はじめに
今節は鹿島アントラーズとのアウェイゲームです。
鹿島はレネ・ヴァイラー監督の元で新しいチームの形を模索しながらも、上田・鈴木の2トップを中心とした攻撃陣が絶好調、首位争いをしている強敵です。
名古屋グランパスの長谷川監督も
「チームで崩せなくてもセットプレーであったり、個人の力でこじ開ける力を持ったチームだと思います。どこがというよりはチーム全体がアラートに闘っていかなければいけないと思っています」
と前日監督会見でコメントしており、警戒しています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
両チームの負傷者の情報等を踏まえて先発を予想しました。
①鹿島アントラーズ
鹿島は4バック相手の場合に4-4-2の布陣を敷くことが多いため、今節も4-4-2と予想します。
- GK：前節と同様にクォンスンテと予想。
- DF：関川、三竿のCBコンビ、右SBが常本、左SBが安西と予想。
- MF：CMに和泉、樋口、右SHにファンアラーノ、左SHにアルトゥールカイキと予想。問題行動で出場停止となっているピトゥカが不在ですが、パスとドリブルで崩せる中盤の選手が揃っており脅威です。
- FW：日本代表の上田と鈴木の2トップと予想。2人とも決定力の高いFWであり、要注意です。
②名古屋グランパス
名古屋は選手3名がコロナの陽性反応が出ており、起用できる選手が不明です。
ルヴァンカップの広島戦で丸山の復帰、DFに3バック、FWに2トップを採用し内容的には良い試合が出来ていましたが、そのままの布陣で臨むのは難しいと思われます。
復帰直後の丸山に無理をさせない、2トップは継続するだろうと推測し、今節は4-4-2の布陣と予想しました。
- GK：ランゲラックと予想。
- DF：CBコンビは藤井と中谷、右SBは宮原、左SBは吉田豊。丸山復帰直後ということで無理はさせないだろうと考え、中谷と藤井のCBコンビと予想しています。
- MF：CMは稲垣祥と長澤、左SHに仙頭、右SHには森下と予想。左サイドは仙頭が内側に入りCMの2名とビルドアップに関与し、大外を吉田豊が使うコンビネーションで崩す想定、右サイドは森下のドリブル突破から崩す想定で予想しました。
- FW：長谷川監督は結果を残した選手は次の試合でも起用するという話がありますので、カストロとハードワーク出来、空中戦に強い酒井の2トップを予想します。
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名古屋グランパスの勝ち筋
①両サイドからのクロスに要注意
今年の鹿島は得点パターンの30%近くがクロスからの得点です。
日本代表に選ばれている上田とベルギーから復帰した鈴木の2トップがともに空中戦が強く、両サイドから高精度のクロスが供給されることが主な要因ですが、相手チームが跳ね返したボールを回収し、二次攻撃三次攻撃に繋げられる樋口や和泉がいることも要因の一つでしょう。
名古屋としては失点のリスクを抑えるためにクロスを上げられる場面を出来るだけ少なくする必要があります。
そのためにはまず両サイドをどれだけ名古屋が制圧できるか、要注目です。
②低く速いクロスでシュートを狙いたい
空中戦勝率も低くない鹿島のCBコンビですが、意外にも鹿島の失点パターンの40％近くがクロスからの失点です。
前節の横浜Fマリノス戦でもクロスから2失点しています。
とはいえ、単純な空中戦では名古屋のFW陣は分が悪いと思われます。
名古屋の長所であるサイドアタックから低く速いクロスの方が有効でしょう。
そろそろゴール期待値の割に得点が少ない状況を打破することを期待したいですね。
おわりに
厳しい相手ではありますが、リーグ戦3つ目の勝利をそろそろ見たい。
本日も熱い試合を期待したいですね。
良い試合になりますように。