2015年3月17日付け、中スポ/グランパスウォッチャーで昨今話題になっているトラッキングデータによる走行距離について、永井謙佑選手がもっと走ろう!と提言していることが報じられています。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/201503/CK2015031702000119.html
無料公開部分から引用すると、
名古屋グランパスのFW永井謙佑(26)が、チーム全体の走行距離を増やすことを提言した。今季からJリーグが公表しているトラッキングデータをチェックしていることを明かし、「うちは少ない。もっと全員が動かないと」と語った。一方、西野朗監督(59)は走行データを重視しない姿勢を強調。チームはこの日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで、18日にあるナビスコ杯予選リーグの川崎戦に向けて非公開練習を行った。
と、あります。永井選手のスプリント回数が大幅に向上したのもそういうところに秘密がありそうです。ただ、西野監督の言うところもわかります。走行距離だけが問題ではありません。とはいえ、甲府戦では攻撃の閉塞感を感じられました。
そこでYoutubeで公開されているハリルホジッチ監督の2011年の会見の模様を翻訳したビデオから得られる部分というのはありそうです。
このビデオの中で、「クロスを上げても中にフォワードの選手一人しかいない。それではうまくいかない」という趣旨が語られています。
実際、かなりのクロスを上げていたのに中央にノヴァコビッチ選手しかいないので、ゴールキーパーの荻選手にことごとく読まれてキャッチされるという状況がありました。
走行距離を問題にするより、そういうところの前線の動きを強化することは必要なのかもしれません。表現が旬ネタのトラッキングデータに紐付いてしまいましたが、本当は永井選手が求めているのもそういうところかと思います。