れるか、そもそも持ってこない方が良いですね。
その他荷物③スマートフォン
説明不要! ライブ前後にSNS知り合いと会うとかもありがちですしね。ライブ中はポケットに突っ込んでおいてください。
その他荷物④汗拭き
フェイスタオルまでいくと嵩張るんで、ハンドタオルか大き目ハンカチくらいでしょうか。無くてもいいけど、あった方が絶対に良いです。
その他のその他:ワンドリンク券で交換すべき飲み物
こういう会場のライブでは基本的に「ライブチケット」とは別に「ワンドリンク券」をその場で購入必須です(チケット代とは別に500円くらい)。会場内で、そのチケットと何か飲み物と引き換えにするわけですが、ライブ初心者の方は「ミネラルウォーター」一択ですのでよく覚えておいてください。何故かというと、用意されているほとんどのドリンクは缶なのに対し、ミネラルウォーターはほぼ間違いなくペットボトルだからです。缶に無くてペットボトルにあるもの、わかりますか? 蓋です。演奏開始前にサクッと飲み切っちゃうなら缶飲料でもいいんですが、とりあえずその飲み物でライブ中の水分補給しようと思うなら、蓋つきじゃないと取り扱いにとても困ることになります。
余談的に、ライブ前にビールと交換して飲み切っちゃう方がよくいらっしゃるんですけど、繰り返しになりますが「冬でもライブハウスは暑い」ことがほとんどなので、計画的に水分補給をする必要があり、そういう意味でも(特に初心者は)酒とかはやめてミネラルウォーターをおススメします。
Qaijffライブ感想
さて、肝心のライブはどうだったんでしょうか。会場の規模にもよるんですけど、やっぱほんの10m程度先に実物がいて演奏してくれるというのは、こういったライブならではの魅力なんですよね。やだ、動いてる! 的な。同じ場所にいて同じ空気を吸えるというのはやはりいちファンとして単純に感動するものです(コロナ禍的な意味で『同じ空気』てのがビミョーな感じになってしまったの、本当に嫌ですね!)。僕自身、けっこう久々にこういうライブに参加したんですが、非常に満足度の高い結果となりました。
良かったところ①音源よりも演奏が良い
昔っから、音源(CDやカセットテープ、最近だと配信データですね)と比べてライブ演奏が良いところとイマイチなところがそれぞれあるわけですよ。代表的なところだと、例えばX JAPANなんかはライブ演奏が音源より良いってかライブが凄いので有名でした。一方、例えばあの(バキューン)は音源でどんだけ修正入れてんねん、そもそも本当に本人演奏してんのか? と言いたくなったりもしたわけですよ。
クアイフのお二人、普段からちゃんと練習してるんだなあ(若干上から目線でスミマセン……)というのがわかるライブパフォーマンスでした。特に、ちょっと古めの曲なんかだとわかりやすいんですよね。収録時点の演奏と比べて現時点の方が明らかに腕が上がっている。これは本当にライブでしか味わえないことで、これだけでも参加して良かったと心から思えました。
良かったところ②ライブならではのアレンジがある
このライブではドラム(サポート)に深谷雄一さん、ギター(ゲスト)に「ギターを愛しギターに愛される男」竹内勝哉さん、サックス(ゲスト)に佐藤祐紀さんが加わって、とっても自由というか解放感のあるアレンジと演奏が会場に響き渡っていました。
えっ、クアイフでギター入れるんやと、にわかファンの僕はけっこうビックリしたんですが、なるほどこうなるんだなーこれはこれでアリだなーみたいな。具体的にどう良かったんや! となると、そんなん自分で参加して確かめてくれよ! としか言えねえのですけど!
良かったところ③演奏以外にも注目
要するにMCとかの部分ですが! これはクアイフだから良いというよりは、一般論としてライブ参加者へのご褒美的なもんだと勝手に思っております。「ここでしか聞けない、二度と聞けないトーク」というのはファンにとっては貴重そのもの。表では言えないネタが出たりもしますしw
あとは曲目(セットリスト)の順番とかからメッセージを推測するとかいうのもあったりするのですが、それは相当に熟練のファンの楽しみ方なので、残念ながら僕にはわからない部分だったりもします。
この日のセトリは次のとおり。
- organism
- meaning of me
- escapism
- change
- want
- こだまして
- snow traveler
- good morning
- Re:Answer
- たらしめろ
- 通り過ぎてゆく
- bird
- アイノウ
- 調律のされていないピアノみたいに
- Wonderful Life
- ナンバーワン
- 愛を教えてくれた君へ
- Clock hands
一方、ちょっとウーンなところ
足がいてえ。めっちゃ久々にこういうライブに参加したアラフォーおじさんにはスタンディング2時間のライブ(+入場待ち)はけっこうキツかったよ! それはクアイフもライブにも一切罪は無くて単に自分がヘタれなだけなんですけど! 素直に壁際か柵際を確保して、壁にもたれて見ればよかったなあと禿しく後悔しました。ちなみに、よっぽど混んでたり客の動きのあるライブでもない限り、壁際は基本空いてるしその場で座り込んでいてもそう文句を言われることもないので、後ろ目の壁際は初心者お勧めポジションだったりします。サッカー観戦でいうところの、初心者ならゴール裏は避けとけ! もしゴール裏がいいなら爆心地から外れたちょっと端っこの方にしとけ! てやつですね。
ここでクアイフファン&グランパスファンのトヨロボさんからいただいたコメントをご紹介
Qaijffの皆さんはイベントなくてもホームゲームでスタジアム観戦してるし、タイミングが合えばアウェイにも駆けつけてくれる程本気でグランパスを応援してくれてます
そんな彼らをグランパスファミリーで是非応援してあげてほしいです!
彼らのホームのライブハウスに是非一度でも足を運んでパフォーマンスを聞いて欲しいです!
現地でCDも買ってあげてね!(サインもらえるよ!)
※トヨロボさんのtwitterアカウントはこちら https://twitter.com/nicole19901206
最後に
活動10周年のクアイフ、グランパスファン目線でも、気づけば活動年数の半分以上の期間でサポートソングを提供いただいているわけです。めっちゃドライなことを言えば、グランパスから有料で依頼をしているんでしょうし、つまり仕事なんだろうから、提供いただくのも当然のことなのかもしれません。「サポートソングが毎年変わる必要あるの?」的なファンからの声もあったりもします。
しかし、そもそもがクアイフメンバーの内田さんとグランパスとの縁から始まり(だよね?)、グランパスとクアイフとが共に歩んだこの2016年からの7年間は嘘でもなんでもなく、その年その年のサポートソングと共に思い出すあんな思い出やこんな思い出もあったりするわけです。また、なかなか表には出てこないことながら、プロがオリジナル曲を1曲作り上げるのにどれだけの熱意や労力を必要とするか。いくら仕事(だよね?)とは言え、グランパスに対してそれだけの思いを費やして新曲をリリースしてくれることには、個人的にすごく頭が下がるんですよね。
というわけで、これからもグランパスとクアイフさんには共存共栄としていただきたく、とりあえず関東の皆さんは東京でのワンマンライブに行きましょうそうしましょう。あとはリリースほやほやの2023シーズンサポートソング「たぎってしかたないわ」もヘビロテしましょうね。
おまけ:関係アカウントとか記事とか
Qaijff:https://twitter.com/Qaijff
Vo,Pf,Syn 森彩乃 :https://twitter.com/moriayano
ウチの妻氏(グランパスに興味ない&基本J-POPとか一切興味ないしなんならジャニーズも誰それ状態)が「すごい良い声だねー」と評していました。本当にそうだと思う。グッドな歌声と、明らかに鍛えられた喉から出される普段のしっとり美声はすばらC。
Ba,Cho,Syn 内田旭彦:https://twitter.com/uchy_bass
グランパスユース出身のベーシスト。てかユース出身と言う時点で素人目線では神のごときサッカーの上手さである。MCではおスベリ担当。
深谷雄一(サポート):https://mobile.twitter.com/u1fky
すみませんご活躍を存じ上げなかったのですが客席から見てもわかるイケメンで腰が砕けました。
編注:竜とそばかすの姫の歌を担当した中村佳穂さんのバンドメンバーもされてます
竹内勝哉(ゲスト):https://twitter.com/takeisuch
すみませんご活躍を(略)
金山駅近くのMr.Kenny’s等で精力的に活動中とのこと。
佐藤祐紀(ゲスト):https://twitter.com/yuyusax
名古屋で色々活動されているようです。艶のあるサックスパフォーマンスにオジサンも思わずニッコリ。
別媒体のちゃんとしたライブレポ