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名古屋グランパスについて語り合うページ

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「僕が恋に落ちた、あの日。」#ありがとう瑞穗

ある日の瑞穗

皆さんがサッカーに、グランパスに興味を持ったきっかけは何ですか?

ピクシー?

玉田?

楢崎?

僕の場合は、2010年のW杯南アフリカ大会、そして地元のグランパスの優勝でした。特に大会期間中は、それまでサッカーのサの字も無かった教室や部室が、前日の試合の話題で持ちきりだったのを覚えています。その事もあって、小さい頃から家族でグランパスを応援している同級生とよく会話をするように。そして秋、グランパス。その頃には周囲のサッカー熱は若干冷めていたものの、優勝決定が近づくにつれて、僕はその友人との間では、毎日のようにJリーグの話題も上がっていました。

そして翌年のゴールデンウィークのこと。

「チケット余ってんだけど、どう?」

熱の冷め切らないうちに僕を連れ出した彼は、今思えば策士でしたね・・・。

忘れもしません。2011年4月29日。

第8節、川崎フロンターレ戦。僕が初めてサッカーを観戦した日、そして、名古屋グランパスに恋をした日です。

瑞穂運動場西駅で待ち合わせ、いざスタジアムへ向かいます。

「こんな普通の住宅街の、どこにスタジアムなんかあるの・・・?」

今でも目に焼き付いています。何の違和感もなく街に溶け込んだスタジアムが目に入ってきた瞬間の景色。そしてコンコースを抜けて見える、夕日に照らされたピッチとスタンドは、それ以上に・・・。

目の前に広がる瑞穗のピッチ

正直に言えば、単純なサッカースタジアムとしてどうか?と考えると、瑞穂は豊田に様々な点で劣っていると思います。しかし、「僕の、私の街のスタジアム」と言えば?と聞かれれば、僕は間違いなく瑞穂と答えます。自然、街、そしてスタジアムが見事に融合した造形美。歴史、そしてもはや愛おしさすら感じる、通路や座席の狭苦しさ。もちほ僕の思い出による補正もあるのでしょうが・・・

試合が最高のショーならば、スタジアムはその熱狂を極限まで増幅させる、いわば舞台装置。最先端の音響設備を備えるコンサートホールもいいけど、ちょっと古臭い、アナーキーなライブハウスも悪くない。

そこにあったのは、僕にとって圧倒的な「非日常」でした。今考えても理由は分かりません。しかし、何度か家族に連れて行って貰った野球場では感じることの無かった高揚感を、僕は感じていました。

試合を見ていたのは、当時の区分でカテゴリー5。アウェイサポーターの脇で、ちょうど正面にグランパスのゴール裏が見える位置です。

試合は前半、ケネディのアシストから玉田が決めて先制。そして後半にも同じ形で追加点を取り、2-0でグランパスが勝利。

当時は知る由も無かったのですが、川崎は物凄く相性が悪かったんですよね(2020年9月時点で、9勝8分20敗)。初観戦で川崎に勝つ所を見られたのは幸運でした。

さて、友人と別れて帰宅し、布団に潜って刺激的な1日を振り返ります。木の影からスタジアムが覗いた瞬間の、ワクワク感。チームに暗雲が立ち込める、序盤の闘莉王の負傷。それを払拭するような、玉田の鮮やかなシュート。ケネディの巧みなヒールパス。思わず笑った、三都主の報復ファール。今日の試合がリーグデビュー戦だったらしい、磯村という名の期待の若手選手。照明を浴びて幻想的に浮かび上がる、緑のピッチ。そしてその奥に見えた・・・あの赤い集団。

「次はあそこに行きたい!!」

はい、まんまと沼にハマりました。

2014〜2016シーズンは様々な理由があって観戦機会をほとんど作れなかったものの、J2降格等を機会に復帰。気づけば、いつの間にか「試合あるかな?チケット取れるかな?1円でも安い夜行バスないかな?」と考えるまでに。

しかし・・・

「就活終わったら時間作って応援に行こう。特に瑞穂はラストシーズンだし外せないな!」

そんな目論見は、誰も予期しなかった災難によって叶えられないものになりました。昨季のルヴァン杯川崎戦が、僕にとっての(現在の)瑞穂ラストゲームです。

屈辱的な降格が決まってしまったあの日も。

それから758日後、奇跡のような残留を決めたあの日も。

そして、皆から愛されたユースっ子を、オランダに送り出したあの日も・・・。

嬉しい時も辛い時も、変わらず「聖地瑞穂」はそこにありました。今年お別れを言いに行けないのが、ラストシーズンがこんな形で終わってしまうのが、本当に悔しい。だから代わりに、ここで挨拶を。

「僕をグランパスと出会わせてくれて、いつもグランパスを見守ってくれて、本当にありがとう。一旦だけど、お疲れさま。」

「それから最後に・・・またね。」

“Here is our treasure.”

それから最後に・・・またね。

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About The Author

ken44
赤鯱さんと赤イルカさんな東京世代。関西住み。アウェイゴール裏中心。ユニ歴は36/17 #grampus #DORED
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