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斜め下から見たルヴァンカップ横浜FC戦振り返り #喋る机 #grampus #yokohamafc

斜め下から見たルヴァンカップ横浜FC戦振り返り #喋る机 #grampus #yokohamafc

デスク:今回はyuttyさん @yusan_1tb1 さんが高熱で寝込んでいるのでレビューは軽めにデスクから行くぞ

編集者:yuttyさんお大事に!

なぜあのスタメンだったの?

スタメン、まず注目ポイントは日曜日のU18プレミアリーグサンフレッチェ広島戦で2G1Aと大活躍だった貴田遼河を先発起用、そのほかにもルヴァンカップで結果を残した長澤和輝、リーグ戦で3試合連続スターティングメンバーを外れている丸山祐市、若手の甲田英將、石田凌太郎を起用してきました。

まずは狙いの1つは、4月の9連戦、残り7試合に向けて戦力の底上げだろう。

名古屋グランパスのスターティングメンバーはある程度戦えるということはもう判っていることですからね。チャンスを与えていく、ということですよね。

丸山祐市と河面旺成を使っておきたいというところもあっただろう。この2人が戦えることは必要だからだ。

もう1つはやっぱり上位直接対決でもある浦和レッズ戦に備えるということですよね。

今回休ませたのはキャスパー・ユンカーと中谷進之介。森下龍矢と稲垣祥、米本拓司、永井謙佑、マテウス・カストロは出場時間を抑えることができた。これは大きい。

浦和レッズも大幅にメンバーを入れ替えて休ませているようです。両方ともバチバチで総力戦になりそうですね。楽しみです。

何故前半2点リードを許したの?

なぜ前半は2点もリードを許したのでしょうか?

まず、横浜FCは前回対戦時にボールを握り、中盤での数的優位を作ることで名古屋の攻撃の起点を作らせないということを徹底していた。今回も同じく4-2-3-1のフォーメーションで中盤の薄い名古屋に対して優位に立とうとしていた。

開幕節はある意味横浜FCにとって成功体験になっていたわけですね。
でも私の目には、結果としてまったく違う展開になったように見えました。

実際、名古屋がボールを握る展開になった。フィニッシュまでたどり着いた回数はそこまで多くなかったが、名古屋がボールを奪う、速攻で攻撃を仕掛ける、という形がとても多かった。

前回と違って、なんでボールを奪えたのでしょうか?

この違いにはまず、名古屋グランパスのDFラインは、中谷進之介を丸山祐市に代えただけで連携が取りやすかったので、横浜FCの圧力に容易に耐えられたということもある。

前からのプレスがハマらないとなった横浜FCは、サイドを使った速攻に切り替えてきました。

むしろこちらのほうがチャンスを多く作っていたな。名古屋グランパスも決定機がいくつかあったが、横浜FCに何度もサイドから裏を抜けられてピンチを迎えていた。

圧力の高くない石田凌太郎・甲田英將の裏を狙ったと考えられますか。

石田凌太郎は何度も攻撃面ではフィニッシュに絡んで良いプレーをしていたが、レギュラーほど帰陣が早くない。老かいな小川慶治朗に翻弄されていた印象だ。

失点はどうでした?

1失点目は、中村拓海のスーパーゴールでした。

このシーンでは、稲垣祥ー長澤和輝が張っている網よりも後ろからミドルでズドンなので、どうしょうもない。貴田遼河が行っているのでそこにもう一枚かけにいくには相手前線選手がいっぱいいた。

スーパーゴールでしたからね。2失点目はふわりとした状態で入れられてしまいました。

この試合を通じて良いプレーを続けていた小川慶治朗が、ここでも素晴らしいクロスを入れた。石田凌太郎が怪我で倒れ込み、「え?止めてくれないの?」という甘えもあったのではないだろうか。あそこでプレーを止めるわけがない。

酒井宣福の1点目はどうでしたか?

怪我の石田凌太郎に代わって森下龍矢が入ります。その森下龍矢のアーリークロス(自陣近いところから上げるクロス)に酒井宣福が飛び込んだところをブローダーセンがボールに絡めずに倒してしまい、PKをゲットしました。

まずは森下龍矢のクロスが完璧だったと褒めたい。そしてキーパーよりも先に触った酒井宣福も良かった。

関係ないかもですが、PKを見て「え!酒井宣福って左利きなんだ」と驚いている人が多かったですね。

実際左サイドに行きたがることが多いのはそのせいなんだろうな。でも左右遜色なく蹴ることができるのであまり気にならなかった。だからみんな気づかなかったのではないだろうか。

今シーズン、ルヴァンカップの3試合で4ゴール、素晴らしい数字ですね。リーグでも是非頑張ってもらいたいものです。

貴田遼河はどうでしたか?

今シーズン初先発となった貴田遼河はどうだったでしょうか?

まず、きちんとボールに絡めているのがよかった。ボールを収めて前を向く、これをきちんとできていた。そういう面では酒井宣福に負けていなかった。

公式サイトでは2トップと予想されながら、実際には少し下がってボールを受けているシーンが多かったですものね

横浜FC戦のフォーメーション
横浜FC戦のフォーメーション 画像引用元:以下リンク(公式サイト)より

普段のU-18のゲームよりも組み立てへの参加率は高かったから、もっと本人はフィニッシュに絡みたかっただろう。

直近の課題といったら何があげられるでしょうか?

何度かあったシュートチャンスでシュートしたかっただろうな。あそこで打てるようになるかどうかで将来は変わる。でもまだ高校生でここまでできるのは素晴らしい。みぎさんが「リトル大迫勇也」と評するのもわかる。またトップチームで見たいと思わされた。

後半戦はどうでしたか?

後半戦の最初こそ、横浜FCのラッシュを食らいましたがそれに耐えたあとはずっと名古屋グランパスのターンでした。

後半開始直後は、甲田英將サイドを狙おうという意図を感じた。実際山根へのパス出しが目立ち、そのサイドからチャンスを作られた。

反撃のきっかけはなんだったのでしょうか

先発を10人変えてきた横浜FCに対して、グランパスは藤井陽也・野上結貴・稲垣祥(米本拓司)、途中から森下龍矢まで先発で起用していた。

さらに普段のレギュラーを60分に2人(マテウス・カストロと永井謙佑)を投入できた。レギュラーをこれだけつぎ込んで、クオリティの差が出てくれないと困る。

逆に先発を10人変えてなお、あれだけのクオリティを出せる横浜FCの選手層の厚さに感服する。

結果的にレギュラーを長い時間使わなければならなかったのは痛いですね。

そこがグランパスの課題なのは明らかだな

この試合での収穫はなんでしょうか?

勝ち点を9に伸ばしました。突破ラインを11に設定しているので、あと勝ち点2、あと1勝できれば突破と王手をかけた形です。

次の横浜FC戦も、おそらく今回と似た先発になりそうだ。ひょっとしたら怪我の石田凌太郎に代わって、榊原杏太らの先発もあり得るかもしれない。そこで引分け以上を記録できればルヴァンカップの残り2試合は育成に充てることができる。そこは大きいな。

いよいよ河面旺成も復帰してきました。残念ながら高精度のクロスを上げるようなシーンはありましたが、彼の先発もあり得るかもしれませんね。

河面旺成に期待しているサポーターは多い。怪我さえなければ、とな。頼もしい選手が復帰してくれた。あとは山田陸だな。

稲垣祥・米本拓司を週2回使わなくても済むようになると大きいですね。

あとは丸山祐市のコンディション向上だ。昨日の試合では、パス出しなどの組み立てや攻撃参加ではさすがと思わされるところがいくつもあったが、守備面では明確に差を出せていない。完全復調まであともう少し、だな。

久々最終ライン真ん中でプレーした藤井陽也はどうでしたか?

正直言うと、中谷進之介の中央でのプレーを見たあとだと、藤井陽也の真ん中が少し不安が残る。やはり中央のDFはもう少しバランスを見た方がいいのではないだろうか。

マテウス・カストロはどうでしょうか?

いよいよCKだが、アシストを記録できた。彼の強みでもあるセットプレーも上がってきているのは間違いない。あと少しだ。

誰が出てもある程度試合になる層の厚さと、レギュラーのコンディションアップ、これが課題ですね。

この試合のGood!(よかった)

  • キャスパー・ユンカー抜きで、3得点ができたこと。
  • 酒井宣福が依然好調を維持していること。このままルヴァンカップの得点王も取れるのでは・・・?
  • 貴田遼河はトップ昇格させても良いのでは、と思うクオリティ。反面、大学に出してフィジカルを鍛えたい気持ちもあり。難しい。
  • 交代策ズバリ。長谷川健太とコーチ陣の采配が冴えまくる

この試合のMore!(もうちょっと頑張ろう)

  • 前半はフィニッシュ直前でのミスが多く、もったいないプレーが多かった。精度を高く!
  • 石田凌太郎は攻撃だけでなく、守備と組み立てへの意識も上げたい
  • 甲田英將、この日も良いプレーがあったが、もっと剥がすプレーが増えても良いのでは。彼の強みを活かしたい。
  • ターレス、面白いプレーができているので、あとはもう少し精度を上げられれば・・・

次も良い試合になりますように

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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