はじめに
4/22時点でJ1リーグ2位につけている名古屋グランパス。22日夜に首位神戸が敗れたため、勝てば首位奪取となる大一番となりました。
本日は11位湘南ベルマーレとのホームゲームです。順位以上に手強い相手となります。
湘南ベルマーレは前線からのアグレッシブな守備と走力を前面に押し出した”湘南スタイル”は今シーズンも健在、直近3試合で負けておらず好調なチームです。
長谷川健太監督も「激しい試合になると思います。好調で、走るという部分は全体的にうちより走ってくると思いますので、走り負けないというのが大事になってくると思っています」と警戒しています。
上位争いのために負けられない試合が続きます。この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
前節からの継続で3-4-3(3-4-2-1)の布陣、3トップで得点を狙う堅守速攻は変更無しでしょう。ルヴァンカップで2得点と大活躍の貴田は負傷報道が出ましたので今節の出場は無いと思われます。
- GK：ランゲラックと予想。
- DF：野上、中谷、藤井の3バックと予想。
- MF：IHに稲垣と米本のコンビ、WBに内田、森下と予想。和泉は温存し、右WBに内田、左WBに森下でスタートでしょうか。
- FW：カストロ、ユンカー、永井の快速3トップと予想。途中出場で酒井、ターレスの投入と推測します。
湘南ベルマーレ
基本布陣は3-1-4-2を継続すると予想。
- GK：ソムボムグンの先発でしょう。身長196㎝と長身ですが、俊敏性も高く簡単に得点させてくれないGKです。
- DF：舘、大岩、杉岡の3バックは変更無しと思われます。
- MF：アンカーに永木、IHにタリクと平岡、WBに石原、中野と予想します。運動量、ボール奪取の球際の強さがあり要注意です。
- FW：町野と阿部の2トップと予想します。現役日本代表でシュートの多彩さを誇る町野、名古屋サポがシュートの上手さを嫌というほど見てきた阿部のコンビは浮上に厄介です。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】前線からのプレスで守備の主導権を握れるか
湘南ベルマーレは運動量豊富な選手たちが相手GKまで守備のプレスを掛けに行き、ボール奪取した際のカウンター攻撃では相手ゴール前に雪崩のように選手が飛び出してきます。
名古屋は米本、稲垣のCHコンビの運動量、球際の強さで本日までの好調を支えていますが、湘南は中盤の真ん中に3名並ぶ選手配置である為、守備時に数的不利となる状況も多くなるでしょう。
ファストブレイクで攻撃回数を増やすためにも、名古屋の3トップは守備での貢献度も試される試合になると考えます。全く別の手を長谷川監督が仕込んでいる可能性もありますが、いずれにせよ守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】両ゴール前を行ったり来たりの展開になりそう、シュートを決めきれるか
ボールを奪ってからシュートに持ち込むまでの時間が非常に速いチーム同士の対戦ですので、試合展開としては両ゴール前を行ったり来たりする展開が多くなると思われます。
90分間戦いきるためには名古屋がボール保持から相手ゴール前に攻め込む展開も欲しくなりますが、試合の強度としては終始高いままと予想されます。両チームのシュートの決定力が試される試合になるでしょう。
名古屋のエースストライカー、キャスパーユンカーがより多く得点するか。
湘南のエースストライカー、町野が負けじと得点するか。
ハイライト動画を見ているだけで胃がキリキリしますが、名古屋が打ち勝つことを期待します。
おわりに
本日の試合に先立ち、キャスパーユンカーの新チャントが発表されました。
本日の湘南戦、ゴールデンウィークの上位直接対決と重要な試合が続きます。キャスパーユンカーの得点と名古屋グランパスの勝利でこのチャントを沢山唄えるような試合が続いて欲しいですね。本日も良い試合になりますように。