3月7日14:00より、豊田スタジアムにて第1節松本山雅FCとのが開催されます。その試合のプレビューを掲載します。グラぽ編集部が作成しておりますので、プロほどの出来ではないかもしれませんがご容赦ください。
松本山雅はJ2でも堅守速攻でならすチームです。セットプレーからの得点が多い、というとグランパスのイメージがあるかもしれませんが、なんと昨年度はセットプレーから28得点、43.,1%もの数字を挙げています。これはグランパスの34%、16得点をはるかに上回る得点数になります。そしてもう一つの武器が田中隼磨選手のクロスです。隼磨選手はとにかく運動量が豊富。PSMのマリノス戦でも何度となくマリノスの左サイドを崩し、クロスを挙げ続けていました。決勝点も隼磨選手のクロスを榎本選手がこぼしたところを詰められたものでした。このクロスからの得点が10%。あわせて過半数がセットプレーとクロスからの得点となります。そして、しつこいくらいのフォアチェック。かなり当たりもハードになることを最初から覚悟しておいたほうが良いでしょう。
逆にグランパスの失点パターンはセットプレーから20.8%、クロスからが18.8%と、やはりこの2つが弱点でもあり、ちょうど特徴が嫌な方向に合致するチームだということがわかります。
対するグランパスは、レアンドロ・ドミンゲス選手が開幕に間に合ったという情報が入っていますが、おそらくフル出場は難しいでしょう。昨年終盤に見せた、4-2-3-1で、レアンドロ・ドミンゲス選手と矢田旭選手がトップ下を交換しながら柔軟に前線に絡んでいくゲームになることが予想されます。昨年度の名古屋は、得点数が少なすぎてセットプレーからの得点以外にあまりカタチが見えないところがありますが、おそらく堅守速攻をベースにしていくことになるでしょう。失点パターンを見ていくと、セットプレー、クロスの次に多いのが30m未満のパスから。おそらく中盤でのパスミスからのショートカウンターがこの失点に繋がっているのではないかと思われます。
上記のことから、まず明日はクロス、セットプレーが多くなることを想定し、DF陣は慎重に対処を行うこと。DFがマークを見失ってしまうことを避ける。牟田選手と闘莉王選手でマークの受け渡しがうまくいかないと、高さを誇るいかな「名古屋山脈」であっても失点は避けられなくなります。また中盤は不用意なパスミスを減らす。ショートカウンターを許さない。
失点しなければ、相手は前掛かりになります。実際横浜とのPSMでも終盤の前掛かりっぷりはすごいものでした。そうなったら、永井くんの出番です。カウンター一発で仕留めて貰いましょう。
明日は良い試合になりますように。