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ラグのアルビレックス新潟戦現地観戦記 #grampus #albirex

グランパスがJ1復帰した際に妻にお願いした。「年に一回くらいはアウェーに応援に行かせてほしい」と。

ところが子供ができたりとかコロナ禍とか色々諸事情あり、なかなかアウェー参戦できずにいた。そんな僕にとって、この試合は実に4年ぶりのアウェー参戦となった。

ビッグスワン、初めて来ましたが、想像どおりのいいスタジアムでした(陸上トラックあるのに何故かビッチが近い!)。あと新潟ゴール裏さんの纏まり方・雰囲気はなんだか親近感を覚える系統で、これからも良い競争をしたいもんですね。

スタジアムへの道のり
スタジアムへの道のり
トラックがあるのに見やすい
トラックがあるのに見やすい
散水中のビッグスワン、結構入念に水をまいていた。そういうサッカーをするということなのだろう
散水中のビッグスワン、結構入念に水をまいていた。そういうサッカーをするということなのだろう
場内スタグルのタレカツ丼と地ビールも美味しゅうございますた
場内スタグルのタレカツ丼と地ビールも美味しゅうございますた

そしていよいよ試合開始。グランパスの逆転勝利を現地で見たまま振り返っていく。

前半

新潟は立ち上がりからボールを持とうとする。フォーバックはピッチに広く立ち、島田と秋山のどちらかが必ずサポートに入ることでグランパス3トップに対して数的優位でプレスを無効化する狙いだろう。

グランパスとしては両ウィングバックまたは稲垣をプレス参加させたいのだが、ダニーロゴメスが森下の後ろを狙い続けていたため、立ち上がりからそこまでのリスクを負うことを嫌ったのか、森下は前に行けない。そうするとスリートップだけではプレスをハメられないため、

そんなにハイプレスには行かず自陣に構える時間が増えた。

そうなると当然新潟が後ろでボールを持てるわけで、ボールを持った新潟の狙いは、鈴木がグランパスディフェンスラインを牽制して作った時間と空間をゴメス伊藤太田に届けてやることとなる。

また新潟はグランパスディフェンスラインへのプレスをそんなにかけない分だけ、稲垣米本からの両ウィングバックおよび前方向へのパスを警戒することを徹底しており、グランパスはなかなかボールを前進させられない。米本稲垣からのパスをカットされてピンチとなったシーンもあった。

ここでグランパスは早々にリスクを負って地上戦で前進することをやめて、ボールロストを許容しつつ空中からユンカーとカストロを狙う。

前半中頃には完全に「ボール保持の新潟」vs「とりあえず蹴っ飛ばすグランパス」との構図となった。

グランパスとしてはラフなロングボールでもユンカーとカストロに1発ハマれば得点できるので合理的な選択ではあったが、この試合では新潟の両ワイドの飛び出しを捕まえきれずペナルティエリアに侵入される回数も多かったため、確率と試行回数的に失点したのは当然であった。

ここまでは内容的に大変まずいグランパス。しかし新潟・舞行龍ジェームズの退場が全てを変えてしまうこととなる。

※余談だがあの足裏タックルはVARで見逃されることはほぼ無いと思われるため、舞行龍はこれからもJ1で戦うにあたって、よく反省すべきプレーである。

舞行龍の退場後、新潟はリードしていたこともあり、CFの鈴木を下げて4-5-0とすることを選択した。

これで息を吹き返したのは中谷。鈴木に見張られて苦しいプレーを強いられていたが原則としてフリーになったため前目のポジションをとることができた。また野上と藤井も原則フリーとなったが、決定的なパス出しをするには至らず1-0のままハーフタイムとなった。

後半

後半、勝負をかけたのは長谷川健太監督。50分過ぎからグランパスのスリーバックと新潟の2列目3枚が数的同数となることを受け入れて両ウィングバックと稲垣米本を前に押し上げさせる。それによって高い位置でのボール奪取やセカンドボール回収が増え、あとは決めきるだけとなった中で永井が押し込み同点。

新潟はこの同点でけっこう動揺したのか、どうにも戦い方が定まらない。それを見逃すようなユンカーではなく森下のクロスをビューティフルボレー。稲垣の3点目はまあご褒美のようなものだろう。

特に前半の内容に対し1-3との結果が妥当とは思われないが、VARへの慣れの差がそこにあったのかもしれない、そんな試合だった。

この試合の良かったところ

  • 諦めずに走った全員
  • 勝負師の顔を見せた長谷川健太監督

この試合の(´ε`;)ウーン…

  • リードされる&相手の退場までの試合運びは正直ちとアレ過ぎでは……

最後に

リードされてる新潟が試合終盤にキーパーへのバックパスをしたのにブーイングするグランパスゴール裏、いやこっちがリードしてんだからそれはブーイングしなくてまあいいじゃん?とか思いつつ、ああこんな風景もあったなあと、在りし日の日常を感じた現地観戦でもありました。

だいたいそんなかんじ。

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