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俺たちの希望・誇り名古屋アカデミー #ngeu18

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はじめまして

やまぐちと申します。2015年のJユースカップ決勝で名古屋グランパスU-18(以下名古屋U-18)を初めて観て、Jユースの魅力に取り憑かれました。試合は浦和ユースに破れて優勝は逃しましたが、高校生のひたむきな姿と試合後の選手や家族・友人のまるでドラマのワンシーンのような光景に感銘を受けました。その後ユースを応援しに全国へ、世代別代表に選ばれれば海外へ、卒業生を追いかけて大学サッカーへ、と深い沼に沈んでいきました。

チームを称える記事との募集でしたが、チームへの感謝の気持ちやユースの魅力も伝えられたらなと思っています。

初めての寄稿で拙い文章になるかと思いますが、最後までご覧ください。

名古屋グランパスU-18

現在、高校年代最高リーグのプレミアリーグを主戦場としています。試合数の差があるものの西地区暫定2位につけています。昨年はコロナ禍でプレミアリーグは開催されず、東海地区の上位チームで構成されるスーパープリンスリーグ東海を戦い、決勝で惜しくも清水エスパルスユースに破れるも、準優勝という成績を収めました。一昨年は”高校年代歴代最強”とも形容されたチームで、プレミアリーグWest優勝・クラブユース選手権優勝・Jユースカップ優勝と素晴らしい成績を収めました。

過去にはひとつ下のカテゴリーへ降格という悔しい思いもしましたが、1年で昇格し、近年は古賀監督の指導の元で高校年代のあらゆる大会で強さを示し続けています。

これまで、多くのプロ選手を出したクラブで、現在トップチームに所属する選手では成瀬竣平・藤井陽也・石田凌太郎・三井大輝東ジョンは栃木SCへレンタル移籍中)。開催されている東京オリンピックでオーバーエイジ枠として出場し、A代表でもキャプテンを務める吉田麻也(サンプドリア)も卒業生です。

菅原由勢(AZ)、杉森考起(徳島)、加藤大智(G大阪)、矢田旭(千葉)など挙げだすとキリがないほど出てきます。

クラブユースサッカー選手権(U-18)

日本一のクラブチームを決める高校年代最高峰の大会です。

毎年夏に開催されており、夏のクラ選・冬のJユースと、高体連に例えると主な大会としてインターハイと選手権がありますが、そのうちインターハイの位置づけとイメージしてもらえればいいと思います。

Jクラブのユースチームのみではなく、相馬勇紀の所属していた三菱養和FCなども参加しています。

各地域予選を勝ち抜いた代表32チームによって行われます。

酷暑の群馬でグループステージから決勝まで11日間で7試合と、総戦力での戦いが求めれる厳しい大会です。

2年前の石田・三井(共に現名古屋所属)が3年生の時に倍井謙(現関西学院大)・牛澤健(現中央大)らの活躍もあり、決勝で中野伸哉・本田風智(共に現鳥栖所属)らを擁する鳥栖U-18に勝利し初優勝を飾りました。

これは名古屋U-18にとって2011年以来のタイトル獲得となりました。

2年ぶり2回目の優勝

今大会はコロナ禍での開催で、東海地区は地区予選が3位決定戦のみの開催とイレギュラーな開催でした。名古屋U-18は過去の実績から清水に次ぐ東海第2代表での出場となりました。地区予選免除となったので、戦うことのできなかったクラブの思いまで背負って大会に臨むことになりました。

グループステージでは甲府U-18(山梨県1部1位)、広島ユース(プレミアWest1位)、C大阪U-18(プレミアWest10位)と強豪ひしめく死のグループとなりました。

初戦で甲府U-18に試合終了間際に追いつかれる苦しいスタートとなりましたが、同じプレミアを戦う強敵C大阪U-18に勝利、広島ユースと引き分け、グループリーグを突破しました。

ノックアウトステージ初戦の相手は川崎U-18(プリンス関東2位)。前回大会の決勝カードであるFC東京U-18と鳥栖U-18と同じグループを首位通過した強敵ですが、甲田英將(ひでまさ)・真鍋隼虎(はやと)・貴田遼河(きだ・りょうが)のゴールで苦しい試合をものにしました。準々決勝は広島ユースとの再戦。プレミアの優勝も争う相手との再戦は序盤に失点するも、終盤にセットプレーからCB吉田温紀(はるき)のゴールで同点に追いつくと、PK戦で守護神宮本流維(るい)のストップもあり勝利。準決勝の相手は浦和ユース(プレミアEast10位)となりました。真鍋のゴールで先制するも、試合終了間際にPKを与え、同点に追いつかれてしまいました。それでも延長前半に再びエース真鍋のゴールで勝ち越すと、集中した守りで耐え抜き、決勝までたどり着きました。

決勝は初優勝を目指す札幌U-18(プリンス北海道2位)と、2年ぶり2回目の優勝を目指す名古屋U-18の試合となりました。序盤、意表をつくフォーメーションで臨む札幌の勢いを受ける時間が続きましたが、前半終了間際に真鍋の浮き玉のパスから甲田のゴールで先制しました。先制して迎えたハーフタイムでしたが、名古屋U-18に浮かれる選手は誰もいなかったようです。リードしていても、自分たちの目指すサッカーができていないと反省して後半を迎えました。後半になると、前半には出し切れなかったチームの強みが徐々に発揮されていきます。前線からの強烈なプレスと波状攻撃で、札幌U-18に息をつく間を与えません。シュートを弾かれても、素早いプレスで奪い次の攻撃へ。時間が経っても彼らの運動量は全く落ちませんでした。すると、71分に貴田のリターンを受けた真鍋のゴールで追加点を奪い、その後も終始押し込み続けた名古屋U-18の優勝となりました。札幌U-18の強みもしっかり発揮されていましたが、名古屋U-18の全員が同じ方向を目指すサッカーが上回る、決勝戦にふさわしい素晴らしい試合でした。

80分で終わってしまうのがもったいないと感じる試合で、熱い思いがこみ上げてくるような感覚を覚えました。

表彰式での彼らの振る舞いは、子供のような無邪気さを持ちつつも、対戦相手である札幌U-18の選手をしっかりと讃え、怪我やコンディションの問題で出られなかった選手のことも気遣うこともできており、より一層誇らしい気持ちになりました。

得点王には真鍋隼虎、大会MVPには加藤玄が選出されましたが、MVPは他の選手たちの誰が取っても異論が出ないくらい、全選手の活躍があっての優勝だったと思います。

豊田スタジアムで優勝報告会が開催されれば、手が真っ赤になるまで拍手を送りたいと思います。

それぞれのストーリー

選手たちは怪我や大きな挫折を乗り越えてこのタイトルを手にしました。

ボランチとして全試合に出場した宇水は大怪我をして昨年手術をし、トレーニングのできない日々を過ごしてきました。決勝戦で、準決勝まで守護神を務めた宮本のコンディション不良から、急遽出場となった川上翼は3年生にして初めてのAチーム公式戦出場となりました。得点王に輝いた真鍋は大阪から、途中出場で切り札となった貴田は東京から、親元を離れて名古屋U-18に来ました。斎藤洋大(ようた)・甲田英將・松本皐誠(こうせい)・豊田晃大(とよだ・こうき)が1年生の時からAチームで活躍するのをスタンドから見ていた同級生もたくさんいます。試合に出られない選手もたくさんいます。悔しい思いや、辛い思いをして、それを乗り越えてピッチに立っていると思います。その他にも私たちサポーターからは見えない、多くのストーリーが選手個々にあるでしょう。

アカデミーチャントに

「どんなに辛く苦しくも関係ねえ そうさお前らは俺らの誇り さあ行こう名古屋ユース」

とあります。彼らは様々なストーリを抱えて、私の誇りでいてくれます。

監督・古賀聡

2018年より高田哲也監督(現・広島ユース監督)の後任として古賀監督が就任しました。前年まで早稲田大学ア式蹴球部の監督を務めており、インカレ優勝・関東1部優勝などの実績を持っての就任となりました。

卒業生や在籍中の選手の言葉からも、熱い男であり、サッカーに対して真摯に向き合うことがよくわかります。

「古賀監督のような大人になりたいです。」

卒業する際、多くの選手たちが口にしていた言葉です。選手たちより早くグラウンドに入りピッチを整える姿は、一人の大人として、そして人間として手本として選手たちに見せていました。その姿を見て選手たちはサッカー選手としてだけではなく、人間としての成長を見せてくれています。

古賀監督の言葉で、印象に残っている言葉があります。

「戦いにおいて心が揺さぶられるような、熱いものがこみ上げてくるような戦いを見せたい。」

「一つの試合で、なぜか涙が出てくるような、ここまで戦うのか、ここまで走るのか、ここまでやるのか、というような戦いぶりを選手たちと作り上げていきたい。」

一人の人間として尊敬できる監督の元、サッカー選手として、人間として成長できる環境が名古屋に作られています。

今後も彼の指導によって素晴らしい選手が生まれてくると確信した瞬間でした。

卒業生への感謝

近年、クラブ公式SNSの発信などもあり、名古屋U-18の活動が多くのファミリーの目に入るようになりました。トップのサポーターも「ユースって強いんだよね」という認識を持たれていると思います。今、そのような認識を持ってもらえているのはこれまでアカデミーに関わっていた多くの人のおかげです。

個人的にはプリンスに降格しても1年でプレミアに昇格してくれた世代には強い感謝と思い入れを持っています。(2017年:金亮哉(現産業能率大学)、杉浦文哉(現明治大)、杉田将宏(現早稲田大)ら)

昇格しても彼らがプレミアの舞台で戦うことは叶わないのですが、後輩のために絶対にプレミアに昇格する。強い覚悟で望んだシーズンと昇格プレーオフ。

あの広島での2試合は一生忘れることのない試合です。

トップに昇格した選手、大学進学後に他クラブへ入団した選手、海外で活躍する選手、グランパスへの帰還を目指して大学で研鑽を積む選手、サッカーからは離れて社会で活躍する方々、それぞれのステージで活躍しているからこそ今の名古屋グランパスU-18があり、評価されるクラブとなっています。

クラブを支えてくれてありがとうございます。

19世代を超える

「高校年代歴代最強とも呼ばれた19世代を超える」というのは、選手たちの合言葉のようになっています。19年は冬までにすべてのタイトルを獲得してきましたが、プレミアリーグファイナルで西日本王者の名古屋U-18は東日本王者の青森山田高校に破れ、高校年代三冠の夢は破れました。その19世代を超えるというのは、すべてのタイトルを獲得するということで、とてつもなく大きな壁です。

今年、Jユースカップは開催されないため、「三冠」とはなりません。しかしクラブユース選手権のタイトルを手にし、プレミアリーグファイナルに勝利することで、すべてのタイトル獲得となり19世代にも肩を並べる実績となるのではないでしょうか。

現在、プレミアリーグWestで全18試合のうち6試合を消化して4勝2分の無敗で2位となっています。一方のEastでは青森山田高校が首位を独走する展開となっており、まだ気が早いですが、名古屋がWestを制覇するとファイナルの相手はまたも青森山田高校になることが予想されます。

19世代の雪辱を、2年前と同じ埼玉スタジアム2002で。

選手たちの未来

当然、ユースは高校の3年間なので卒業して去って行きます。毎年10人近くの選手が卒業しますが、トップに昇格するのは0人の年も少なくなく、だいたい1〜2人程度です。ほとんどの選手は大学に進学し、4年後に名古屋に入団することを目標に努力を続けると思います。それでも、プロになれるのは極わずかです。

プロのサッカー選手になることを夢見て努力している彼らの夢が叶い、名古屋グランパスのユニフォームを着てJの舞台で活躍するのは嬉しいです。

でも、私にとって、もっと嬉しいのは名古屋U-18を卒業した皆さんが幸せであることです。

サッカーから離れて会社員での成功、結婚して家庭を持つこと、卒業後も仲良くしてること、皆さんが幸せに暮らしていてくれることが本当に嬉しいです。

今はグランパスで活躍することを一番の目標にしていると思いますが、私は君たちが幸せになってくれることを祈っています。

最後に

拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

アカデミーチャントに「夢へ向かって 共に闘おう 俺たちの希望・誇り 名古屋アカデミー」とあります。現在、試合は無観客で行われていますが、また現地で観戦できる環境になった際には、夢に向かう彼らと共に闘いましょう。

また、無観客で行われた本大会は全試合ライブ配信されていましたが、その費用をクラウドファンディングで募っています。

現時点で目標金額に達していません。名古屋U-18の活動の応援のためにも支援の協力をお願いします。

https://readyfor.jp/projects/cy-2021

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