なんでグランパスはほかのチームみたいに補強できないんだよ!というアツイご意見がデスクのところに寄せられました。割と表に書けないような表現と内容も含まれているのでご意見は採録しませんが、それに記事の形でお答えします。
お金のことなんか気にしたくなんかないと、僕も思います。でも「なんで補強できないんだよ」って、「はよ補強」みたいなレスが10個くらい続いているのとかを見たりしていて、それが叶わないことでモヤモヤしているのも気持ち悪いと思うので、まとめます。
デスク「どうもデスクです。」
喋る机:用語解説:スポーツ紙や夕刊紙(『日刊ゲンダイ』『夕刊フジ』『東京スポーツ』等)の記事にたびたび登場する「デスク」の異称。『日刊ゲンダイ』の記者室に生息すると噂されるものが特に知られており、現地取材を経ずに「記者と机の対話」のみで記事を構成する独自かつ省力化された(?)取材スタイルで一世を風靡した。紙面に掲載される喋る机記事は、あくまで「記者と無機物たる机による高尚な対話の記録」という形式をとる。
野暮を承知で補足すると、ここでの「デスク」とは怪奇現象の類ではなく、新聞社で取材の統括や記事のデスクワーク(校閲・承認)を担う実在の役職者を指す。
記者「どうも記者です。デスクよろしくです」
デスク「いやー、完全に力負け。後半の後半、得点を奪われた後、前掛かりになったところを18分間で3点獲られてしまった。」
記者「タイムラインが大荒れですね。もう降格だーみたいなことを言う人までいます。」
デスク「ただ、グランパスもことごとくオフサイドになったり、守備のファインプレーに止められたが決定機はあったよな。そこまでの差があった、というわけではないというのが感想。
敢えて言うならば後半からセバスティアン・アレーを投入できる贅沢な編成だな。
それをみてだと思うが、”補強しろ!”の大合唱が聞こえてきた。
今回はそこについて考えて見たい。」
名古屋グランパスの選手層を考えてみる
記者「詳細は一切わかりませんが、レギュラークラスで離脱が公表されているのはマルクス・ヴィニシウスのみ。しかし、謎の欠場が続いているのが原輝綺・内田宅哉の右サイド組、マテウス・カストロ、そして森島司ですよね」
デスク「この4人はミシャからも信頼厚く、ターンオーバーを担える存在だった。」
記者「色がついているのが負傷者・状態不明者っていうことですね?
マルチロールの選手が多いせいもありますが、いない選手、右サイドに多くないですか?!」
デスク「重なるときは重なっちゃうんだよなあ。おかげで野上と佐藤が出ずっぱり、そのアオリを喰らって徳元悠平も出ずっぱりになっちゃってる。」
記者「こんな状態なんだから補強しろ!という声が出るのは、不思議ではありませんよね。」
デスク「でもなあ。少なくとも名古屋グランパス、お金持ちクラブではないんだよなあ。」
名古屋グランパスは「貧乏クラブ」なの?
記者「2025年度の名古屋の営業収入は64億6300万円。J1では10位です。
現在のJ1で上位を争っているクラブを見ると、G大阪は88億1700万円、神戸は87億1100万円、広島は83億4800万円、鹿島は81億7300万円、町田は69億1400万円でした。
トップチーム人件費と移籍関連費用を合計した「チームへの投資額」を比べても差があります。」
| クラブ(収入順位) | 営業収入 | トップチーム人件費+移籍関連費用(チームへの投資額) | 営業損益 |
|---|---|---|---|
| G大阪(3位) | 88.17億円 | 37.51億円 | +2.04億円 |
| 神戸(4位) | 87.11億円 | 36.14億円 | ▲0.16億円 |
| 広島(5位) | 83.48億円 | 36.11億円 | +4.35億円 |
| 鹿島(6位) | 81.73億円 | 34.26億円 | ▲1.28億円 |
| 町田(9位) | 69.14億円 | 41.43億円 | +0.19億円 |
| 名古屋(10位) | 64.63億円 | 31.03億円 | ▲6.42億円 |
デスク「10位という順位でわかるように、名古屋はJ1で戦えないほど貧しいクラブではない。営業収入はJ1のほぼ平均で、チームへの投資額も9位である。」
記者「町田ゼルビア、収入順位は1位しか違わないのに、チームへの人件費投資だけで10億円違うって・・・」
デスク「今年はACL-Elite2位の賞金(6億円)をほぼ小川航基につぎ込んでる。もっと差が出るだろうな。」
記者「やっぱり金ですか。金が正義ですか。」
デスク「そして間の悪いことに、グランパスの営業損益マイナス6.42億円。これには木村勇大の移籍金・藤井陽也の買い戻し費用、小屋松知哉やマルクス・ヴィニシウスの移籍費用が含まれている。ちなみに恐ろしいことにこれらの費用は契約年数分、毎年発生する。」
解説:移籍金は会社の経理上、選手の契約年数で分割して費用計上することになっている。2年契約なら2分割。3年契約なら3分割。2年契約だとしても来年度決算でも同じくらいの費用が発生する。
記者「なんか、移籍金って、リボ払いみたいですね。怖い・・・!
「使える金があるのに補強しなかった」というわけじゃなく、すでに収入以上のお金を遣っちゃってるので、予算が少なくて戦力になりそうな選手を獲得できなかった、というのが実状っぽいですね。」
予算を増やすための3つの方法
デスク「名古屋が上位クラブとの予算差を縮める方法として、まず思い浮かぶのは次の三つだ。」
- ACLに出場し、賞金や配分金を得る(ガンバ・町田・神戸・広島)
- 選手を欧州などへ高額で売却する(FC東京・清水・京都・水戸・鹿島・神戸・セレッソなど)
- 大きな資金を継続的に出してくれるスポンサーやオーナーを得る
方法1:ACL出場
記者「ACL-Eや2で優勝すると、数億円の収入になるようです。補強の原資になりますね。でもそこに出られるチームじゃないと得られない収入です。」
デスク「ACLに出場するには国内で先に結果を出さなければならない。
ACL収入は、まだ結果を出していないクラブを最初から救ってくれる資金じゃないんだよな。
すでに一定の強さを持つクラブが、さらに予算と戦力を拡大するための「加速装置」と考えるほうがいいだろう。」
記者「ACL常連組になったチームとは、資金面でどんどん差がついていってしまいますね。」
デスク「グランパスはスタジアム収容率もかなり高く、入場料収入をこれ以上増やすことは難しい。国内でも競技成績やファン指標に応じた配分が拡大している。結果を出すことで注目を浴びる。それによってスポンサー収入が増え、その収入でさらに戦力を強化する。上位クラブほど、この循環へ入りやすい。」
記者「なんとか1度、良いサイクルに乗せたいですよね。ほかのチームがガチってないJ1百年構想リーグにグランパスがお金をかけたのは、ACL-Eliteに出て、良いサイクルに乗せるためだったのかもしれませんね。」
方法2:選手売却と、蓄えてきた財務余力
デスク「グランパスは上でも書いたが、貧乏ではないがお金持ちでもない。でもコツコツ貯めたお金があった。」
記者「Heinrichさんの記事でうまくまとめてくれてますよね。2024年度の名古屋は、移籍補償金等収入が6億4900万円だった。このうち国外クラブからの収入は2億5200万円、国内クラブからの収入は3億9700万円。一方、移籍関連費用は3億6800万円だったため、移籍関連では差し引き約2億8100万円の貯金があったことになります。上の収入を増やす方法2は、名古屋は実践していたことになりますね。」
デスク「貯めたお金を一気に放出したのが、藤井陽也買い戻し+木村勇大獲得+小屋松知哉+ヴィニシウス獲得だったと推測することができる。高嶺朋樹の完全移籍獲得には足りずに今年の夏になってしまったけど。」
記者「2025年度の約6億7400万円の最終赤字によって、利益剰余金は6億9000万円から1500万円まで減少してます。移籍関連収入って、一過性のものなので安定した収入にはならないんですよね。」
デスク「マルクス・ヴィニシウスやマテウス・カストロが長期離脱し、小屋松知哉もやっと復帰したところ。稼働してくれているのは木村勇大・藤井陽也・高嶺朋樹だけ。財務余力を使ってそろえたはずの戦力がピッチに立てていない。グランパスは「金を使わなかった」のではなく、「使った金が戦力として稼働していない」状態なわけで、苦しい。」
記者「それはもう。怪我は予想できないんで、運が悪かったとしかいいようがないですよね」
方法2:選手売却を継続的な仕組みにできるか
デスク「グランパスが改善すべきポイントとしては、買いオペレーションばかりで、売りが上手ではないところじゃないかな。賢い選手売却型クラブは以下の打ち手を行っている。」
- アカデミーや大学から有望選手を獲得する
- トップチームまたは期限付き移籍先で価値を高める
- 十分な契約期間を残して海外へ売る
- 売却後も連帯貢献金や再売却条項で収入を得る
記者「藤井陽也や倍井謙、ユース卒ではありませんが若手獲得した森下龍矢などは海外に送り出せていますが、期限付き移籍をはさんでいて、なかなか完全移籍に切り替わりませんでした。」
デスク「完全移籍じゃないと、お金にならないんだよな。せっかく名古屋グランパスU-18が安定した強さを出しているので、1番目はそこそこ達成できているのに、2番目以降はまだまだカイゼンが必要だな」
記者「方法2で稼ぐのはまだまだ道半ばですね」
方法3:「太いスポンサー」はすでに存在する
デスク「よくグランパスに対する誤解としてあるのがスポンサーだのみっていうところがある。実はそんなことはないんだよな。少ないわけじゃないけど、多いわけでもない。そして安定はしてくれている。」

記者「トヨタはもっと金を出せ!っていう声もありますが、少ないわけじゃないんですよね。オーナー企業がタイトル獲得のために大きな赤字を引き受け、選手獲得費を一気に増やすタイプでもない。」
デスク「「どこかの大企業が突然大金を出してくれる」という展開は、期待すべきものではない。夢を見るのはいいけどな。
むしろ明日どうなるかわからない状況ではない、ということに感謝しておきたい。」
記者「サポーターが多くなればスポンサーも増えて収入が増えます。これを地道にやっていくしかなさそうですね。」
今シーズンの少人数編成をどう見るか
記者「今回寄せられたメッセージには、期限付き移籍でたくさん出して少人数編成になったことの不満が長文でよせられました。」
デスク「これは、あくまでも外部から観察した結果による推測であることは解って欲しい。
今シーズン少人数編成になったことの最大の理由は、
1. 大規模投資を行ったので勝負に出る。マテウスが復帰、ヴィニシウスと小屋松知哉も帰ってくる。ここで勝負する予定なので、若手にチャンスを与える機会はない。だから期限付き移籍に出そう。
2. 河面旺成や山中亮輔といったベテランはJ1百年構想リーグでも出場機会がほとんどなかったので、本人の希望で期限付き移籍に出そう。
この2つだと思う。」
記者「勝負の年に、きちんと帰ってきたのは小屋松知哉だけで、マテウスは数試合で行方不明、ヴィニシウスはまだまだ当分かかりそう。さらに行方不明者が多数っていうのはその時点でつまずいてますよね。」
デスク「そうだな。完全にチーム強化部の見立てが外れている。
予算で上回るクラブに対抗するため、健康な主力がそろえば優勝を争える陣容へ資金を集中する。これは戦略として成立する。
しかし、それは同時に、[主力が離脱した場合の戦力低下を受け入れる] という選択でもあった。」
記者「そうなると、いまの2勝3敗という結果を、チーム強化部は受け入れるしかないわけですね。」
デスク「そうなるな。
もう1つ、Jリーグのグローバルフットボールアドバイザーであるロジャー・シュミットが、”Jリーグのチームは人数が多すぎる”という指摘をしている。ロジャー・シュミットは各チームのGM/SDと面談をした、という話も出ているので、彼の影響が大きいのではないだろうか。」
「Jリーグのスカッド(選手数)は多すぎます。(1クラブ)35~40人も抱えていては、若手の出場機会が少なくなる。欧州では育成のコンセプトがあるクラブは、意図して人数を減らしている。例えばバイエルン。ある時点では、全体を25人、そのうちGK4人、フィールドプレーヤーを17人程度に絞り、残り(4枠)をアカデミーの選手で担っていました。そのスカッドで、3、4つの大会を戦うのです。あえて人数を減らすことで、今活躍しているFWカールのように、17歳の特別な才能が出てきた時に、起用できる余地を作り出しています」
https://hochi.news/articles/20260222-OHT1T51399.html
記者「なるほど、名古屋グランパスって、そういう風に言われたことに影響を受けそうな気もします。」
デスク「ただここでハッキリさせておきたいことがある。
「ミシャが補強を要らないって言った」とかぶち切れてる人がいるが、実は服部健二SDの発言を原文できちんと読んでいないんじゃないだろうか。」
『今いる選手たちを残してくれ』(中略)
https://www3.targma.jp/akasyachi/2026/07/01/post148261/
“この選手だったらその水準を超えていく”という選手でなければあまり意味がないというか。(中略)
常に“このポジションにはこういう選手が必要だな”っていうその水準を、個人的なレベルでも超えていくし、戦術理解度も速い選手たちを我々の中でピックアップしながら、状況は見ながら、いつでも動けるような状況にはしています
記者「なるほど。限られた予算のなかで、一定の水準を超えたクオリティと、戦術理解を備えた選手じゃなければ、戦力化に時間がかかる、だから今は獲らない、という発言だったんですね。」
デスク「ミシャはインタビューでも不要と言っているが、それを真に受けてはいけない。
実はこの夏、ACL-Elite出場クラブから左利きDF獲得という話をスポニチ垣内記者が書いていたが、移籍は実現しなかった。
そういう状況は聞いているはずで、そのタイミングで選手が欲しいと言ったら、強化部との不仲を疑われる。
だからこういう発言になってもおかしくない。」
記者「そしてミシャの希望で言うと、今いる選手のなかでは三國ケネディエブスは残せませんでした。」
デスク「おそらく今回、一番痛かったのはケネディの移籍だったと思う。だがそこに難しさがあると思うんだ。」
怪我人が怖いので、選手をたくさん抱えることはできる?
デスク「漠然とした質問になっちゃうけど、サッカー選手が大事にすることってなんだと思う?」
記者「やはり自分が試合に出て活躍して、勝つことですよね。」
デスク「そう、出場機会って大事なんだ。試合に出られないのにそのチームにいる意味ってなんだ?選手にとって試合に出られない時間は、そのままキャリアの損失になる。」
記者「そりゃ使ってくれるところがあれば移籍したくなりますよね。
プロ野球(NPB)と違って、ベンチ入りは20人で交代も拡大された後も5人までです。レギュラーじゃないと、出場機会ってすごく少ないんですよね。」
※NPBで1試合でベンチ入りできる選手:26人 (出場選手登録=一軍登録は 31人)交代人数の制限はなし。26人全員試合に出すことも可能
デスク「三國ケネディエブスは、かつてアビスパ福岡で控えに甘んじていたが、主力として考えるという言葉でグランパスに移籍をしたと語っていた。藤井陽也の移籍までは確かに主力として出場できていた。そして、J1百年構想リーグでは出場機会はかなり減ってしまっていたよな。」
記者「だからオファーのあったアビスパ福岡に移籍をした、と」
デスク「同じことが繰り返されている。
森島司のセントラル起用と高嶺朋樹の獲得で椎橋慧也と加藤玄が移籍をした。
選手は自分のキャリアのため、試合出場にこだわる。チームを愛してるとか愛していないとか以前に、自分の人生が賭かっているのだから。」
記者「だいたい選手を獲得するときは、レギュラーを期待してってことになりますよね。」
デスク「控えとして来て欲しい!と言われて来てくれるのは、ほかに行き所がないか、訳あり案件だと思う。」
記者「今いる選手も同じで、レギュラーは●●だけど、控えとして残って欲しい、と言われて喜ぶ選手はいないですよね。」
デスク「試合の出場枠は限られている、そうなると抱えていられる選手層というのは限界があるわけだ。」
記者「まとめると、オファーがあったら止められない。実績がある選手を控えにするというのはとんでもなく難易度が高い、ってことですよね。」
「中途半端な補強はしない」の落とし穴
デスク「チーム強化部の「獲得するなら、既存の選手を明確に上回る選手を」という方針は、先発を強化する補強としては正しいと思う。
しかし心配事もある。」
記者「どんなことが心配です?お金を無駄にしないというのはいい考えに見えますが。」
デスク「まず、既存の選手を明確に上回る選手は、間違いなく高い。そしてそういう選手を獲ってくるとなると、おそらくシーズンに1人とかが限界になる。実際今年の夏は高嶺朋樹しか獲れなかった。」
記者「なるほど、量が担保できないんじゃないか、ってことですよね」
デスク「そうなると、[今はまだ水準に達していないが、これから大きく伸びそうな選手] に対しての投資というのが考えられる。その時点ではまだ多少安い。」
記者「なるほど、そういう選手を獲ってくるの、名古屋グランパスは苦手ですよね。なんでなんだろう。」
デスク「第1には、スカウティングメンバーの数が少ないこと。中谷勇介さんと高本詞史さんの2人だった。今年から古賀正紘さんが加わったので少しマシになるかもしれないが。」
記者「あとは、どうしても即戦力を求めてしまう傾向があるような気がします。」
デスク「そうだな、即戦力は完成された選手になる。そうなると高い。」
記者「これからっていう選手をもっと獲れるといいですね。」
デスク「あと、もう1つ、誰もが稲垣祥みたいに頑健な身体を持っているわけではないということだ。身体の丈夫さ、というのも補強の際に検討したいところだよな。」
記者「確かに。ここのところの怪我の多さを見ると、そういうところもチェックしたいところですね」
今から補強すべきなのか
記者「2026/27シーズンの第1登録ウインドーは9月16日まで、9月4日時点ではまだ補強は可能ではあります。」
デスク「ただ、サンフレッチェ広島戦を見て、すぐに補強をしろ、というのは早計だと思う。
野上結貴・佐藤瑶大と試されて、結果徳元悠平しか務められないことが見えてきている左CBくらいで、それ以外のポジションに誰か大物を入れたからといって、サンフレッチェ広島戦に勝てたか?というと、違うように思う。」
記者「その左センターバックも、即補強できる選手は残念ながら高額で獲得が難しそうです。
左利きDFは一番希少で、難しいポジションですからね。」
デスク「補強の判断は、サポーターの声の大きさではなく、
● 各負傷者がいつ復帰できるのか
● 復帰後すぐに連戦へ対応できるのか
● 現有戦力で38試合を乗り切れるのか
● 冬まで待った場合、何試合を現在の陣容で戦うのか
● 現在の財務状態で、どこまで追加投資できるのか
を、総合的に判断して行うべきだろう。」
記者「そこは我々には見えないところなんで、補強があったら誰か負傷者が深刻だったとか、そういう理由があったってことになるんでしょうね」
デスク「現在の故障者数と過密日程を考えれば、「補強してほしい」という要求そのものは不合理ではない。が、「無い袖は振れぬ」というのが一番言い表している言葉だと思う」
記者「既知の長期離脱者を抱えながら経験者を含む多数の選手を外へ出した以上、現在の苦境をすべて「予想できないけが人が重なった不運」で片づけることもできません。」
デスク「そういう意味ではチーム強化部は失敗している。ただ、リカバリーをどうするのかは動いてくれていると信じたいし、それが見えるようになることが望ましい。
一方で失敗したからといって、応援しないという理由にはならない。こんな厳しいときだからこそ応援したい。」
記者「次の試合こそ、勝ってみんなで喜びたいですね」
デスク「町田に雪辱して、みんなで乾杯できることを祈ろう。では」


