- 楢崎正剛、俺らの誇り text by グラぽ
- 僕達の、生きている、鉄壁 text by ラグ
- 楢さんへのラブレター text by Nacky a.k.a.青井 高平
- 楢崎正剛様へ text by コンウェン
- 楢さんへ text by pochi_758
- 守り切ってもらった text by ドクターK
- ジャージ姿の、楢崎正剛 text by みぎ
- 太陽の守護神 text by skybaystarlight
サッカーとの出会い
小学校の時、少年野球やりながらサッカー部に所属していた。ポジションはセンターバック。当時ワールドカップ2002年大会がやっていた。部活の時間に練習をやめて視聴覚室で試合を見た記憶がある。当時フラットスリーという言葉を知ってセンターバックは上手な子がやるポジションだと思い込んでいた。一方でキーパーは大きい子だったり動けない子がやっていて試合中も率先していたのはキーパー以外の子だった。僕が最初にキーパーを知った時の印象はあまりよくないものだった。
意識し始めたグランパスと女の子
中学校の時、同級生に名古屋グランパスエイトの試合に誘われた。そのことは半年前に約束をしていた。「ボール蹴ってるの見えたけどサッカーに興味あるの?あるなら見に行こうよ」初めて女の子と出かけるので舞い上がって「これってデート?もちろん行く!」「デートじゃない、試合観戦です」恋にはならなかったがグランパスの試合に行くことになった。当時グランパスの選手は数えるほどしか知らなかった。そのうちの一人が楢崎正剛だった。一応少しでも今の状況を知って観戦しようと思っていたが正直キーパーが活躍するとこを見ても冷や汗しかなかった。一緒に観戦した試合は3-1でグランパスが勝った。圧倒した試合なのに楢崎選手は怒っている(そう見えた)姿が多く見られた。前節も5-1で勝っていたのになぜ怒っているのか不思議だった。一緒に行った子に聞いてみたら「勝つだけじゃなくて守り切りたいのよ」完封勝利をしたいのだと理解した。のちに変化するこの解釈。それから現地観戦もふえて選手も覚えれるようになった。同時に楢崎選手に注目するようになった。
不思議なプレーヤーと印象のない試合
楢崎選手に注目するようになってからサポーターの着ているユニフォームや弾幕、声援にも気になるようになった。サポーターの着ているユニフォームの背中に背番号1が見えると愛されてるなって。楢崎選手の印象はシュート打たれて怒ってることと代表で川口選手らと切磋琢磨しているイメージだった。だけど代表帰りで疲労がたまってたり、けがで出れない時に物足りなさがあった。キャッチできる、支持出して未然に防ぐ、必要最小限で済むように準備している。すべてできて当たりまえにみえてしまって華やかさを感じることは少なかった。優勝決めてシャーレを掲げている姿、MVPとった姿、はいんしょうてきでした。しかし試合での印象と聞かれたらセーブした後に眉間にしわを寄せたり大きな声で怒ってる印象ばかりだった。それでもスタメンに楢崎正剛の文字がないと不安でした。楢崎選手が失点してもDFがんばろうよーって思ってしまったし、仕方ないねってなってました。
落ちに落ちた先に見えた光
優勝見て、ストイコビッチが去って選手の入れ替えが激しくなった。それでも楢崎正剛の名前は名古屋グランパスで背番号1を背負っていた。絶えず叫んでいた。僕も試合観戦が増えていったが悲しいことに成績が落ちると罵声ブーイング、ため息が気になるようになってしまった。そして降格。またたくさんの選手が入れ替わった。まさにどん底でした。新聞にもさんざん言われまくった。それでも楢崎正剛の名前はあった。ビッグネームが来たり、新しい風が吹いたけど何よりも楢崎正剛の文字が名古屋グランパスの1番を背負って、サポーターをクラブを背負ってくれるだけで光だった。
引退しても守り切ったもの
同級生が言った守り切りたいという言葉。僕は名古屋グランパスに関わる全ての人を守りきるということだったのかなと。立ち直れなくなりそうなくらいクラブがごたごたした時も楢崎選手がいる、支えてくれた。守り切ってくれた。僕をスタジアムに導いてくれたこと、素敵なサポーターやファンに出会わせてくれたこと、キーパーは地味で勝たせれないポジションだけどそれだけではない素晴らしいポジションであるとわからせてくれたこと。たくさんのことを教えてもらいました。本当に感謝です。ただ心残りなのは優勝したのにクラブワールドカップ出場できなかったこと、楢崎選手のラストゲームが金沢戦で止まってることです。本音を言うとまだプレーしてほしかった。それでも選手引退を決断したので次のステージに立った時にまた全力で応援させてください。
あとがき
大好きな楢崎正剛選手に感謝を書き綴りたかったですが駄文になり申し訳ありませんでした。何度でもいいますが、今でも楢崎選手見たくてスタジアム行くようになって素敵なサポーターに出会えたことは僕の幸せです。ありがとうございました。